News1st.jp

Salesforce、Slack AIをすべての有料プランで提供開始 日本語を含む多言語での使用が可能に

〜AIを搭載したSlackのプラットフォームを強化し、検索機能の拡張、チャンネルとスレッドの要約に加え、新しい「まとめ」機能を含む生成AI機能をネイティブで提供〜

米国Salesforce(以下、Salesforce)は、企業の会話データを活用し、迅速でスマートな仕事を実現するSlack AIが日本語を含む多言語に対応し、Slackの有料プラン全てにおいて提供開始となることを発表しました。これにより、あらゆる規模の組織が、現在使用している安全なSlackのプラットフォーム上にネイティブ搭載された、信頼性が高く直感的な生成AIにアクセスできるようになります。

Slack AIの主な機能は以下の通りです。

Slack AIによる成果:社内分析の結果、Slackの顧客は、Slack AIを活用して回答の検索や知識の抽出、アイデアの創出に役立てることで、すでに1ユーザーあたり毎週平均97分の業務時間を短縮しています。一方で、SlackのWorkforce Labが実施した最新の調査によると、経営幹部の94%が自社にAIを導入することが喫緊の優先事項だと述べているにも関わらず、職場でAIツールを試したことがあると回答したデスクワーカーは4人に1人にとどまったことが明らかになっています。

顧客事例:大企業から中小企業まで、Slackのユーザー企業はSlack AIを活用して、必要な情報を必要なタイミングで把握し、優先順位付けに役立てています。

Wayfairは2016年にメッセージングソフトウェアをSlackに移行し、現在は収集したデータをより効率的に抽出するためにSlack AIを活用しています。また、強化された検索機能から自然言語で質問を投げかけ、関連するチャンネルから簡潔な回答を見つけています。

Beyond Better Foodsは、主要なコミュニケーションプラットフォームとしてSlackを導入しています。ヘルシーなデザートブランドである同社のオペレーションチームは、Slack AIの強化された検索機能を活用してロジスティクス計画に必要な回答を迅速に把握し、特定のチャンネルの内容を要約で把握することにより、時間を節約しながら仕事の集中力を維持しています。

人材プロバイダーのProService Hawaiiの従業員は、Slack AIによる会話の要約機能を活用して、複数のミーティングに連続で出席した後でも、常に情報を把握し、遅れを取り戻せるようにしています。

今後の展開:Slack AIの検索および要約機能は今後、アクセスできるコンテキストをさらに拡大させ、ファイル、Slackアプリ、canvas、クリップなどの新しいデータソースにも対応する予定です。例えば、Slackの簡単な音声・ビデオ通話機能であるハドルミーティングにもSlack AIが適用されると、ライブディスカッションの中から重要なポイントとアクションアイテムの要約を作成し、迅速に次のステップへ進むことができます。

また今後、Salesforce CRM向け対話型AIアシスタントであるEinstein Copilotとの連携により、Slackはアシスタントの活用に最適なプラットフォームとなります。AIを活用したCRMのインサイトをSlackに直接取り込むことができるため、チームと会話するようにSalesforceのデータを簡単に活用することができます。

信頼とセキュリティ:Slack AIはSlackのインフラストラクチャ上で動作し、Salesforceと同様のセキュリティプラクティスとコンプライアンス基準に準じています。Slack AIの大規模言語モデル (LLM)は、Slack独自の仮想プライベートクラウド(VPC)でホストされており、顧客データは社内で保持され、その組織でのみ使用されます。顧客データが、直接的または間接的に他の顧客へのサービス提供目的で使用されることはありません。また、Slack AIがLLMのトレーニングに顧客データを使用することはありません。

価格と提供開始時期:
Slack AIは、すべてのSlack有料プランにおける有料のアドオンとして提供を開始しています。
Slack AIは、プロプラン、ビジネスプラスプランにてユーザーあたり月額1,200円(米国では10ドル)となります。
Slack AIは現在、英語、スペイン語、日本語で提供されており、今後さらに多くの言語に対応する予定です。

Salesforceについて
Salesforceは#1 AI CRMです。CRM(顧客関係管理)+ AI + データ + 信頼を Einstein 1という一つの統合プラットフォームで実現することで、全く新しい方法で顧客とつながることを可能にします。Salesforceの詳細については、 salesforce.com/jp をご覧ください。

将来予測に関する記述
本プレスリリースは情報提供を目的としています。導入をご検討中のお客様は、現在利用可能な機能に基づいて購入をご判断ください。現在提供されていない製品や機能の開発、提供時期については、Slack独自の裁量に委ねられ、変更となる場合があります。

※本資料は2024年4月18日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。

モバイルバージョンを終了