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ServiceNow、新たな生成AI機能で組織全体の生産性とイノベーションを強化

ServiceNow(NYSE:NOW)は本日、年次イベントKnowledge 2024にて、組織全体の生産性とイノベーションを強化する新しい生成AI機能を発表しました。新しいBring Your Own(BYO)生成AIモデルは、顧客のAI主導の変革のジャーニー(旅)に、より大きな柔軟性と選択肢を提供します。Now AssistポートフォリオにNow Assist for Strategic Portfolio Management(SPM)を導入し拡大しました。これは従業員が戦略的プランニングに顧客からのフィードバックを結び付け、ビジネスインパクトの促進を支援します。Playbook GenerationやApp Generationなどの新機能は、ローコードアプリやデジタルワークフローの迅速かつ大規模な開発を促進します。また、より迅速なナレッジ共有とコンテンツの要約によってエージェントの生産性を向上させるKnowleadge article generationなどのソリューションも発表しました。さらに、Now Assist機能をServiceNowの安全なガバメントコミュニティクラウド(GCC)に取り入れ、公共機関の職員が国民・市民のユーザー体験を向上させ、公共に求められるニーズに迅速かつ効果的に対応することを可能にします。

IDCによると、世界中の組織が生成AIの価値を認識し、ビジネス全体に導入することで、2024年には生成AIに400億ドル以上、2027年には1500億ドル以上を費やすと予想されています。ServiceNowは、ビジネス変革のためのAIプラットフォーム上で、従業員と顧客にインテリジェントなセルフサービスを提供し、エージェントと開発者の生産性を高め、顧客に実用的な洞察を与えて成功への道をさらに早めることで、Now Platform全体でAIを人々のために活用しています。

ServiceNowのプラットフォーム担当シニアバイスプレジデントであるジョン・シグラー(Jon Sigler)は次のように述べています。「生成AIは組織にとって一世代に一度のチャンスです。しかし、AIはその上に構築されたプラットフォームがあってこそ力を発揮します。ServiceNowは、この瞬間のために作られた、ビジネス変革のための単一のAIプラットフォームを提供します。当社は、今日のエンタープライズソフトウェアで最も野心的な生成AIロードマップを示しており、当社のお客様はすでにNow Assistの実装から大きな価値を見出しています。Now Platform上の最新のNow Assistソリューションにより、私たちは組織が全社的な変革を促進し、新たなレベルの生産性、イノベーション、ひいてはビジネスインパクトを達成できるよう支援しています。」

生成AIの導入は、コンシューマーとビジネスの両方の世界でかつてないスピードで進んでおり、ServiceNowはAIテクノロジーと人材への長年の投資により、その先陣を切っています。Now Platformは、部門を超え、企業の既存のワークフロー全体にAIを安全に統合し、人々の働き方を根本的に変革します。顧客はこれに共感し、Now AssistはServiceNow史上最速で売り上げた新製品となりました。ServiceNowは顧客の選択肢と柔軟性を中心とする生成AI戦略を拡大しており、マルチモーダルモデルを含みます。マルチモーダルモデルは、テキスト、画像、音声、動画など、多くの種類のデータを組み込んで処理するため、ユーザーは入力されたさまざまなデータによって、より適切な結果を得ることができます。

組織の隅々まで生成AIを浸透させ、より賢く、より速く、より簡単な働き方を実現するため、ServiceNowはすべてのNow Assistポートフォリオで利用可能なbring your own(BYO)生成AIモデルも取り入れ、顧客はAI主導の変革を独自のニーズに合わせてカスタマイズすることができ、ServiceNowのマルチモーダルモデル(Now AI、独自のLLMもしくは汎用のLLM)のいずれかを使用し、より直感的で効率的かつシームレスなエクスペリエンスを創造するための選択肢と柔軟性を得ることができます。

従業員向け:ビジネスの成長を促進する戦略的意思決定とセルフサービスの迅速化

ServiceNowは、急速に拡大するNow Assistポートフォリオをさらに充実させ、Now Assistを活用することで、組織は具体的なビジネス成果を上げることができます。

Now Assist for Strategic Portfolio Managementは、製品管理者が意思決定を迅速化し、顧客のニーズに基づいた戦略的なプランニングを行うことで、顧客満足度の向上とビジネスの成長へと導きます。また、Conversational experience for demand creationは、従業員が複雑な顧客の要求を統合し、より効果的に仕事の優先順位付けを行うのに役立ちます。

開発者と管理者向け:スケーラブルなアプリ開発と自動化で生産性を向上

チームがNow Platform上でより速くアプリを作成し、ワークフローを拡張し、開発者と管理者の生産性を高めるための新機能を導入します。Prompt management、Service Catalog item generation、Playbook Genelation、App Generationは生成AIのパワーを活用し、開発者と管理者はカタログアイテム、プレイブックを作成し、わずかな時間で新しいアプリを構築することができます。

エージェントおよびスペシャリスト向け:生成AIを組織のプロセスに深く浸透させ、効率性を高める

Now Platform全体に新しい生成AI機能を追加し、情報やアラートを迅速に要約、抽出、分析し、コンテンツを生成することで、エージェントやそのほかのスペシャリストの生産性とナレッジ共有を向上させます。Knowledge article generation、Feedback summarization、Alert group simplificationにより、エージェントやスペシャリストはよりスマートに作業できるようになり、カスタマーエクスペリエンスの向上、より複雑な問題解決、ビジネス成果の推進に集中できるようになります。

米国政府認定クラウドFedRAMPにおける安全な生成AI機能で中央省庁・自治体の職員および国民・市民の体験を変革

高速で安全かつコスト効果の高いNow AIマルチモーダルモデルを搭載したNow AssistポートフォリオをServiceNow ガバメントコミュニティクラウド(GCC)に加えることで、中央省庁・自治体は生成AIを活用してカスタマーエクスペリエンスを向上させ、国民・市民のニーズに対して最適な公共サービスを提供することが可能になります。

GCC 上のNow Assistを通じて、職員は利用頻度の高いコード生成、ケース要約、インシデント要約、生成AI検索などの際にServiceNowの生成AI機能を利用することで公共サービスの迅速かつ効果的な提供を実現し、リソースも一層効率的に活用でき、さらに国民・市民との信頼関係も向上することができます。

GCCはServiceNowの専用クラウドの1つで、数百に及ぶ公共機関の顧客のために、規制、コンプライアンス、安全のあらゆるニーズを満たすように設計されており、米国政府認定クラウドFedRAMP High compliance levelとDoD(米国防総省)Impact Level 4の認定を受けています。

Now Platformの生成AIがビジネスインパクトを推進

ServiceNowは自社の生成AIイノベーションに対するコミットメントによるメリットを実感しており、社内で20以上のユースケースにNow Assistを活用し、毎年およそ1000万ドルの具体的な利益をもたらしています。生成AIはセルフサービスを強化することで当社の従業員と顧客の貴重な時間を節約するのに役立っています。また、開発者はNow Assist for Creatorのコード生成によって生産性が向上し、自動化されたワークフローの約50%がフロー生成によって作成されています。社内ユースケースのデータによると、現在ServiceNowを使用している世界中のITエージェント全員がNow Assistを使用した場合、生産性の向上は10億時間相当に上ると予測されます。

Now Assistが私たちの働き方を変革し続ける中、ServiceNowはオープンサイエンス、オープンガバナンスの開発を取り入れ、インパクトのある、責任ある、安全なAIの未来を描くことにコミットしています。HuggingFaceとともに、ServiceNowはオープンソースのBigCodeプロジェクトの創設を主導し、2022年以来、AIモデルの責任ある調達、トレーニング、共有を確実にするために、コードのLLMの開発を促進してきました。今年初め、ServiceNowはNVIDIA、Hugging Face、およびBigCodeコミュニティと提携し、コード生成用のLLMであるStarCoder2をリリースしました。これは、オープンサイエンス、オープンソース、オープンガバナンスプロトコルを優先し、信頼を築き、説明責任を促進し、透明性を提供します。また、ServiceNowはAI Allianceの創設メンバーでもあり、他の先駆的な組織と協力して、オープンで安全な、責任あるAIの原則をグローバルに推進しています。

Now Assistの機能の多くは、高速でコスト効率に優れ、安全なNow AIマルチモーダルモデルによって提供され、可能な限り最高の生成AIソリューションを実現します。

提供時期

本日発表されたNow Platformの生成AI機能は、5月9日より利用可能となる予定です。但し、Alert group simplificationは第2四半期末までに、またGCCはFedRampの承認後の2024年後半もしくはそれよりも早く利用可能になる予定です。

以上

ServiceNowについて
ServiceNow(NYSE:NOW)はAIを人々のために活用しています。私たちはイノベーションのスピードに順応し、信頼・信用できるヒューマンセントリックな(人中心)のアプローチを遵守して製品とサービスを展開することで、あらゆる業界のお客様の組織が変革できるよう支援しています。ServiceNowのビジネス変革のためのAIプラットフォームは、人、プロセス、データ、デバイスをつなぎ、生産性を高め、ビジネスの成果を最大化します。
詳細はこちらをご参照ください  www.servicenow.com/jp/

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