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福岡ひびき信用金庫、WasabiクラウドストレージとRubrikによる 2次バックアップシステムで、ビジネスリスク低減を低コストで実現

従来のテープバックアップと比較して作業工数を約75%削減し、バックアップ時間も短縮
大手クラウドサービス利用と比較して約30%のコスト削減

ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 芹澤 朋斉)は、福岡ひびき信用金庫(本店:北九州市)の2次バックアップシステムの再構築プロジェクトにおいて、ネットワールドの提供する米Wasabi Technologies社製クラウドオブジェクトストレージサービス「Wasabi Hot Cloud Storage(以下、Wasabi)」が採用され、本格稼働開始したことを発表します。

福岡ひびき信用金庫は、バックアップアプライアンス「Rubrik」を用いて、情報系システム群を収容する仮想化基盤やOracle DB、ファイルサーバーを1次バックアップしています。2次バックアップについては、従来はRubrikとは別にテープを利用して遠隔地保管していましたが、近年のデータ量の急増により、テープへのバックアップが一日で終わらなくなっていたことから、2次バックアップシステムの再構築に着手しました。2次バックアップは、ランサムウェアや自然災害などのリスク対策に重要であるものの、できるだけ投資を抑えたいという意向に沿って選定されたWasabiは、Amazon S3互換で高いパフォーマンスを確保しながら、大手クラウドのサービスより低コストで利用でき、既存のRubrikとの連携にも対応しています。

同金庫は、50TB / 5年間分のリソースを容量予約制で調達し、検討時に候補に挙げた大手クラウドサービスと比較してコストを約30%削減できました。現在は、14世代分の日次バックアップを取得し、ファイルサーバーは5年間長期保管用の月次バックアップを別途取得しています。バックアップ速度に関しても、10GbE回線で実測値として6Gbpsほど出ており、ファイルサーバーについては1時間おきにバックアップを取得することが可能になりました。2次バックアップが一日で終わらないという問題は解消し、テープ交換や遠隔地への輸送/保管といったテープバックアップにまつわる作業負担が大きく軽減され、約75%の作業工数を削減することができました。

ネットワールドはWasabiの日本語サポートを提供しており、また幅広い分野の製品を取り扱っていることから、今回のプロジェクトにおける後方支援に高い評価が寄せられ、今後のソリューション拡充においても引き続きの支援が期待されています。

◆ 導入の背景と選定のポイント
金融DXに意欲的に取り組む福岡ひびき信用金庫にとって、業務データ保護対策は重要課題のひとつです。同金庫では、従来は、バックアップアプライアンスRubrikを用いて、情報系システム群を収容する仮想化基盤やOracle DB、ファイルサーバーの1次バックアップを実施。さらに、テープへの2次バックアップと遠隔地保管を行っていましたが、近年、イメージデータなどの大容量データが急激に増加した結果、テープへの2次バックアップが一日で終わらなくなり、テープによる運用の限界を認識して再構築に着手しました。

2次バックアップは、ランサムウェアや自然災害などのリスクに対応するために重要であるものの、万一に備えるシステムであることから、できるだけ投資を抑えたい意向がありました。そして、ストレージ装置による遠隔レプリケーション、各社のクラウドサービスなどの検討を経て選定したクラウドオブジェクトストレージサービスWasabiは、Amazon S3互換で、大手クラウドのサービスより低コストで利用できる上、高い堅牢性と高速のデータの書き込み/読み込みパフォーマンスも確保しており、既存のRubrikとの連携にも対応しています。
選定に当たり、同金庫のITパートナーである株式会社QTnet(本社:福岡市、代表取締役 社長執行役員 小倉 良夫)にヒアリングした結果も、Wasabiは非常に優れた性能と信頼性を有しており、従量課金制と容量予約制の2つから選択できるなど、先々のコストを抑える上でも有効なソリューションであるとのことでした。

◆ 新システムの概要と導入効果
同金庫は、50TB / 5年間分のリソースを容量予約制で調達し、2024年1月より利用を開始。検討時に候補に挙げた大手クラウドサービスと比較してコストを約30%削減できました。またWasabiは、下り転送料やAPIリクエスト料金が発生しないのが特長です。海外ベンダーのサービスは為替

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