- 組織がServiceNowプラットフォーム上でNVIDIA NIM Agent Blueprintsを使用してネイティブAIエージェントを共同開発
- ServiceNowとNVIDIAは、生成AIを活用して組織体験を変革し、世界中の業界の顧客のために前例のない価値を提供
ServiceNow(NYSE: NOW)は本日、企業におけるAgentic AIの導入を加速するため、NVIDIAとの戦略的パートナーシップを大幅に拡大することを発表しました。両社は、NVIDIA NIM Agent Blueprintsを活用して、ServiceNowプラットフォーム内でネイティブAIエージェントを共同開発し、顧客が簡単に利用できる、ビジネス知識を活用したユースケースを構築します。
NVIDIAはServiceNowと連携し、複数のAIエージェントのユースケースを開発していきます。6年間にわたるAIモデルの共同イノベーションと、これまで発表された戦略的な協業を通じて、ServiceNowとNVIDIAは組織におけるAIと業務の統合のあり方を変革します。
進化し続ける生成AI分野において、Now Platformは組織変革の基盤となりつつあります。NVIDIA NeMoフレームワークやNVIDIA DGX Cloud上で動作するNVIDIA NIMマイクロサービスを含むNVIDIA AI EnterpriseソフトウェアプラットフォームなどのNVIDIAの先進的なAIインフラストラクチャと、ビジネス変革のためのServiceNowの先進的なAIプラットフォームを活用することで、本パートナーシップは生産性を飛躍的に向上させ、複雑なワークフローを合理化します。
ServiceNowの会長兼CEOであるビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、次のように述べています。「生成AIは私たちの業界にとって大きな追い風となっており、私たちはNVIDIAとともにあらゆる組織にAgentic AIによる新たな進化をもたらそうとしています。AI変革の可能性は今まさにリアルタイムで広がっており、多くの経営層はServiceNowとNVIDIAが彼らをAIの新時代へと導くことを期待しています。私たちはServiceNowとNVIDIAの世界クラスの製品チームとエンジニアリングチームとの協力を通じてAIをお客様にとって本当に役立つものにするために日々取り組んでいます。」
NVIDIAの創業者兼CEO、ジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏は次のように述べています。「アクセラレーテッド コンピューティングと生成AIの融合は、企業変革の新時代を切り拓いています。NVIDIAはServiceNowと協力しAgentic AIサービスの土台を整え、業界全体で前例のない生産性を解き放ちます。」
サイバーセキュリティのためのNVIDIA NIM Agent BlueprintsでServiceNow AIエージェントを強化
今年9月に発表したServiceNowのAIエージェントは、組織全体のナレッジ、ツール、ワークフローおよびNow Platform上のデータへの統一されたリアルタイムアクセスによってコンテキストを理解・解釈します。これにより、複雑な結果をより小さなタスクに分解し、優先順位を付け、行動を計画して理想の結果を達成するための戦略を実行できるようにします。またServiceNowはNVIDIAとの共同開発によりセキュリティ脆弱性管理をはじめとする新しいソリューション分野に、out-of-the-box(顧客がすぐに使える)AIエージェントのユースケースをさらに拡大する予定です。
ServiceNowはNVIDIA NIM Agent Blueprintsを活用し、AIエージェントの機能をチケット解決だけではなく、脆弱性解析の自動化や担当エージェントにアクションを推奨する「Vulnerability Analysis for Container Security AIエージェント」をNVIDIAと共同開発し、2025年中にさらに機能を追加する予定です。 顧客は、2025年に利用可能になると、ServiceNow AIエージェントStudioから電源を入れるだけで、AIエージェントを迅速に実装できるようになります。
ServiceNow AIエージェントは、単一の問題解決のような小規模で専門的なタスクから、インシデント対応ワークフロー全体の実行まで、企業全体のワークフローを改革します。 Guardrailsは、堅牢な監視のためNVIDIA NeMo Guardrailsソフトウェアを使って構築されており、組織が独自のビジネスプロセスに必要なレベルのガバナンスを追加できるように組み込まれています。 これにより、Customer Service Management(CSM)AIエージェント やIT Service Management(ITSM)AIエージェントの初期使用例では、解決までの平均時間を短縮し、ライブエージェントの生産性を高めることが期待されています。
コード生成のため、オープンアクセス大規模言語モデル(LLM)に関するHugging Faceとの提携から通信事業者固有のAIソリューションの導入、そしてNVIDIA NIMマイクロサービスの早期採用まで、ServiceNowとNVIDIAはAIを活用したビジネスオートメーションの未来を形作っています。
生成AI投資の価値を加速
ServiceNowはNVIDIAともに世界中の業界のトップイノベーターのためにユーザー体験を変革しており、これにより前例のない価値を引き出すエンタープライズAIを提供しています。 NVIDIAのAI機能をServiceNow Now Assistに統合することで、例えばAmerican Honda、National Science Foundation、Siemens、TRIMEDX、そしてServiceNowとVisaの共通の顧客は、よりインテリジェントでスケーラブルかつ効率的なAI駆動型のソリューションから利益を得ることができます。
提供時期
- ServiceNow AIエージェントの初期段階のユースケースは、Xanaduリリースの一環として一部の顧客に提供します。
- NVIDIAと共同開発したVulnerability Analysis for Container Security AI エージェントは、2025年初めに提供予定です。
以上
ServiceNowについて
ServiceNow(NYSE: NOW)はAIを人々のために活用しています。私たちはイノベーションのスピードに順応し、信頼・信用できるヒューマンセントリックな(人中心の)アプローチを遵守して製品とサービスを展開することで、あらゆる業界のお客様の組織が変革できるよう支援しています。ServiceNowのビジネス変革のためのAIプラットフォームは、人、プロセス、データ、デバイスをつなぎ、生産性を高め、ビジネスの成果を最大化します。
詳細はこちらをご参照ください。 www.servicenow.com/jp/
※本資料は、2024年10月23日(米国時間)付けで米国ServiceNow, Inc. が発表した報道資料の抄訳版です。