世界に先駆けて、エージェンティックプラットフォームを日本のAIプライベートクラウド上で提供
安全かつ信頼性の高い、実行可能なインサイトを生み出し、複雑な業務の自動化を推進
キンドリルジャパン株式会社(以下 キンドリル)は、企業におけるAI活用を進化させる新たなアプローチとして、「キンドリル エージェンティックAIフレームワーク」を国内で提供し、専用AIプライベートクラウド上で本フレームワークを活用した検証サービスを開始すると発表しました。専用AIプライベートクラウド上での本フレームワークの活用はキンドリルとして初の取り組みとなります。本フレームワークは自律型のAIエージェントを中核としており、人とAIが協働しながら複雑な業務を遂行できるよう設計されています。
キンドリル エージェンティックAIフレームワーク は、企業がエージェンティックAI*を活用したソリューションを導入、展開、拡張できるようにし、人間の監督のもとで継続的に進化します。また、以下の主要な機能を提供します。
- 自律的に学習・判断・行動するAIエージェント群を複数組み合わせて運用可能
- オンプレミス、クラウド、ハイブリッドなどあらゆるIT環境に対応
- セキュアなAIエージェントが情報を収集・整理し、複雑なデータを明確で実行可能なインサイトへ変換
- 設計段階から業界最高水準レベルのセキュリティ・プライバシー要件(ゼロトラスト/プライバシー・バイ・デザイン/暗号化など)を標準装備
- AIエージェントの行動は常に「追跡可能・解釈可能」
- Kyndryl Bridgeが毎月生成する1,200万件以上のインサイトを活用し、豊富な運用知見を反映
また、日本でユースケースの探索から検証までを支援するコンサルティングサービス「AI 活用のためのKyndryl Vital 」を提供します。Kyndryl Consultの専門チームがお客様と密接に連携しながら、お客様ごとのビジネス要件に合わせて、フレームワークの評価、設計、検証、導入計画を行います。
専用AIプライベートクラウドを活用した検証サービスでは、機密性の高いデータをパブリッククラウドに移すことなく、安全な環境下でエージェンティックAIソリューションを利用できるようになります。あらかじめ構成済みの安全なインフラを活用することにより、導入前の設定に関する不安を解消しながら、スピーディーな展開を目指す企業を支援します。
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ビデオキャプション:キンドリル エージェンティックAIフレームワーク は、インテリジェントなエージェントを展開し、人と協働しながら行動、学習し、複雑な業務フローにおいて成果を生み出します。
キンドリルジャパン株式会社 代表取締役 社長執行役員のジョナサン・イングラム(Jonathan Ingram)は、次のように述べています。「グローバルで発表されたエージェンティックAIフレームワークを、国内の専用AIプライベートクラウドでいち早く日本のお客様に検証していただける体制を整えられたことを誇りに思います。エージェンティックAIは、今やアプリケーションや業務プロセスだけでなく、企業のテクノロジースタック全体に変革をもたらす力をもっています。キンドリルはミッションクリティカルなシステム全体にわたって拡張性と業界標準のセキュリティを備えたAI導入を実現するためにインフラ起点の包括的な視点を提供できる、独自の優位性を有しています。世界最大級のIT環境の運用実績を生かし、日本のお客様の業務変革や生産性向上、イノベーション目標に合わせたエージェンティックAIソリューションの設計、導入、運用を支援することを楽しみにしています」
すでにさまざまな業界のお客様が、キンドリルとともに、エージェンティックフレームワークの高度な機能の活用方法を模索し、理解を深めています。
- ある政府機関は、複雑なIT環境全体にわたる大規模展開に向けて、キンドリル エージェンティックAIフレームワークの活用を検討しています。このフレームワークと、キンドリルの透明性と責任あるAIに関する専門知識を活用し、市民サービスの向上、公共サービスの効率化、コンプライアンスの強化、規制リスクの低減などを目指しています。これにより、政策とベストプラクティスの整合性を高め、住民のための効率的な運営が期待されています。また、政府職員は交通渋滞、病院の空き病床数、学校の出席状況といった社会指標をリアルタイムに把握でき最新のインサイトを得られるようになります。
- ある大手金融機関は、ITモダナイゼーションプログラムの一環として、Kyndryl Consultと協力し、キンドリル エージェンティックAIフレームワークを活用したAIエージェントの導入を検討しています。この取り組みでは、コンプライアンス業務の自動化、ITの最適化、サービスデリバリーの迅速化を目的とし、俊敏性やサイバーレジリエンス、規制対応力の強化、さらには長期的なイノベーションと業務効率の向上を目指しています。
キンドリル エージェンティックAIフレームワーク は、AIの活用効果を十分に得られていない企業にとって、まさに必要とされています。実際、キンドリルが最近発表した「People Readiness Report 2025年版」(英文)によると、AIによるインサイトを活用して意思決定やビジネス成長に生かしていると回答したリーダーは、全体の約4割にとどまりました。さらに、AIの主な活用目的として「お客様向けの新製品やサービスの開発」を挙げたリーダーは5人に1人に過ぎませんでした。
こうした背景からも、現場で実際に使える、信頼性と拡張性を備えたエージェンティックAIフレームワークのニーズが高まっています。
* エージェンティックAI
従来のAIエージェントが人の指示に基づいて単一のタスクを遂行するのに対し、エージェンティックAIは、環境を認識し、自ら目的を理解して最適な行動を選択・実行、人間の監督のもとで継続的に学習・改善し、複雑な状況にも適応する高度なAIです。
キンドリル(Kyndryl Holdings, Inc.)について
キンドリル(NYSE: KD)は、ミッションクリティカルなエンタープライズ・テクノロジー・サービスのリーディングプロバイダーで、60カ国以上で数千にのぼる企業のお客様にアドバイザリー、インプリメンテーション、マネージドサービスを提供しています。世界最大のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーとして、世界中で日々利用されている複雑な情報システムの設計、構築、管理、モダナイズを行っています。 詳細については、 www.kyndryl.com (英語)または www.kyndryl.com/jp/ja をご覧ください。