- Mendix for MindSphereは、産業用IoTアプリケーションの開発、プロセス中心のアプローチ、ビジネスとITの密接な連携を簡単かつ迅速に実現
- 産業用IoTデータの活用を促進して、より適切で迅速な意思決定をサポート
- Mendix for MindSphereは、エンタープライズ規模のセキュリティ、パフォーマンス、ガバナンスを維持
シーメンスは本日、産業用IoTソフトウェア開発のためのMendix for MindSphereをリリースしたことを発表しました。世界をリードするエンタープライズ向けローコード・アプリケーション開発プラットフォームであるMendix(TM)ソフトウェアは強力でビジネスにおけるメリットとデジタル・トランスフォーメーションを可能にします。MindSphere(R)はシーメンスのクラウドベースのオープンIoTオペレーティングシステムで、MindSphere上におけるアプリケーションを迅速かつ簡単に作成し、テスト、配信に必要なオープンAPIとサービス、サポートをデベロッパーに提供します。シーメンスは2018年にMendixを買収し、今回リリースされたMendix for MindSphereは、最先端産業用ソフトウェア・ソリューションとしてシーメンスがローコード・ソフトウェア開発に投資し、市場に投入した最初の製品となりました。
Mendix Worldで「2019年春リリース」の一部として発表されたMendix for MindSphere統合ソリューションは、IoTのための重要なイノベーション・ドライバーであり、コネクテッド・センサー・テクノロジーへの産業投資の価値をいち早く創出することができます。また、Mendixアプリケーション・プラットフォームのAIアシスト付きビジュアル開発モデルは、IoTアプリケーション開発の人材を大きく増やすことが可能です。専業デベロッパーをはじめ、ビジネス・デベロッパー、ドメイン・エンジニア、プラント・オペレーターにいたるまで、コードを書くことなく高度なIoTソリューションを作成できるようになります。
Siemens Digital Industries Softwareのプレジデント兼CEOのTony Hemmelgarnは、「MindSphere上における革新的なアプリケーションが、シーメンスはもとより、当社のパートナーやお客様によって日々作成されています。Mendixのテクノロジーを活用すれば、技術的な背景知識の有無にかかわらず、ビジネス問題に対するアプローチ方法や解決方法をがらりと変えるローコード・アプリケーション開発が可能となります。Mendixのノーコードおよびローコード・アプローチを使ったMindSphereネイティブのアプリケーション作成能力を手にすれば、他の産業用IoTプロバイダーにも引けを取らない機能を実装することができます」と述べています。
2019年2月にシーメンスがForrester Consultingに委託して実施した調査によると、企業にとって最も有益と感じていることは、業界に特化したアプリケーションを開発してくれるパートナーであると回答者の46%が答えており、続いて企業のデバイスにエッジ・テクノロジーを組込んでくれるOEMであると43%が答えています。
このように、業界に特化したIoTアプリケーションを迅速に作成し、エッジ・デバイスとのビルトイン接続性を活用できる費用対効果の高い方法を企業は望んでいます。MendixとMindSphereの統合ソリューションは単体でこれらのニーズに応えるだけでなく、開発者の急激な人材不足の課題も解決します。開発プロセスをサポートする企業内の人的資源を拡大し、ローコード・プラットフォームを通して開発プロセスを劇的に加速することで、IoT投資効果を迅速に最大化することができます。
Mendix with MindSphereの利用方法の詳細については、https://developer.mindsphere.io/howto/howto-app-mendix.html
をご覧ください。
Siemens Digital Industries Softwareについて
Siemens Digital Industries Softwareは、製造業がイノベーションを実現するための新たな機会を創出し、産業のデジタル変革を牽引するソフトウェア・ソリューションを提供して世界をリードするグローバル・プロバイダーです。米国テキサス州プラノを本拠地とし、これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供しています。Siemens Digital Industries Softwareは、あらゆる規模のお客様と協働して、アイデアの実現方法、製品の実現方法、稼働中の製品や設備資産の有効活用と状況把握の方法を変革できるよう支援しています。Siemens Digital Industries Softwareの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plm にてご覧いただけます。
デジタルインダストリーズについて
シーメンス デジタルインダストリーズ(DI)はオートメーションとデジタル化における革新的なリーダーです。パートナーや顧客と緊密に協力して、DIはプロセス産業とディスクリート(部品組立)産業のデジタル変革を牽引します。デジタルエンタープライズポートフォリオでDI、はあらゆる規模の企業が、全バリューチェーンにわたる統合とデジタル化を実現するための、包括的な製品、ソリューション、サービスを提供します。各産業固有のニーズにあわせて最適化した、DIのユニークなポートフォリオは、お客様の生産性と柔軟性の向上をサポートします。DIは常にポートフォリオに革新性を追加し続け、将来的な先端技術の統合に努めています。シーメンス デジタルインダストリーズのグローバル本社の所在地はドイツ ニュルンベルグで、世界におよそ75,000名の従業員を擁します。
シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界中で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスの上場子会社であるSiemens Healthineers AGは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーであり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2018年9月30日を期末とする2018年度における売上は830億ユーロ、営業利益は61億ユーロでした。2018年9月末現在の全世界の社員数は379,000人です。シーメンスに関する詳細はwww.siemens.comにてご覧いただけます。
Mendixについて
Mendixはシーメンスのビジネスユニットで、エンタープライズ向けノーコードおよびローコード・アプリケーション開発プラットフォームのグリーバル・リーダーです。Mendixはデジタル・エンタープライズにおけるアプリケーション開発の方法を根本から塗り替えています。Mendixのノーコードおよびローコード・プラットフォームを活用すれば、企業内の開発能力を高めて、ソフトウェア開発のボトルネックを克服して、「より多くのことを実現」することができます。インテリジェントかつプロアクティブで、コンテクスチュアルなネイティブ・エクスペリエンスを存分に提供するアプリケーションの「スマートな作成を実現」します。さらに企業のコア・システムの「先進性を実現」し、ビジネスの成長に合わせてアプリケーション・ポートフォリオを拡張することができます。Mendixプラットフォームはビジネス・チームとITチームの密接なコラボレーションを促進し、アプリケーション開発サイクルを劇的に加速させ、同時に最高レベルのセキュリティと品質、そしてガバナンスを維持します。そのため、企業はデジタルの未来へ自信を持って突き進むことができるのです。企業を成功に導くMendixプラットフォームはすでに世界中の4,000社を超える大手企業に導入されています。
注意:シーメンスに関連する商標は以下を参照してください。その他の商標はそれぞれ各所有者に帰属します。
www.plm.automation.siemens.com/global/en/legal/trademarks.html
この資料は2019年4月16日にオランダ・ロッテルダムで開催されたMendix World(2019年4月16~17日)より発表されたプレスリリースを翻訳したものです。