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AMD、「第2世代AMD EPYC™」プロセッサーの採用拡大を発表

—100を超える世界記録を達成(注1)、新しい「AMD EPYC 7H12」プロセッサーを発表—

AMD(米国本社:米カルフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:リサ・スー)は本日、イタリアのローマで開催されたイベントにて、クラウド、エンタープライズ、HPC分野における「第2世代AMD EPYC™」プロセッサーの採用が拡大していることを発表しました。

Dell Technologiesは、「第2世代AMD EPYC」プロセッサーを搭載した新しい「Dell EMC PowerEdge」プラットフォーム5機種を発表しました。今回、新たに設計されたこれらのプラットフォームは、PCIe® 4.0を含む「第2世代AMD EPYC」プロセッサーの機能をサポートするよう最適化されています。
IBM Cloudは、「第2世代EPYC」プロセッサーの採用によるクラウド・セキュリティーの改善、ビッグデータやアナリティクスなどのワークロードに対するメモリー帯域幅向上、コンテナー・ワークロードに対する拡張性とパフォーマンスの強化について解説しました。IBMは2020年に、クライアント向け製品の性能について詳細を公開する予定です。
Nokiaは、「第2世代EPYC」プロセッサーが、サービスプロバイダーによる5G向けブロードバンド、IoT、マシンタイプの通信サービスの提供を支援する「Cloud Packet Core」システムを大幅に高速化したことを強調しました。Nokiaの検証では、「第2世代AMD EPYC」プロセッサーを搭載した「Cloud Packet Core」システムが、従来と比較して2倍のパケット・スループット向上を達成したことが明らかになりました(注2)。
デジタル・トランスフォーメーションの世界的リーダーであるATOSは、フランスの学術界におけるスーパー・コンピューティングの利用を拡大するため、Genciが「第2世代AMD EPYC」プロセッサーを採用したことを発表しました。これにより、パフォーマンスと効率性の向上、TCOの削減を実現しています。
パフォーマンスとコスト効率に優れたソリューションを提供するクラウド企業、OVHcloudは、「AMD EPYC™ 7402P」プロセッサーをベースとした新しいハイエンドのホスティング・インスタンスを発表しました。このインスタンスの提供は2019年末に開始される予定です。
TSMCは次世代の研究と最先端プロセス技術を強化するため、「第2世代AMD EPYC」の採用を発表しました。

HPC分野おける「EPYC」 のパフォーマンス
AMDはまた、「第2世代AMD EPYC」ファミリーの新たなモデルとして「AMD EPYC 7H12」プロセッサーを発表しました。この64コア/128スレッド、ベース周波数2.6Ghz、ブースト時最大周波数3.3Ghz、TDP 280Wを実現するこのプロセッサーは、HPC向けに設計されており、水冷ソリューションによって優れたスーパー・コンピューティング・パフォーマンスを提供します(注3)。新しい「AMD EPYC 7H12」プロセッサーは、「BullSequana XH2000」を用いたATOSの検証において、「AMD EPYC 7742」プロセッサーを最大11%上回る、約4.2 TeraFLOPSのLINPACKスコアを達成しています(注4)。

AMDについて
AMDは、ゲームや没入型プラットフォーム、データセンターに欠かせない要素である、ハイパフォーマンス・コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において50年にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何億人もの消費者、フォーチュン500企業、最先端の科学研究施設が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、AMDのテクノロジーに頼っています。世界中のAMD社員は可能性の限界を押し上げる優れた製品開発に注力しています。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。AMDのさらなる詳細については、AMD(NASDAQ: AMD)のウェブサイト、ブログ、Facebookまたはツイッターをご覧ください。

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