Nutanixが大学の教育環境の変革と向上を支援
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、沖縄大学(住所:沖縄県那覇市、理事長:佐喜真 實)がICTインフラ基盤をNutanix Enterprise Cloud OSに置き換えたことを発表しました。
「地域共創・未来共創の大学へ」を建学の理念と定めている沖縄大学には、3学部5学科および大学院が設置されており、およそ2,000名の学生が在籍しています。高等教育機関としての改革に継続して取り組んでおり、その一環として近代的な学習環境の整備も進めてきました。こうした学習環境の提供にはテクノロジーが不可欠で、従来のICTインフラ基盤では次の課題に直面していました。
同大学では従来型ICTインフラへの依存度を減らしたいと考えていました。まず、これまでミッションクリティカルな教員システムやICT教育プラットフォームを含む大学システムの大部分は、ハードウェアをベースとした3層構成のレガシーアーキテクチャで動作していました。このようなマルチベンダー環境は複雑かつ不安定で、製品の保守契約内容も統一性がありませんでした。そのため、エラーの特定とトラブルシューティングに膨大な時間が費やされていました。レガシーシステムは定期的なアップデート時にもサービスが中断されるため、負担が大きくなり、運用を続けるメリットは薄れていました。
こうしたなか、沖縄大学はソフトウェアの安定性とシンプルさに魅力を感じ、Nutanixの採用を決意しました。現在では、教職員や学生向けのポータルをはじめとした学務システムはもちろん、図書館システムやeラーニングシステム、Active DirectoryやLDAPなどの認証システム、Webサーバーも含め、学内の主要な仕組みは全てNutanix上で動いている状況です。これまでは数か月必要だった構築期間も、Nutanixであれば数日程度という、ごく短期間での立ち上げが可能になりました。アップデートなどでも、これまでは学生や教員への影響が少ない週末に作業することもありました。今は業務時間のなかで簡単かつ無停止(学生や教員が実施に気が付かないほど)でバージョンアップができるようになっています。
マルチメディア教育研究センター 主査 儀間真太氏は次のように述べています。「Nutanixを採用したことで、学生向けサービスにも変化が出始めています。運用管理から解放され、IT教育環境の整備により多くのリソースを割けるようになったからです。将来もニーズに合わせてカスタマイズできるサービスだと感じています。」
また、パソコン教室の個人フォルダ領域としてNutanix Filesを活用しており、将来的には教職員向けのファイルサーバとしても活用していく計画となっています。アプリケーションとネットワーク自動化のためにNutanix Flowの検証も始めています。VMwareからの移行については、Nutanix Moveを活用し移行作業を成功させています。
沖縄大学では、運用管理の簡素化をさらに推し進める考えです。他にも、職員向けのデスクトップ環境にNutanix Xi Frameを適用してVDI化することも検討しており、演習用に必要な環境をテンプレート化して、自動的に教員に払い出せるようNutanix Calmも検証していく考えです。現在は既存環境の7割ほどが移行できており、2019年中に全ての移行作業を完了させる計画です
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
www.nutanix.jp/documents/case-studies/cs-okinawa-university.pdf
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。