2020年1月21日(火)-サービス開通から運用、障害解析までの一連のライフサイクルに対応した自動化アクティブサービスアシュアランスソリューションを提供するスウェーデン本社Netrounds ABの日本法人、Netrounds Japan株式会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:大久保 淳仁、以下Netrounds)は本日、同社の自動化アクティブサービスアシュアランスソリューションが楽天モバイルの国内クラウドネイティブネットワークに採用されたことを発表しました。今後同ソリューションを活用したネットワーク運用の効率化により、楽天モバイルのQoS(サービス品質)の保証を支援していきます。
日本国内における新規のネットワーク運用事業会社である楽天モバイルは、仮想化およびコンテナ技術の専門知識を活用し、完全に仮想化、自動化された5G対応の革新的なモバイルネットワークアーキテクチャを構築しています。
このようなブレイクスルーを実現するために、楽天モバイルは真のエンドツーエンドのクラウドネイティブネットワークを1年以内に構築するために、複数の戦略的ソフトウェアベンダーを選定しています。Netroundsのプログラミングが可能なアクティブテスト/アシュアランスソリューションにより、楽天モバイルは、サービスのアクティベーションテスト、継続的なアクティブモニタリングからトラブルシューティングまで、サービスアシュアランスプロセスにおいてサービスライフサイクル全般にわたり自動化することが可能になります。
NetroundsのCEO兼共同設立者であるMats Nordlundは以下のようにコメントしています。「私たちは2015年以来、自動化アクティブアシュアランスに取り組んできましたが、Netroundsが楽天モバイルの世界で最も進んでいる最先端のネットワークの品質保証といった重大な役割を授かったことを大変名誉に思います。楽天モバイルの今回の選択は、私たちのソフトウェアプラットフォームが5Gなど仮想化され、プログラミングが可能な進化するネットワークの規模や各種要件に応えることができる証しであると言えます。」
Netroundsのソフトウェアオンリーのソリューションは、楽天モバイルの通信クラウドイニシアティブとの優れた整合性により、以下の内容を提供します。
- ネットワークサービスのテスト、モニタリング、トラブルシューティングをゼロタッチで実行
- 顧客の振舞いを模倣したマルチドメインのトラフィックを生成
- 軽量のソフトウェアベースのテストエージェントにより、ネットワークエッジからクラウドまで全てのドメインをカバー
- 完全に自動化、オーケストレートされたソリューションによるスケーラブルな実装
Netroundsにより、楽天モバイルは以下のような内容が可能になります。
- モバイルバックホールが中央データセンターから無線基地局まで最適に機能することを保証
- モバイルバックホール全体にわたりデータプレーンパスの問題を隔離することによる迅速なトラブルシューティング
- 内部のデータセンター間のパフォーマンスを測定することにより、完全なハンドオーバーエクスペリエンスを提供
楽天モバイルのCTO(チーフテクノロジーオフィサー)であるTareq Amin氏は以下のように述べています。「私たちは、サービス品質が自動的に保証されるNetroundsのテクノロジーを活用できることに大変感謝しています。」
注)本プレスリリースは、スウェーデン本社が2019年11月26日に発表したプレスリリースの翻訳版です。
Netroundsについて
Netroundsは、アクティブなネットワークのテスト並びにモニタリング向けのソフトウェアベースの完全自動化ソリューションを提供しており、物理およびマルチクラウドネットワーク環境に対応した卓越した測定機能を備えています。Netroundsは、パブリッククラウドからキャンパスサイトまであらゆるロケーションで容易に実装することが可能であり、レイヤ1からレイヤ7まで顧客にとって重要となるあらゆる指標を測定することができます。世界中の多くのネットワークオペレータ、サービスプロバイダ、大手企業で利用されています。詳細はwww.netrounds.comをご覧下さい。