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ネットワンシステムズ、顧客向けサービスの共通基盤にジュニパーネットワークスの「Contrail Enterprise Multicloud」を採用

自動化の加速とシームレスなマルチテナント構成を実現し、安定性と拡張性の高い運用サービスを顧客に提供

ジュニパーネットワークス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:古屋知弘、以下、ジュニパーネットワークス)は本日、ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:荒井透、以下、ネットワンシステムズ)が同社のサービス共通基盤にジュニパーネットワークスのマルチクラウド管理プラットフォーム「Contrail Enterprise Multicloud」を導入したことを発表しました。今回、マルチクラウド対応データセンターへ導入することにより、ネットワンシステムズはサービス共通基盤におけるネットワーク設定の自動化や、シームレスなマルチテナント環境を実現するとともに、オープンなネットワーク技術に基づく基盤拡張、および一貫性のあるポリシー下での外部接続を可能にします。

採用の背景
ネットワンシステムズでは、顧客のICT基盤の監視やセキュリティ診断をはじめとする付加価値サービスを、自動化を取り入れた共通基盤上に集約することで、2016年からコスト削減やサービス提供の迅速化を実現していました。

その一方で、本サービス共通基盤では、提供するサービスに応じてOpenStack環境とVMware環境の2つを用意していたためネットワーク構成に制約があり、テナントを追加する際の工数が多い、2つの環境をまたぐテナント構成ができない、外部接続の際に各環境で設計が必要、などの課題がありました。これらの課題を解決するため、ネットワンシステムズは2018年より本基盤の刷新に取り組みました。

新サービス共通基盤の要件
サービス共通基盤の刷新にあたり、ネットワンシステムズは以下を要件としました。

  1. マルチクラウド対応データセンター全体にわたる自動化を備えたネットワークの導入
  2. エンドツーエンドでシームレスなマルチテナントの実現
  3. 標準化技術による基盤やデータセンターの拡張性
  4. 一貫性のあるポリシーでの外部接続

ジュニパーネットワークスの「Contrail Enterprise Multicloud」は、ネットワンシステムズが考えるネットワークコンセプトに合致し、同一テナントが複数環境上で連動する仕組みを可能にしました。また、オーバーレイネットワークによってテナントを新設する際の設定ポイントが減少したことで、自動化が容易になっています。

今回の採用では、「Contrail Enterprise Multicloud」はOpenStack環境において、オーバーレイモデルによる分離、コントローラによる情報の一元管理とOpenStackとの連携、標準技術による外部接続のサポート、基盤全体で一貫性のあるポリシー提供を可能にしています。

今後の展望
ネットワンシステムズでは、顧客に提案するネットワーク、クラウド、セキュリティなどのソリューションを自社環境において実際に利活用し、知見を蓄積したうえで提案にフィードバックするというリファレンスモデルに注力しています。今回の「Contrail Enterprise Multicloud」の導入を通して、ネットワンシステムズは顧客のマルチクラウド移行のサポートも強化する予定です。また、「Contrail Enterprise Multicloud」が持つオープンさに注目し、今回導入したOpenStack環境だけでなく、VMware環境やパブリッククラウドにも適用し、より幅広い顧客の要望に応えていきます。

本リリースに関するコメント
今回の採用にあたり、ネットワンシステムズのビジネス開発本部 第2応用技術部長の比留川邦敏氏は、次のように述べています。「この度のサービス共通基盤の刷新・機能強化によって、計画・導入・運用・最適化にわたるお客様のICT基盤のライフサイクル全体の支援を加速したいと考えています。当社は、お客様に提案するシステムにおいて標準化された技術の採用を重視しています。今回導入した『Contrail Enterprise Multicloud』は標準化技術に基づいており、さまざまな機器を組み合わせることで当社の要件を実現できたことを高く評価しています」

ジュニパーネットワークスの代表取締役社長 古屋知弘は、次のように述べています。「ジュニパーネットワークスは、エンジニアリングを通じてエンタープライズのお客様がシンプルにマルチクラウド環境に移行できるよう支援させていただいております。幅広い提案力と定評のある技術力で多くのお客様のICT基盤を構築、運用されているネットワンシステムズ様がそのサービス基盤として、当社の『Contrail Enterprise Multicloud』を採用いただけたことに非常にうれしく思います。ジュニパーネットワークスは今後も、ネットワンシステムズ様とともに国内のお客様のセキュアで、自動化されたマルチクラウド基盤の構築、運用をサポートしてまいります」

ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、人々のつながり方、働き方、生活に変革をもたらす製品、ソリューション、サービスを通じて、マルチクラウド時代に伴うネットワークの複雑性に挑戦します。セキュアで自動化されたマルチクラウド環境への移行プロセスを簡素化することで、世界をつなぐAIドリブンネットワークを実現します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。http://www.juniper.net/jp/、Twitter、Facebook、YouTube、J-Net(最新情報提供サイト)

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