〜日本国内の新データセンターより提供開始、コンテナベースのクラウドアーキテクチャーにより、様々なPKI利用へ素早い提供を実現 〜
米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者:ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業、以下デジサート)の日本法人、デジサート・ジャパン合同会社(本社:東京都中央区、代表者:カントリーマネージャー 平岩 義正)は本日、既に米国、その他の地域において、2020年より提供してきました最先端のPKI管理プラットフォームである「DigiCert(R) ONE」(デジサート・ワン)を、日本市場において提供開始することを発表しました。同製品は、デジサート日本法人、及び提携パートナーから日本市場の法人顧客向けに提供されます。
「DigiCert(R) ONE」はPKI管理への最新、かつ総合的なアプローチで、高度なコンテナベースのクラウドネイティブ設計に基づき構築されており、継続的インテグレーション(CI), 継続的デリバリー(CD)を実現する、最先端のPKI管理プラットフォームです。「DigiCert(R) ONE」は、当社がホストするサービスでの利用以外に、顧客がDigiCert ONE自体を任意のロケーションにホストすることにも対応し、クラウド、オンプレミス、ハイブリッド、エアギャップ*などの環境下で稼働します。また、最新のコンテナベースのクラウドアーキテクチャーにより極めて拡張性が高く、セットアップも迅速で、現在の環境の規模や構成を問わず、これまで数週間かかっていた立ち上げ時間が最短で数時間に短縮されます。この短期間での実装は、複雑な作業やコンサルタント費用、標準統合プロセスなしで、確実に証明書を(数万もの証明書をほぼ同時に)発行して管理することができます。
*エアギャップ:コンピュータネットワークにおいてセキュリティを高める方法の一つ。安全にしたいコンピュータやネットワークを、インターネットや安全でないLANといったネットワークから物理的に隔離すること。
「DigiCert(R) ONE」は今回、企業内認証局の運用を可能にする「DigiCert(R) Enterprise PKI Manager」,IoT機器のセキュリティを管理する「DigiCert(R) IoT Device Manager」を新たに準備した日本データセンターより6月末より提供を開始いたします。また、アプリケーションのコードサイニングに特化した管理インターフェイスである「DigiCert(R) Secure Software Manager」も提供を正式に開始いたします。(グローバルで冗長化されたデータセンターよりサービス提供されます。)
また、今回、「DigiCert(R) ONE」日本導入にあたり、これまで日本顧客向けにサービスを提供してきた既存のデータセンターに加え、新たに2つの冗長化されたデータセンターを構築、6月末より稼働を開始する予定です。なお、POC(検証環境)はこの発表をもって受付を開始いたします。日本のデータセンターよりサービスを提供する事により、日本国内での個人情報管理コンプライアンスや業界ルール・標準への遵守への対応が可能になります。
今回、「DigiCert(R) ONE」のプラットフォーム上で稼働する「DigiCert(R) Enterprise PKI Manager」は、証明書の発行と管理の付与および委任、証明書発行業務とリソース消費の監視、社内のすべての証明書の管理をセキュアに遂行できる他、動的でほぼ瞬間的な認証局作成のメリットを活かし、膨大な量の証明書を瞬時に発行することが可能です。また、自動オーケストレーションと継続的な更新により、最新のPKI基準と監査要件を遵守しながら、データとシステムのセキュリティを保つことが可能です。
DigiCert(R) Enterprise PKI Managerを利用することで、IT部門は以下を実現できます。
1) 日本国内での認証局設置を求める官公庁関連のシステム要件への対応
2) プライベートまたはパブリッククラウド、エアギャップ環境、またはDigiCertが全面的に管理する環境でお客様の構成をサポートする柔軟な実装モデルにより、ニーズに合わせて適応
3) ビジネスプロセスのニーズに応じてMDMなどサードパーティのアプリケーションと統合
4) 導入後すぐに管理を開始する、またはカスタムのプライベート認証局階層を作成
5) 証明書プロファイルをカスタマイズし、インフラストラクチャとニーズに合わせて実装を調整
6) 堅牢で極めて拡張性の高いインフラストラクチャを使用して証明書の発行の増減に迅速に対応
7) エンドユーザーによる操作をほぼ必要とせずに、大規模なユーザー集団への自動的なセキュアアクセスを実現
「DigiCert(R) IoT Device Manager」は、IoTのライフサイクル全体の管理が可能で、例えば半導体メーカーの場合、半導体製造時の実装から工場での実装まで、どの段階でもIoT Device Managerを利用して、デジタル証明書によるセキュリティを実装し監視することができます。製造業の場合は、製造プロセスを変更することなく、セキュリティをデバイスに組み込むことができます。
IoT Device Managerを利用することで、デバイスメーカーは以下を実現できます。
1) オンプレミス、クラウド、ハイブリッドの環境を問わずに工場からデバイス実装まで、デバイスライフサイクルのあらゆる段階でデバイスIDをプロビジョニング
2) デバイスのID、認証、暗号化、完全性の確認を1回のクリック操作で実行
3) デバイスデータの可視化と暗号化、製造、工場プロセスデータを融合
4) サードパーティ製の多くの製造・プロビジョニングシステムとの標準ベースの相互運用性をサポート
「DigiCert(R) Secure Software Manager」は、コード署名鍵を安全に保護しつつ、制御された監査可能な方法で、暗号化操作、署名アクティビティ、サービスの管理を開発チームに任せることができます。このソリューションは、コードの完全性を保証するだけでなく、信頼を提供することでOSやブラウザがコードを疑わしいものとして検出することを防ぎ、インストールされるまでの時間を短縮します。Secure Software Managerはセキュリティにスピードと効率をもたらします。
継続的な開発モデルにより、デジサートはセキュアメール、ドキュメントサイニングなどの専用PKIマネージャーをDigiCert ONEに順次導入してゆきます。新しい証明書申請手法の実装、モダンブラウザへの対応を始め、DigiCert ONEのユーザーは、最新の機能を定期的にアップグレードできるメリットを得ることができます。
デジサートは今後も、PKIをより簡単に、素早く実装し、管理したいと考える日本市場の顧客企業に、最適なソリューションを提供してゆきます。
DigiCert ONE についてはこちらを参照ください。
www.digicert.com/jp/ideas/digicert-one
デジサート(DigiCert、Inc.)について;
米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者;ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業)は、認証や暗号化の為の拡張可能なTLS/SSL、IoT、PKIソリューションのグローバルリーダーです。Fortune 500の89%、グローバル銀行上位100行のうち97行を含む革新的な企業の多くが、WebサーバーやIoT機器の認証や暗号化の為の専門的ノウハウを求めてデジサートを選択しています。デジサートは、その認証ライフサイクル・マネジメント・プラットフォーム、CertCentral(R)により、いかなる規模のPKI導入にも対応できる、TLS/SSL及びその他の電子認証方式をサポートしています。デジサートは、そのエンタープライズ・グレードのマネジメント・プラットフォーム、迅速で博識な顧客サポート、及び市場を牽引する成長で知られてきました。
また、デジサート・ジャパンはデジサート・インクの100%子会社になります。
最近のデジサートに関するニュースや情報は、デジサートのwebサイト、
www.digicert.com/jp/newsroom/#pr、もしくは@digicert(英語)をご覧下さい。