HPE GreenLakeクラウドサービスとして「Nutanix Era」を提供し、数分でデータベースの導入を可能にする新ソリューションを展開
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)とヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州、社長兼CEO: Antonio Neri 以下: HPE)は、ハイブリッドクラウド/マルチクラウドの採用推進に向けたパートナーシップの拡大を発表しました。今回の発表により、Nutanixのマルチデータベース運用・管理ソリューション「Nutanix Era™」とHPE ProLiantサーバーをバンドルし、HPE GreenLakeによるas-a-service形態で提供します。このフルマネージド型クラウドサービスにより、企業はアプリケーションとデータベースを数分で導入し、オンプレミス環境のガバナンス、可視性、コンプライアンスを維持しながら、クラウドの俊敏性および回復力に優れた従量制課金モデルを利用することができます。
HPE GreenLake Cloud Services担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるKeith Whiteは、次のように述べています。「ITのサイロ化は、保守コストやセキュリティリスクの増大に加えて、ソリューションの導入・実行時の柔軟性の欠如を招くケースが多く、企業はデータベースの運用・管理を簡素化し、こうした状況から脱却したいと考えています。Nutanixとの協業を基に、HPE GreenLakeとデータベースの運用・管理ソフトウェアソリューションのNutanix Eraを組み合わせ、フルマネージド型のクラウドサービスを提供することで、俊敏性の向上、運用の簡素化、コストの削減を実現します。」
Nutanix Eraを活用する企業から、データベースのプロビジョニング速度の97%向上、計画外のダウンタイム減少により1時間あたり平均3万5,000ドルの損失回避、複製・バックアップに必要なストレージ容量の60%削減、データベース管理者の残業時間50%減少などの効果が報告されています。多様なワークロードに対応する高性能・高拡張性・高汎用性を提供する、世界で最も信頼されているHPE ProLiantサーバーとNutanix Eraを組み合わせ、HPE GreenLakeによるクラウドサービスとして提供することで、企業は単一のクラウド対応プラットフォームでデータベース管理を変革できます。本ソリューションにより、企業はデータベース全体で各種タスクのモダナイズ、統合、自動化を実現し、Oracle Database、Microsoft SQL Server、MySQL、PostgresSQL、MariaDBなどのマルチデータベースの運用管理のサポートを得ることができます。
NutanixのチーフコマーシャルオフィサーであるTarkan Manerは、次のように述べています。「我々のパートナーシップは、大きな成功を収めています。データベース向けのHPE GreenLake with Nutanix Eraにより、両社の共同ソリューションを強化し、お客様に貢献する機会を拡大します。お客様のハイブリッド/マルチクラウドジャーニーに寄与するソリューションが求められる中、HPEとNutanixは、強力な統合型ソリューションを通じ、お客様の取り組みをサポートします。プライベートクラウド向けにHPE ProLiant DXシリーズのサーバーを単独で使用する場合も、HPE GreenLakeクラウドサービスとの組み合わせにより、マネージドクラウドとしてこうした環境を運用する場合においても、パフォーマンス、コントロール、セキュリティに優れた幅広いポートフォリオをご利用いただけます。」
今回のHPEとNutanixの協業は、マネージド型ハイブリッドクラウドサービスを提供する「HPE Greenlake with Nutanix」の継続的な取り組みを実証するものです。HPE ProLiant DXサーバーやHPE GreenLake with Nutanixの受注などにより、HPEとNutanixの2021年第1四半期(暦年)のACV契約額は、前年同期比で約80%増加しています。
CDW ServiceWorksのクラウド運用責任者であるChris Lillie氏は、次のように述べています。「当社は、お客様のビジネスニーズに応じてパフォーマンスと容量を迅速に拡張できるソリューションを求めていました。HPE GreenLake with Nutanixは、高性能・高信頼性のソリューションであると同時に、初期費用や日常的な管理のオーバーヘッドも抑えられます。」
HPE GreenLakeについて
HPE GreenLake edge to cloud プラットフォームは、お客様がオンプレミス、エッジ、コロケーション施設で稼働可能な柔軟性のあるas-a-serviceプラットフォームを通じて、DXを推進するための強力な基盤を提供します。HPE GreenLakeクラウドプラットフォームは、クラウドのシンプルさや俊敏性と、ハイブリッドITならではのガバナンス、コンプライアンス、可視性を兼ね備えています。HPE GreenLakeは、イノベーションを加速する様々なクラウドサービスを提供します — 対象はベアメタル、コンピュート、コンテナ管理、データ保護、HCI、ハイパフォーマンスコンピュート、機械学習基盤、ネットワーキング、リスク管理、SAP HANA、ストレージ、VDI、VMと広範にわたります。HPE GreenLakeのクラウドプラットフォーム事業は急速に成長しており、契約総額は48億ドルを超え、900社以上のパートナーがHPE GreenLakeを販売しています。HPE GreenLakeの1,200社を超える顧客は、世界50ヶ国のあらゆる業種・規模にわたり、Fortune 500企業、政府・公共機関、中小規模の企業で利用されています。
2021年12月31日までの期間、NutanixのソフトウェアライセンスとHPEの従量制インフラストラクチャキャパシティおよび本ソリューション向けスタートアップサービスをパッケージとして、事前構成済みのサイズと価格で提供します。
日本における提供時期
データベース向けのHPE GreenLake with Nutanix Eraは現在提供中です。従量課金での提供開始は2021年8月を予定しています。本ソリューション、およびその他のHPE GreenLake with Nutanix製品についての詳細は、こちら (英語) をご覧ください。
(以上)
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルedge-to-cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas-a-serviceで提供しています。コンピュート、ストレージ、ソフトウェア、インテリジェントエッジ、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)、ミッションクリティカルソリューションを、すべてのクラウドとエッジにわたる一貫性のあるエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はwww.hpe.comでご確認ください。
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jpをご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。
*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼおよびテキサス州ヒューストンで現地時間2021年6月10日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。