News1st.jp

シーメンス、二重化PLC Simatic S7-1500R/Hシリーズの製品ラインナップ拡充、安全規格に対応

(2021年7月21日 東京発)シーメンス株式会社(東京都、代表取締役社長兼CEO:堀田邦彦、以下シーメンス)は、二重化PLC Simatic S7-1500R/Hシリーズを拡充する新たな製品CPU 1518HF-4 PNを日本において販売開始しました。

シーメンス、二重化PLC Simatic S7-1500R/Hシリーズ

二重化PLCは、照明・空調・温度制御、物流システム搬送制御、上下水道設備のポンプ制御など制御の停止が許されないアプリケーションの冗長化システム構築に最適であり、異常発生時の装置停止、停止に伴う二次的な被害の発生、そしてデータロスの3つを防止します。また、ますます複雑になるメンテナンス作業そのものの削減に寄与します。

シーメンスは、2018年の二重化PLC Simatic S7-1500R/Hシリーズ販売開始以来、プログラム容量およびデータ容量の異なるCPU1513R-1、CPU1515R-2、 CPU1517H-3の3製品を市場に投入し、様々なアプリケーションに向けた冗長化システムを提案してきました。新製品CPU 1518HF-4 PNは、より幅広いアプリケーションへの適用を可能にします。このCPU 1518HF-4 PNは、プログラム容量9MB、データ容量60MBで、データ容量、プログラム容量、処理スピードがシリーズ内最大であるだけでなく、SIL3までの安全規格に対応します。このため、安全システムの直接統合が可能となり、システムの簡素化につながります。

今回新たにバージョンV17がリリース注)されたシーメンスのエンジニアリングフレームワークTIAポータルを利用することにより、シングルのSimatic S7-1500 と同じようにエンジニアリングが可能となり、二重化PLC設定に伴う煩雑さがありません。
注)TIAポータルV17日本語パッケージ発売は2021年12月末予定

新製品CPU 1518HF-4 PNを含む二重化PLC Simatic S7-1500R/Hシリーズの詳細は new.siemens.com/jp/ja/products/automation/systems/industrial/plc/simatic-s7-1500/redundant.html 
をご参照ください。

■ シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。ビルや分散型エネルギーシステム向けのインテリジェントなインフラストラクチャー、プロセス産業や製造業向けの自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。シーメンスはデジタルと現実世界を結びつけることで、お客様と社会に貢献します。鉄道、道路交通のスマートなモビィティー・ソリューションの主要サプライヤーであるモビリティを通じ、シーメンスは旅客および貨物サービスの世界市場の形成をサポートします。さらに上場会社であるSiemens Healthineersの過半数の株式を保有することで、医療技術やデジタル・ヘルスケア・サービスの世界の大手サプライヤーでもあります。また、送電および発電の世界のリーダー企業であり2020年9月28日に株式上場したシーメンスエナジーの半数未満の株式を保有しています。2020年9月30日に終了した2020年度において、シーメンスグループの売上高は571億ユーロ、純利益は42億ユーロでした。2020年9月30日時点の継続事業における全世界の社員数は29万3000人です。詳しい情報は、 www.siemens.com にてご覧いただけます。

■ 日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2020年9月末に終了した2020年度において、日本のシーメンスの売上高は約1582億円、社員数はおよそ2,300人です。詳しい情報は www.siemens.com/jp にてご覧いただけます。

モバイルバージョンを終了