システム構成の柔軟性や高いメンテナンス性がセキュリティ・脆弱性対策を促進
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:金古 毅、以下Nutanix)は本日、近畿労働金庫(本店:大阪市西区、理事長:江川 光一)がNutanix Cloud Platformを採用し、金融デジタル化に向けたインフラのモダナイゼーションを実現したことを発表しました。
近畿労働金庫は、働く人たちを主な顧客とした非営利の福祉金融機関として、「資産形成のアドバイスのさらなる強化」、「高金利のローン利用防止と他行ローンの借換え強化」、「ウィズコロナ時代における組合員への生活支援」を柱とする生活応援運動に取り組んでいます。また今後の施策として、非対面・非接触による取引の推進、ユーザーアプリケーションによる夜間対応など取引チャネルの拡充、多様なサービス提供など、デジタル技術の活用を挙げており、労働金庫業態が2030年に予定する勘定系・情報系システムの更改に向け、現状の汎用機メインからオープン系やクラウドを考慮した環境の構築を検討しています。
庫内用のグループウェアやメールソフトウェア、独自に開発した業務アプリケーションなどの稼働にこれまでvSAN、3-Tierの2つの環境を利用していましたが、運用側の不慣れもあり、問い合わせ対応など管理が煩雑という問題がありました。今回、シンプルな環境の導入を目指し、異なるハードウェアでクラスターを組める柔軟性、ワンクリックで対応できるメンテナンス性の高さ、そしてそれに付随したセキュリティや脆弱性対応の容易さを理由にNutanix Cloud Platformの採用を決定しました。
今回の採用により、構成が非常にシンプルになった上、障害予兆に関してわかりやすい管理画面で作業効率が上がっており、脆弱性やセキュリティ対応などの業務に専念できるようになりました。さらに、Nutanixのパートナーである兼松エレクトロニクス(KEL)が問い合わせに対応することで、運用業務が容易になり効率が向上しました。
近畿労働金庫のデジタル推進部 担当部長である岸田晃治 氏は次のように述べています。
「金融業界でも、さまざまな業者がサイバー攻撃を受けている状況ですが、当庫ではファームウェアのアップデートなど、極力遅れが出ないように対応しています。特に新環境における脆弱性診断の対応など、でき得る限り攻撃されない環境作りに努めています。Nutanix Cloud Platformを導入したことにより、運用管理面で余裕のできた工数をセキュリティ対策に振り向けられるメリットはとても大きいと考えられます。」
今後、近畿労働金庫ではデジタル化による取引のフルセルフ化とセミセルフ化を推進し、専用のアプリケーションやキャッシュレス決済などにより、事務処理の削減や勘定ミスなどの事務事故の削減を目指します。また、申し込み手続きにおけるWebシステムの活用やオンライン相談へのチャット導入などを検討し、顧客サービス向上を推進する予定です。さらにNutanixのシステムを拡張し、コストや管理を踏まえながら仮想化を進めていく予定です。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
www.nutanix.com/jp/company/customers/kinki-rokin
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッドマルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。または@NutanixJapanより、フォローしてください。