2025年3月7日

Rubrik、クラウド、ハイパーバイザー、SaaSプラットフォームのサイバーレジリエンスを変革する新機能を発表

  • Oracle Cloud Infrastructure、RedHat Open Shiftなど、クラウド、SaaS、ハイパーバイザー向けに、データ保護とセキュリティを大幅に拡張
  • Active DirectoryおよびEntra ID向けの新製品「Rubrik Identity Recovery」が、事業運営のリカバリにおける最大の脆弱性を解消
  • 機械学習による検知、オーケストレーションによるリカバリ、Turbo Threat Huntingなど、最新の強力なサイバーレジリエンス機能により、サイバーインシデントからの運用リカバリを迅速化

Rubrik(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下 Rubrik)は本日、包括的なサイバーレジリエンスの実現に向けた継続的な取り組みの一環として、クラウド、SaaS、オンプレミス環境で保護を強化するために設計された重要なイノベーションを発表しました。今回のイノベーションは、データの保存場所に関係なく、侵害を予測し、潜在的な脅威を検知し、迅速かつ効率的に復元する能力をこれまで以上に高めることを目的としています。これらの新機能は、同社の年次イベント(オンライン)「Cyber Resilience Summit」でも紹介しています。

Rubrikの最高技術責任者 兼 共同創設者であるアーヴィンド・ニスラカシャヤプ(Arvind Nithrakashyap)は、次のように述べています。「イノベーションを決して止めないのは、サイバー犯罪者も私たちも同じです。データの保存場所に関係なく、お客様のデータのセキュリティ、安全性、適切なアクセス性を確保することは、当社の最優先事項です。当社は主要なクラウドプラットフォーム、SaaS製品、オンプレミス全体で最新のテクノロジーをシームレスに統合しています。お客様が侵害されたデータをより適切に検知し、影響を受けたデータの特定速度を高め、クリーンなエントリーポイントの発見を迅速にできます。」

DevOpsから本番環境まで、重要な事業運営の稼働環境をクラウドとプラットフォームがサポート
クラウドの導入拡大と昨今のハイパーバイザー業界の統合は、ビジネスに不可欠な運用の大規模な再プラットフォーム化を促進しています。Rubrikは、顧客が選択するプラットフォームに対応し、統合型管理、高度なサイバーレジリエンス機能、さらにクラウド、SaaS、エンタープライズアプリケーション全体での強力な可視性を提供します。

クラウド態勢リスク管理(CPR):CPRは、クラウドのデータ資産を自動的に検出してインベントリを作成し、保護されていないデータや機密データを特定することで、データの可視性の欠如に対処します。CPRは、組織が情報に基づいたバックアップの意思決定を行い、重要なデータのみを保護することで、バックアップ態勢を強化し、リスクと不要なコストを削減できます。
Oracle Cloudの保護:Rubrik Security Cloud(RSC)は今後、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のデータ保護をサポートします。これにはOracle Cloud VMWare Solution(OCVS)のワークロードと、OCI上のVMで動作する自己管理型Oracle DBワークロードが含まれます。本ソリューションは、顧客が他のクラウドやオンプレミスのデータに依存しているのと同じ堅牢で統合されたバックアップおよびリカバリ機能を利用し、クラウドベースの環境を安全に保護できるよう設計されています。
PostgreSQL向けデータ保護の拡張:Rubrikは、すべてのプラットフォームにおけるデータ防御強化の重要性を認識しています。Rubrik Zero Labsの最新版レポートによると、サイバー攻撃の96%がバックアップを標的としていると報告されています。PostgreSQLの対象範囲を拡張することで、Rubrikは、世界で定評のあるオープンソース・データベースが、デジタル脅威の進化に直面する中で今後も普及していくことを保証します。この包括的なデータセキュリティ・ソリューションにより、組織には、データのバックアップ、可用性、リカバリ能力の確保を提供します。
Red Hat OpenShift Virtualizationのデータ保護:企業の60%はKubernetesを採用しており、企業のクリティカルなワークロードを対象としたサイバーレジリエンス・ソリューションの必要性が強調されています。Rubrikの新たなOpenShiftのサポートは、包括的かつ自動化された不変バックアップを提供し、サイバーインシデントからの迅速なリカバリを実現することで、こうした環境を保護する重要な一歩となります。企業は管理性やサイバーレジリエンスを損なうことなく、クリティカルなビジネスプロセスを対象に仮想化プラットフォームを柔軟に選択できます。
Azure DevOpsとGitHubのバックアップ:イノベーションを加速させるため、継続的なインテグレーションと継続的に開発を利用している組織を対象に、サイバーレジリエンスに優れた自動バックアップ、きめ細かなリカバリ、拡張リテンション、クリティカルなデータストア向けの堅牢なコンプライアンス対応によって、Azure DevOpsとGitHubの保護を実現しています。
Amazon Web Services, Inc.(AWS)向けのRubrik Cloud Vault(RCV):RCVは、柔軟なポリシーやリージョンにより、非常にセキュアなオフサイトのアーカイブ場所を管理する際の複雑性とコストを低減します。RCVは、不変で、隔離され、論理的にエアギャップされたオフサイトのバックアップを、ロールベースのアクセス制御、高度な暗号化、リテンションロックを組み合わせることにより、RCVはデータのリカバリで圧倒的な信頼性を実現します。
Microsoft Dynamics 365向けのセキュリティとレジリエンス:RubrikのMicrosoft Dynamics 365向けて強化された保護は、企業が統合型プラットフォーム内でクリティカルな業務データと顧客データを保護できる環境を実現することを目的としています。
Salesforce向けのサンドボックスシーディング:直感的なユーザーエクスペリエンスにより、ユーザーは特定の評価基準に基づきオブジェクトや記録を選択できます。サンドボックス環境にデータを移動させる前に、データ選択のサイズと移動先サイズの可用性を徹底的に比較分析することで、シーディングエラーを防ぐことを目的としています。本ソリューションは2025年中の提供開始を予定しており、クエリを保存して将来的に繰り返し使用することで、サンドボックスのシーディングプロセスをさらに迅速化することが目標です。

Rubrik、サイバーレジリエンスを強化する「Rubrik Identity Recovery」を発表
サイバー攻撃の大半は認証情報の漏洩に関わるもので、企業の50%は、過去2年間でActive Directory攻撃を経験しており、アイデンティティは今日の最もクリティカルな脆弱性の1つとなっています。回復力に優れたアイデンティティ・サービスがない場合、組織はサイバーインシデント後に業務停止のリスクに陥ります。

Identity Recoveryの発表により、Rubrikは、業界で最も包括的で自動化されたセキュアなソリューションを提供し、Entra IDとActive Directory(AD)でハイブリッド・アイデンティティ環境を保護します。Identity Recoveryには、オーケストレーションされたActive Directory Forest Recoveryが採用されており、アイデンティティ環境全体を迅速かつクリーンに復旧することで、複雑な手作業を排除して、ダウンタイムを短縮します。

Rubrik Identity Recoveryによって、組織はマルウェアや構成ミスを再び導入することなく、ADとEntra IDの迅速かつクリーンなリカバリを保証できます。これにより、アイデンティティベースの脅威の増加に直面しても、事業継続性の維持とサイバーレジリエンスの強化を支援します。

サイバーレジリエンス機能の進化により、より迅速かつ包括的な事業運営のリカバリを実現
市場を定義する機能を提供することで、Rubrikは最先端のサイバーレジリエンスを顧客に提供し続けており、サイバー脅威のより迅速な検知、軽減、復元を支援しています。業務の中断を最小限に抑えて事業継続をさせることがRubrikの目標です。

AzureとAmazon Web Services, Inc.(AWS)向けの高度なセキュリティ機能:新たなセキュリティ機能は高度な機械学習と自動化を活用しており、「異常検知」、「データ発見」、「分類」については本日より、「脅威ハント」と「脅威監視」については近日中の提供開始を予定しています。サイバー脅威をプロアクティブに検知・軽減し、リカバリを加速させて、機密データの保護とコンプライアンスを保証するため、これらの機能は連携させることを念頭に設計されています。
Azure VM向けのオーケストレーテッドリカバリ:Rubrikは、Azure VMからオーケストレーテッドリカバリ機能をクラウドに拡張する予定です。このソリューションは複雑性を軽減し、ヒューマンエラーを最小限に抑えられるよう設計されており、顧客はリカバリシーケンスを自動化し、定期的なテストリカバリのスケジュールを設定し、包括的なリカバリレポートを生成できます。
Turbo Threat Hunting:一度に1つのオブジェクトをスキャンしたり、複数の管理画面を使用する必要がある従来型の手法とは異なり、Turbo Threat Huntingでは、Rubrikのメタデータ内に保存された事前計算済みのハッシュを活用し、大規模なスキャンを実施します。これにより、ファイル単位のスキャン作業が不要となり、どんなに複雑なデータ環境であっても、マルウェアなどの脅威が存在しないリカバリポイントを数秒間で迅速・正確に特定できます。社内テストによると、Turbo Threat Huntingにより、60秒間以内で7万5,000件のバックアップをスキャンすることができました。
Enterprise Edition for Microsoft 365:エンタープライズグレードのセキュリティと回復力をMicrosoft 365に提供することで、Rubrikは、組織が攻撃の検知、対応、復元を迅速に行えるよう機能を拡張します。Microsoft 365向けに提供される新機能には、攻撃発生前に高リスクのデータを特定・保護する「機密データ監視」や、クリティカルなデータを最初に復旧することで、業務を迅速に復元する「優先リカバリ」が含まれます。Enterprise Edition for Microsoft 365を使用するRubrikの顧客は、近日中には「異常検知」、「脅威監視」、「脅威ハント」、「セルフサービスでの復元」の機能も追加できます。

(以上)

Rubrik(ルーブリック)について
Rubrikは、世界のデータを安全に保護することをミッションとしており、Zero Trust Data Security™で企業がサイバー攻撃、悪意のあるインサイダー、および業務の中断に対するビジネスの回復力を達成できるよう支援します。機械学習を活用したRubrik Security Cloudは、オンプレミス、クラウド、およびSaaSアプリケーション全体のデータを安全に保護します。またRubrikは、データの安全性を維持し、厳しい条件下でのデータの可用性を実現するとともに、データのリスクと脅威を継続的に監視し、インフラストラクチャが攻撃された場合でもデータと共にビジネスの復旧を支援します。

Webサイト: www.rubrik.com/ja/
Rubrik日本法人Facebook: www.facebook.com/Rubrik.JP

*本プレスリリースは、米国で2025年3月4日(現地時間)に発表されたプレスリリースの抄訳版です。

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