Nutanix、2025年度 第3四半期の業績を発表
すべての指標で上方修正を達成
年間経常収益(ARR)は前年同期比18%増、堅調なフリーキャッシュフローを達成
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、2025年4月30日を末日とする2025年第3四半期の業績を発表しました。

Nutanixのプレジデント兼CEOであるRajiv Ramaswamiは、次のように述べています。「Nutanix Cloud Platformの強みと、信頼できる長期的なパートナーを求める企業からの需要を背景に、第3四半期においてガイダンスの上限を上回る堅調な業績を達成しました。外部ストレージのサポート、モダンアプリケーション、生成AIに関する最近の発表は、「Nutanix Cloud Platform」の提供価値をさらに高めるためのイノベーションの推進とパートナーシップ拡大に注力している当社の継続的な取り組みを反映しています。」
NutanixのCFOであるRukmini Sivaramanは、次のように述べています。「第3四半期は、年間経常収益(ARR)が前年同期比で18%増加し、堅調なフリーキャッシュフローを生成しました。当社は今後も持続可能で収益性の高い成長に向けた取り組みに注力していきます。」
2025年度 第3四半期の業績サマリー
25年第3四半期 | 24年第3四半期 | 前年同期比 | |
年間経常収益(ARR)1 | 21億4,000万ドル | 18億2,000万ドル | 18% |
平均契約期間2 | 3.1年 | 3.0年 | 0.1年 |
売上高 | 6億3,900万ドル | 5億2,460万ドル | 22% |
GAAPベース粗利益率 | 87.0% | 84.8% | 220 bps |
非GAAPベース粗利益率 | 88.2% | 86.5% | 170 bps |
GAAP営業費用 | 5億730万ドル | 4億5,650万ドル | 11% |
非GAAP営業費用 | 4億2,650万ドル | 3億8,040万ドル | 12% |
GAAP営業利益(損失) | 4,860万ドル | -1,160万ドル | +6,020万ドル |
非GAAP営業利益 | 1億3,710万ドル | 7,330万ドル | +6,380万ドル |
GAAPベース営業利益率 | 7.6% | -2.2% | 980 bps |
非GAAPベース営業利益率 | 21.5% | 14.0% | 750 bps |
営業活動によるネットキャッシュ | 2億1,850万ドル | 9,640万ドル | +1億2,210万ドル |
フリーキャッシュフロー | 2億340万ドル | 7,830万ドル | +1億2,510万ドル |
GAAPおよび非GAAPベースの財務指標および主要な業績指標の調整内容は、本プレスリリース原文の表をご覧ください。
最近の事業ハイライト
Nutanixは年次カンファレンス「.NEXT」(5月7日~9日、於:ワシントンD.C.)を開催し、同イベントで以下の発表を行いました。
- 外部ストレージ向け「Nutanix Cloud Infrastructure (NCI)」一般提供を発表:Nutanix Cloud Platform(NCP)の導入において外付けストレージの利用を可能にする「NCI Compute」の一般提供開始を発表しました。初期対応ストレージとしてDell PowerFlexをサポートします。
- ミッションクリティカルなワークロード向けの新しい統合ソリューションにより顧客企業の選択肢を拡大するため、Pure Storageとのパートナーシップを発表:Nutanix AHVハイパーバイザーとNutanix Flow Virtual Networkingおよびセキュリティを搭載したNCIソリューションが、Pure StorageのFlashArrayと統合されることで、AIなどの高負荷のデータワークロードに最適なソリューションを実現します。
- データプラットフォームのエンタープライズ価値をあらゆる環境のKubernetesに拡大するCloud Native AOSを発表:ハイパーバイザーを必要としない、Nutanixのエンタープライズ向けストレージと高度なデータサービスを、ハイパースケーラーKubernetes®サービスやクラウドネイティブのベアメタル環境へと拡張する、Cloud Native AOSソリューションを発表しました。
- あらゆる環境でエージェント型AIを実現する最新版「Nutanix Enterprise AI」を発表:最新版「Nutanix Enterprise AI(NAI)」ソリューションの一般提供開始を発表しました。これにより、NVIDIA NIMマイクロサービスやNVIDIA NeMoフレームワークなど、NVIDIA AI Enterpriseとの統合がより一層拡大することで、エンタープライズ環境におけるエージェント型AIアプリケーションの展開が加速します。
2025年度 第4四半期の業績見通し
売上高 | 6億3,500万~6億4,500万ドル |
非GAAPベース営業利益率 | 15.5%~16.5% |
加重平均発行済株式数(希薄化後)3 | 約2億9,700万株 |
2025年度の業績見通し
売上高 | 25億2,000万~25億3,000万ドル |
非GAAPベース営業利益率 | 最大20.5% |
フリーキャッシュフロー | 7億~7億3,000万ドル |
Nutanixの2025年度第3四半期に関するプレゼンテーションなど、本業績発表の補足資料は、https://ir.nutanix.com/financial/quarterly-results でご覧いただけます。
脚注
1 任意の期間のARR(年間経常収益)は、特定期間末の時点で有効な、すべてのサブスクリプション契約のACVの総額として定義されます。当該契約の条件により、後の期間までNutanixが義務を履行できない場合を除き、そして当該契約に関する売上高をNutanixが認識する期間に関わらず、この計算では、契約期間は契約の計上日に開始するものと仮定します。すべての永続製品契約は除外されます。ACV(年間契約額)は、年換算の総契約額として定義されます。年換算の総契約額は、総契約額を、当該契約の期間の年数で除することで計算されます。プロフェッショナルサービス/ハードウェア関連の金額は除外されます。
2 平均均契約期間は、期間中に履行された永続製品ライセンスに5年間と仮定した期間を使用し、すべてのサブスクリプション契約および限定的な件数の永続製品契約を対象に、請求額ベースで計算を行った、ドル加重期間を表しています。
3 非GAAPベース1株あたり純利益(希薄化後)の計算で使用された加重平均発行済株式数。
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッドマルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。または@NutanixJapanより、フォローしてください。
*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2025年5月28日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。