News1st.jp

Box、クラウド・コンテンツ・マネジメントにインテリジェンス機能をもたらす「Box Skills」を発表

クラウド・コンテンツ・マネジメントの分野をリードするBox, Inc.(本社:カリフォルニア州レッドウッド、NYSE: BOX、以下Box)は本日、Box内に保存されているコンテンツに対して、コンピュータビジョンによる画像認識、動画のインデックス作成、感情分析など最先端の機械学習ツールを適用するためのフレームワーク「Box Skills」を発表しました。これにより、企業はインサイトを導き出し、これまで多大なコストや非実用性から実現できなかったビジネスプロセスのデジタル化や自動化を再考することができます。Boxは、米国で開催されている年次イベント「BoxWorks 2017」において、IBM Watson、Microsoft Azure、Google Cloudを活用した「Box Skills」と、カスタムスキルを構築するためのデベロッパー向けリソース「Box Skills Kit」を披露しました。

Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)は次のように述べています。「当社は、人工知能と機械学習を活用した企業向けソフトウェアにおける変革の真っ只中にあり、Boxを世界で最もインテリジェントなクラウド・コンテンツ・マネジメント・プラットフォームにすることを目指しています。企業はデジタルトランスフォーメーションを推進し続ける中で、自社のコンテンツからさらに多くの価値とインテリジェンスを生み出す必要があります。『Box Skills』は、Box上でほぼあらゆるビジネスプロセスのデジタル化を可能にする初のフレームワークです。」

Boxは、「BoxWorks 2017」において、現在開発中である3つの初期段階の「Box Skills」を紹介しました。これらは、IBM Watson、Microsoft Azure、Google Cloudの最先端の機械学習ツールを活用し、以下のようなインテリジェンスをビジネスの現場にもたらします。

IBM Watsonおよびクラウド・プラットフォーム担当シニア・バイス・プレジデントであるデビッド・ケニー(David Kenny)氏は次のように述べています。「IBMは、データ主導型の業界がWatsonを使用することによって、いかに変革を遂げているのかを明らかにしてきました。世界中の企業は、Box内に保存されたリッチコンテンツをWatsonのAIと組み合わせることで、クリティカルなビジネスプロセスやこれまでの業務方法を見直すことができます。『Box Skills』は、当社とBoxとの戦略的パートナーシップの延長線上にあり、企業の業務効率向上、課題の解決、イノベーションの機会獲得を目指しています。」

Microsoftのクラウド&エンタープライズ部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデント、スコット・ガスリー(Scott Guthrie)氏は次のように述べています。「『Box Skills』は、Boxのクラウド・コンテンツ・マネジメントとMicrosoft Azureの業界をリードするAIサービスを組み合わせることで、顧客にインテリジェントなインサイトを提供します。11月1日から提供開始する『Box on Azure』が、顧客のデジタルトランスフォーメーションの過程で利益を顧客にもたらすことを楽しみにしております。」

「Box Skills Kit」
Boxは、カスタムメイドの「Box Skills」を構築できるデベロッパー向けリソース「Box Skills Kit」を発表しました。カスタムスキルには、インテリジェントなビジネスプロセスを実現する複数のスキルとの連携、特定のワークフローに対するサードパーティによる機械学習ソリューションの活用、ビジネスや業界に特有のデータを取り扱うスキルのトレーニングを含めることができます。

Boxは、イベントにおいて、将来提供される可能性のあるカスタムスキルの複数の事例として以下のデモを披露しました。

「Box Skills Kit」は、カスタムメイドの「Box Skills」を作り出すために、クラウドサービスプロバイダー、独立したソフトウェアベンダー、システム・インテグレーター、そして、企業によるエコシステムを実現します。

「Box Graph」
Boxはさらに、「BoxWorks 2017」において「Box Graph」のテクノロジーも発表しました。「Box Graph」は、個人のBoxユーザーと企業の両方に向けて強化された新しいエクスペリエンスとサービスを提供するためにBoxが活用する、コンテンツ、リレーションシップ、アクティビティから成るインテリジェントなネットワークです。「Box Graph」は、機械学習によって継続的に改良されます。また、すべてのデータが顧客のセキュアなBoxインスタンスに常に保持され、ユーザーがアクセスを許可されたファイルやコンテンツのみを閲覧・使用できるようにするために、Boxに内蔵されている権限許可、セキュリティ、コンプライアンスの基準によって管理されます。

また、「Box Graph」を初めて活用した新たなエクスペリエンスとして「Feed」を初公開しました。「Feed」は、各Boxユーザーに最も関連性のあるアップデート、インサイト、コンテンツをキュレーションして表示する、パーソナライズされたアクティビティ・フィードです。「Feed」を活用すると、全従業員が以下のことを行えるようになります。

「Feed」は、「Box Graph」が新しいインテリジェントなエクスペリエンスとサービスをBoxで提供するための第一歩です。その他に、検索の強化、パーソナライズされたファイルおよびアプリの推奨、異常・脅威の自動検出のような新しいセキュリティ・サービスといったアプリケーションが予定されています。

Boxの最高製品責任者であるジーツ・パテル(Jeetu Patel)は次のように述べています。「クラウド・コンテンツ・マネジメントのパワーとは、クラウド内のあらゆるビジネスコンテンツが一元化されたセキュアな場所で得られることであり、データのサイロ化も断片化されたシステムもシャドーITもありません。『Box Skills』と『Box Graph』は、企業に本当の意味で実用的なインテリジェンスを持ったアプリケーションを提供し、当社のお客様がBoxに保存しているすべてのコンテンツから驚くべき価値を実現できるようにします。」

Boxの新たなインテリジェンス機能の詳細は、以下のBoxブログ(英語)をご覧ください。

価格および提供情報
「Box Skills」フレームワーク、デベロッパー向けの「Skills Kit」、音響および映像認識のスキルは、現在開発中となり、ベータ版の提供時期および価格の公開については来年初めが見込まれています。Google Cloudを活用した画像認識スキルは現在、ベータ版で提供中です。新たなソリューションである「Feed」は、Boxユーザー向けに来年提供予定です。

Boxについて
Box (NYSE: BOX)は、安全に人と情報とアプリケーションを連携させながら、組織の働き方を変革させるクラウド・コンテンツ・マネジメント企業です。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、P&G、GAPをはじめとする76,000以上のグローバル企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。Boxの詳細は、https://www.box.com/ja_JP/ にてご覧ください。 株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。

本リリースはBox Inc.が2017年10月11日(現地時間)付けで米国において発表したプレスリリースの抄訳版です。「将来予想に関する記述(Safe Harbor for Forward-Looking Statements)」については、英文のプレスリリースをご覧ください。

モバイルバージョンを終了