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埼玉工業大学、「SIP自動走行システム」-大規模実証実験に参加

埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、略称:埼工大)は、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)*「自動走行システム」/大規模実証実験」参加機関として、2017年10月11日にお台場周辺地域にて公道における実証実験を開始しました。

埼工大は、本実証実験において、自動走行に必要なインフラの一つである高精度な3次元デジタル地図(ダイナミックマップ)に関して、
(1) 静的高精度3D地図データの仕様・精度の検証
(2) データの生成・更新・配信システムの検証
(3) インフラ等により提供される動的情報の車載器上での紐付け検証の実証実験に参加していく予定です。

今回、SIPでは自動走行システムの実用化の加速を図るために国内外の自動車メーカー等21機関(2017年10月3日時点)が参加した大規模な実証は実験がスタートしました。本学は、この国家プロジェクトに世界的な大手自動車メーカーと共に、私立大学としては唯一、本実証実験に参加しています。

レベル3以上の自動運転システムの実現には、車両とインフラ両方の相補的な開発が必要です。「SIP自動走行システム」は、実証実験を通してこれらを取りまとめた標準規格の作成(デジュール標準化とデファクト標準化)を目指すもので、ドイツの自動車産業も多数参加しています。この実証実験に参加し、世界で売れるレベル3以上の自動運転システムに必要な要素技術の開発に関わることは、将来エンジニアを目指して本学で学ぶ学生にとって貴重な経験になると考えています。

埼玉工業大学は昨年に大学創立40周年を迎え、その記念事業としてものづくり研究センターを新設し、次世代自動車プロジェクトを立ち上げました。その中に自動運転研究会を作り、自動運転に関する研究開発を進めてきました。このたび、内閣府主導によるSIPの枠組みで、実施エリアの一般道路において、お台場周辺地域の公道において、実際に自動車の自動運転に関する実証実験を実施しました。実験は2019年3月まで行われます。実験中は、本実験にご理解を頂きご協力をお願いいたします。

*SIP : Cross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、科学技術イノベーション創造のために、府省の枠や旧来の分野を超えて内閣府総合科学技術イノベーション会議が実施している国家プロジェクト。プログラムディレクターを中心に産学官連携を図り、基礎研究から実用化・事業化まで見据えて一気通貫で研究開発を推進。 <参考情報> 〇戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)とは: www.sip-adus.jp/sip/ 〇「自動走行システム」の大規模実証実験の実施について(2017年10月3日発表) www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20171003daikibojishou.pdf ●本実証実験に関するお問い合わせ 埼玉工業大学 教育研究協力課 担当:嶋田 TEL 048-585-6895(直通)、FAX 048-585-6896 E-mail: kyouiku@sit.ac.jp

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