2018年4月24日

ロックウェル・オートメーションが製造を効率化するシンプル な分析ツールを発表

-コネクテッドエンタープライズを実現
-FactoryTalk Analyticsの製品ラインナップを拡充
-FactoryTalk Analyticsは世界中で利用可能に

2018年4月24日(シンガポール)
本日、ロックウェル・オートメーションはFactoryTalk Analytics clk.nxlk.jp/PwGJN9fy の製品ラインナップを拡充しました。製造メーカにとって、生産スケジュールの強化と収益の最大化の方法を速やかに特定する力は不可欠です。十分な情報に基づく意思決定のために、オペレーションや生産能力について知見を深めるには、長時間を要するITプロジェクトと高度な専門スキルが往々にして必要です。FactoryTalk Analyticsは、堅牢で先進的な分析能力によって、ユーザが速やかに、かつ自信を持って十分な情報に基づく意思決定を行うことを支援します。 最新の拡充内容は、オペレーションを担うメーカ、生産者やその従業員のために、オペレーション環境の複雑性を低減することを目的として開発されました。

FactoryTalk Analyticsは拡張性を志向して開発されており、ネットワークの端から企業全体にわたるデータを検出して接続し、問題を解決するための情報をスマートに統合します。これにより、末端やデバイスで、生産に関する問題をほぼ即座に解決することができるようになります。機械学習機能が導入されたことによって、FactoryTalk Analyticsはプロセスの学習とデータの傾向検知を行い、問題発生前に、積極的にユーザへ知見を提供することが可能です。

FactoryTalk Analyticsは現代的なユーザエクスペリエンス機能を採用しています。
消費者向け製品で一般的なエクスペリエンスを生産環境に取り入れました。利便性と生産性の向上に焦点を当て、インターネットのような生産データの検索機能と、セルフサービス式のドリルダウン機能を備えています。これによりユーザはデータに基づく意思決定を速やかに行うことができます。

ロックウェル・オートメーションは、エッジからクラウドに至るまで先進的なIoTソリューションの開発と稼働を支援するために、Microsoft AzureクラウドをFactoryTalk Analyticsのプラットフォームとして推奨しています。

ロックウェル・オートメーションは、FactoryTalk Analyticsの正式リリース前に複数のお客様においてパイロット試験を実施し、利便性と生産時間の短縮をもたらす活用例が複数みられました。

パイロット試験の一つでは、ソーラーパネルメーカがFactoryTalk Analyticsを使用し、複数の施設にまたがる旧式のシステムのデータソースを接続しました。同社は現在、オンプレミスとクラウドの両方でより効率的なデータ管理ができるようになったことで、ダウンタイムを最小化し、多額のIT費用の削減が可能になりました。

別のパイロット試験では、世界的な自動車メーカがオペレーションの生産性を改善するためにFactoryTalk Analyticsを導入しました。目的を明確にした活用によって、これまで統合が困難とされ、スタッフが生産に関する問題を調査するための制約となっていた異なるシステムからのデータ集約が可能となりました。

このソリューションは、生産部門のマネジャーや経営幹部がオペレーションの重要分野について新たな見通しを獲得し、生産目標の予測精度を向上させることに役立ちます。

ロックウェル・オートメーションの会長兼最高経営責任者(CEO)のブレイク・モレットは、「スマートマニュファクチャリングは、組織や部署間で見えにくい点や盲点を取り除き、ユーザが情報に直接触れることができるようにします」と述べています。「当社は、製造アプリケーションにおける豊富な経験と、制御と情報を統合する技術を組み合わせ、既存施設と新規施設の両方で生産性を高めることができます。重要なことは、当社のパートナーが、自社製品の価値を高めるためにこれらのソリューションを活用していることです。」

ロックウェル・オートメーションのアジア太平洋地域社長のジョセフ・スーサは、こう述べています。「急速に変化する製造環境では、セクターや業種にかかわらず、問題に対処する能力や、事業に支障が生じる前に未来を予測する能力が不可欠です」と述べました。「アジア太平洋地域のように成長の速い地域では、ユーザの問題解決、目に見える事業成果の推進、そして何よりも競争力を維持するために、先進的なFactoryTalkの分析能力が非常に重要となるでしょう。」

昨年11月に「Project Scio」としてパイロット試験が行われていたFactoryTalk Analyticsは、今や世界中でご利用いただけるようになりました。

ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション clk.nxlk.jp/QVVCSU35 (NYSE:ROK)は、産業用オートメーションと情報ソリューションに専心する世界最大の企業で、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。ロックウェル・オートメーションは米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約22,000名の従業員が、世界80カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。