2018年6月5日

シーメンス、日本のバイオマス発電所に蒸気タービンを提供

・バイオマス発電所向け50MW級蒸気タービン受注 
・高い発電効率と世界的に豊富な実績による信頼性が採用の決め手
・日本における蒸気タービン拡販へ攻勢

シーメンス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:藤田研一、以下シーメンス)は、東洋エンジニアリング株式会社から蒸気タービンと関連製品を日本におけるバイオマス発電所向けに受注しました。受注した機器は、発電出力51.5MWの蒸気タービン、発電機、周辺機器、水冷式復水器です。これらの機器は2021年に営業運転開始予定の茨城県神栖市の大林神栖バイオマス発電所にて活用されます。

再生可能エネルギーを主力電源化する政府の方針が先ごろ発表されたように、日本においても低二酸化炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーの導入・普及を一層加速するための取り組みが進められています。より発電効率が高ければ、発電所の経済性向上、また環境負荷の低減につながります。本プロジェクトにおいてシーメンスが提案した蒸気タービンは、高効率である特徴が市場から高い評価を受けています。

シーメンスは産業用蒸気タービンで世界の市場リーダーの地位を誇ります。2MWから250MWにわたる幅広い発電出力で様々な発電に対応する信頼性の高い産業用蒸気タービンを提供しています。シーメンスの産業用蒸気タービンは施工が容易で短い据付期間と経済性の高い運用を可能にします。世界的に豊富な納入、運転実績はシーメンス蒸気タービンの信頼性の証であり、多くのユーザーの支持を得る理由となっています。

高い発電効率と世界的に豊富な実績への評価が、今回の採用に結実しました。

「この度の大林神栖バイオマス発電所様での弊社蒸気タービンのご採用は、弊社の日本における産業用蒸気タービン事業にとり大変重要な意味を持ちます。引き続き国内市場に積極的に取り組み、事業者様の利益に貢献する高効率蒸気タービンをご提供していくことで、日本における再生エネルギー、バイオマス発電の発展に寄与できるよう努めてまいります。」とシーメンス株式会社代表取締役社長兼CEO藤田研一は述べております。 シーメンスは今回の受注を機に、日本において蒸気タービンの一層の拡販を図ります。

■ シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界で最も多く提供している企業のひとつであり、効率的な発電および送電ソリューションの主要サプライヤー、、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューション、ドライブ・ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像診断装置(MR)などの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、臨床検査および医療情報ITのリーダーでもあります。2017年9月末に終了した2017年度において、継続事業の売上高は830億ユーロ、純利益は62億ユーロでした。2017年9月末時点の全世界の社員数は37万7,000人です。詳しい情報は、www.siemens.comにてご覧いただけます。

■ 日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2017年9月末に終了した2017年度において、日本のシーメンスの売上高は約1469億円、社員数はおよそ2,250人です。詳しい情報はwww.siemens.com/jpにてご覧いただけます。