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HPとシーメンス、3D設計とアディティブ・マニュファクチャリ ングによるイノベーション創出機会を拡大

– 業界リーダーの2社が戦略的パートナーシップを強化し、次世代型のフルカラー3Dプリント製品に向けて技術面での統合を拡大 – シーメンス、HPの新型フルカラー3Dプリンターをサポートするために、アディティブ設計およびマニュファクチャリング・ソフトウェアを拡張 – HPのJet Fusion 3D 300/500シリーズ、コンセプト・プロトタイピングから最終用途製品の短納期製造まで対応が可能に
-ドイツ・エルランゲンにあるシーメンスのAdditive Manufacturing Experience CenterにHPのMulti Jet Fusion 3Dプリンティング・テクノロジーの展示スペースを追加

HPとシーメンスは本日、シーメンスのPLMソフトウェア・ユーザー向けのイベントであるSiemens PLM Connection Americas 2018において、両社の長年にわたるコラボレーションのさらなる強化を発表しました。シーメンスの広範なPLMソフトウェア機能をさらに高度化することにより、HPのMulti Jet Fusion 3Dプリンティング・テクノロジーを活用した設計から製造までの手法を変革していきます。

HPのMulti Jet Fusionのフルカラー3Dプリンティング機能をサポートするシーメンスのNXとSolid Edge
今回、シーメンスのNX(TM)ソフトウェアとSolid Edge(R)ソフトウェアの最新リリースで、HPのフルカラー3Dプリント部品を設計・製造が可能になります。HPのJet Fusion 3D 300/500シリーズは、フルカラーまたはモノクロの工業用機能部品をボクセル単位の制御で、競合他社製品の数分の一の高スピードで製造する業界初の3Dプリンティング・ソリューションです。Jet Fusion 3D 300/500シリーズは、3MFなどの主要なカラーファイル・フォーマットをサポートしており、信頼性の高いワークフローで望み通りのカラー部品を簡単に製造できます。HPのMulti Jet Fusion向けのNXおよびSolid Edgeの機能を活用すると、工業仕様のJet Fusion 3D 300/500シリーズやJet Fusion 4200/4210シリーズなどのHPプリンターのポートフォリオ全体に対応する3MFファイルを使用できます。

シーメンスPLMソフトウェアのプレジデント兼CEOのTony Hemmelgarnは、「シーメンスの製品設計ソフトウェアであるNXとSolid Edgeのパワーと柔軟性がHPの革新的な3Dプリンティング・テクノロジーとひとつになることで、フルカラー部品を含めたまったく新しい設計の世界が広がります。シーメンスは、企業がそれぞれの製品ライフサイクルを変革し、将来訪れるフルデジタル・マニュファクチャリングに向けて成長し成功するための鍵を握るのが3DプリンティングであるというHPのビジョンを共有しています。HPとのパートナーシップ強化を通して、両社は工業規模の最終用途製品をアディティブ・マニュファクチャリングで製造できるよう引き続き取り組んでいきます」と述べています。

業界をリードする両社のデジタル・マニュファクチャリング・テクノロジーが組み合わさることで、市場をリードするシーメンスのデジタル・イノベーション・ソフトウェアとHPの破壊的なMulti Jet Fusion 3Dプリンティング・テクノロジーの用途が劇的に広がる可能性があります。ユーザーは、高度なボクセル機能により、新設計のプロタイピングや最終用途部品を迅速かつ低コストで製造できるようになります。また両社のコラボレーションは、シーメンスのアディティブ・マニュファクチャリング・ネットワークに参加する顧客とパートナーの3Dプリンティングの採用を加速させる新しい機会となります。

HPの3Dプリンティング担当プレジデントのStephen Nigro氏は、「市場をリードするシーメンスの設計・製造ソリューションに、HPのMulti Jet Fusion拡張プラットフォームのフルカラー機能を追加することで、製品と用途に計り知れない新しい可能性が生まれます。両社の技術のパワーをすべての規模のお客様に提供して、設計からプロトタイピング、最終的な製造までのエンド・ツー・エンドの3Dプリンティング・プロセスを根本から変革できることを非常に楽しみにしています。このパートナーシップは両社にとって大きな一歩となるだけでなく、シーメンスと共に世界中の設計と製造の手法を変革することで、グローバルな製造業のエコシステムにとっても大きな一歩となります」と述べています。

シーメンスのAdditive Manufacturing Experience Centerに展示紹介されるMulti Jet Fusion 3Dプリンティング・テクノロジーHPのMulti Jet Fusion 3Dプリンティング・テクノロジーは、3Dプリンティングの基盤プラットフォームとして、ドイツ・エルランゲンにあるシーメンスのAdditive Manufacturing Experience Centerに展示紹介される予定です。来場者は設計・製造の展示スペースで最新のアディティブ・マニュファクチャリング・テクノロジーとその用途を直に体験できます。

シーメンスとHPは、工業規模の製造を可能にする3Dプリンティングによって製品イノベーションを興すジェネラティブ・デザインを含め、必要な機能をすべて提供して、製造業のデジタル変革を加速させるという目的を共有しています。ジェネラティブ・デザインでは、機能要件を示すだけで革新的な設計が自動的に行われ、機能と性能に優れる部品や製品を製造できます。HPのMulti Jet Fusionテクノロジーを使用すれば、より多くの生産量でより経済的にこのような革新的な製品を製造できます。HPの3Dプリンティング・ソリューションとシーメンスのテクノロジーを組み合わせた単一の統合ソリューションは、製品の見直し、製造手法の変革、ビジネス・モデルの再考を可能にします。

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットです。製造業がイノベーションを実現するための新たな機会を創出し、産業のデジタル変革を牽引するソフトウェア・ソリューションを提供して世界をリードするグローバル・プロバイダーです。米国テキサス州プラノを本拠地とし、これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアは、あらゆる規模のお客様と協働して、アイデアの実現方法、製品の実現方法、稼働中の製品や設備資産の有効活用と状況把握の方法を変革できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plm にてご覧いただけます。

シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界中で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2017年9月30日を期末とする2017年度における売上は830億ユーロ、営業利益は62億ユーロでした。2017年9月末現在の全世界の社員数は377,000人です。シーメンスに関する詳細は www.siemens.com にてご覧いただけます。

注意:Siemens、SiemensのロゴおよびSimatic ITはSiemens AGの商標または登録商標です。NXおよびSolid Edgeは米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。

この資料は2018年6月4日にSiemens PLM Connection Americas 2018(6月4日~7日にアリゾナ州フェニックスにて開催)および米国テキサス州PLANOより発表されたプレスリリースを翻訳したものです。

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