– TeamcenterがAWSの厳しい技術検証を経て、AWS インダストリアル・ソフトウェア・コンピテンシーを取得
– Teamcenterは、デジタル・エンタープライズのバックボーンを構築し、アイデアの創出、実現、そして利用に至るイノベーション・ライフサイクルすべてのデジタル・ツインを束ねるデジタル・スレッドを実現 – Teamcenterのクラウド利用が、これまで以上に多様な企業にデジタル・エンタープライズ戦略のメリットを提供
シーメンスは本日、ドイツ・ミュンヘンで開催のAWS Transformation Dayにて、Teamcenter(R)ポートフォリオがAWS(Amazon Web Services)インダストリアル・ソフトウェア・コンピテンシーのステータスを取得したことを発表しました。シーメンスはAWSとの密接な協働を通して効果的なソリューションを提供するためにAWSインダストリアル・ソフトウェア・コンピテンシーを取得し、名実ともにAPN(AWS Partner Network)パートナーとなり、業界をリードするエキスパートとなりました。AWSはクラウド上で展開されるソリューションのシームレスな統合と利用をサポートするために、AWSパートナー・コンピテンシー・プログラムを導入して、業界での実績や専門知識に優れるコンサルティングおよびAPNテクノロジー・パートナーを顧客が選べるよう支援しています。APNパートナーになるには、それぞれのソリューションの業界特有のテクノロジーをはじめ、セキュリティ、性能、信頼性を評価する厳しいAWS技術検証を受けなければなりません。
シーメンスPLMソフトウェアのライフサイクル・コラボレーション・ソフトウェア担当シニア・バイスプレジデントのJoe Bohmanは、「シーメンスPLMソフトウェアは、AWSインダストリアル・ソフトウェア・コンピテンシーのステータスを得るために広範囲に及ぶ評価に合格し、選りすぐりのPLMベンダーとしてその先陣を切れたことを大変嬉しく思っています。クラウド上にTeamcenterを提供できるようになったことで、お客様は所有コストを節約してより迅速な導入が可能になり、ビジネスの成長に合わせて利用環境を拡張することができます。AWSインダストリアル・ソフトウェア・コンピテンシーを取得したことは、クラウド上におけるTeamcenterの価値を証明するものであり、より安心してお客様にTeamcenterを選んでいただけるようになりました」と述べています。
Teamcenterはグローバルな業務を効率化して生産性を最大化し、ますます複雑化する製品の市場投入を可能にします。Teamcenterは数多くのデータ・ソースをつなげるデジタル・スレッドとして機能し、情報をデジタル化して、製品とプロセスを厳密にシミュレートすることで、全社規模におけるグローバルなコラボレーションを改善し、革新的な製品の市場投入を加速させます。Teamcenterをクラウド上で利用することで、顧客は、導入の簡素化、インフラへの多額の先行投資の削減、製品ライフサイクル管理(PLM)のデータおよびプロセスへの全社によるアクセスを実現し、PLMソリューションの総所有コストを削減できます。製品のみならず、製造環境や製品のリアルタイム性能の真のデジタル・ツインを作成することで、企業の規模を問わず、どのユーザーも製品情報や製造情報にアクセスして、それぞれのビジネスに役立てることができます。
CIMdataのバイスプレジデントのStan Przbylinski氏は、「これまでPLMの導入の足かせとなっていたのが、導入のための先行投資と導入後の価値が生み出されるまでの期間でした。PLMソリューションのクラウド利用は、こうした足かせを最小限に取り除いて価値の創出を速め、PLMソリューションのメリットをいち早くユーザーに届けることができることを、CIMdataの調査が示しています」と述べています。
シーメンスPLMソフトウェアの統合ソフトウェア、およびハードウェア群は、バリューチェーン全体をシームレスに統合してデジタル化します。製品ライフサイクル管理(PLM)、製造オペレーション管理(MOM)、Totally Integrated Automation(TIA)はTeamcenterのデータ・モデルを使い、クラウドベースのオープンIoTオペレーション・システムのMindSphere(AWSインダストリアル・ソフトウェア・コンピテンシーのステータスを取得済み)に接続して実現しています。
シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットです。製造業がイノベーションを実現するための新たな機会を創出し、産業のデジタル変革を牽引するソフトウェア・ソリューションを提供して世界をリードするグローバル・プロバイダーです。米国テキサス州プラノを本拠地とし、これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアは、あらゆる規模のお客様と協働して、アイデアの実現方法、製品の実現方法、稼働中の製品や設備資産の有効活用と状況把握の方法を変革できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。
シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界中で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2017年9月30日を期末とする2017年度における売上は830億ユーロ、営業利益は62億ユーロでした。2017年9月末現在の全世界の社員数は377,000人です。シーメンスに関する詳細は www.siemens.comにてご覧いただけます。
注意:Siemens、SiemensのロゴおよびMindSphereは、Siemens AGの商標または登録商標です。Teamcenterは米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。
この資料は2018年9月18日にドイツ・ミュンヘンで開催されたAWS Transformation Dayにて発表されたプレスリリースを翻訳したものです。