デジサートは、フロスト&サリバン社が実施した調査「世界のTLS証明書認証局の市場 – エンタープライズユーザのための主なインサイト」をまとめたホワイトペーパーを公開しました。調査では売上げシェア、機能、実績などが網羅されており、デジサートはハイアシュアランス証明書※の世界市場をリードしています。
フィッシング詐欺などの被害を回避するため、企業や消費者には強固なアイデンティティ保証が求められます。今回のTLS証明書認証局市場に関する調査では、企業ブランドと消費者を守るためのインサイトが示されています。
・ TLS証明書の重要性について:TLS証明書を使用すべき理由とその機能
・ ハイアシュアランスの証明書の市場について
-トレンド:ブラウザの仕様変更が認証局と企業に与える影響
-市場分析:主要認証局別売り上げシェア、機能比較
-市場の見通し:エンドユーザのセキュリティに対する認識、暗号化の重要性の理解の高まり
・ 企業ブランドと消費者を守るための認証局の選び方:検討すべき5つの要素
世界中で電子決済の利用が増える一方で、フィッシングやなりすましなどのオンライン被害は増加傾向にあります。実際、フロスト&サリバンが実施した2018年の Global State of Online Digital Trust(オンライン電子取引の信頼に関する世界的状況)調査では、オンラインの信頼性と収益低下の直接的な関係性が明らかになっています。国別でも日本は、信頼性指数が低く、大規模なサイバー犯罪が数件でも発生すれば、それはマイナス値になる恐れすらあります。
多くの消費者がオンラインで様々な商取引をおこなうようになるに従い、企業が求めるニーズも変化します。ブラウザがHTTPの通信に対して警告を出すようになったことにより、SSL/TLS証明書は今やオンラインで事業を行う上での最低条件となっています。さらにその有効期限を2年までに制限することになったため、企業が証明書を更新する頻度は、約3割増加しました。こうしたなか、サービスのレベルの高さや信頼できるセキュリティ、機能的な管理ツールを持つ認証局を選択することは、業務継続性を実現し、競争力の向上につながります。
ホワイトペーパー「世界のTLS証明書認証局の市場 – エンタープライズユーザのための主なインサイト」は、こちら(https://www.websecurity.symantec.com/ja/jp/security-topics/frost-sullivan-report-links-e-commerce-revenue-with-high-assurance-certificates) よりダウンロードいただけます。
※ハイアシュアランス証明書:
SSL/TLSサーバ証明書には、DV (Domain Validation)、OV (Organization Validation)、EV (Extended Validation) の 3 種類があります。DV は、ドメインのみを認証して発行された証明書で、サイトの運営企業の実在性認証がないので、OV や EV と比較して信頼性は低いということになります。フィッシングサイトはDVを利用することがよく知られています。OV はドメイン認証に加え、運営している企業や組織が実在していることを確認したうえで発行された証明書です。EVは、OVよりさらに厳格な審査基準にしたがって公的文書などの確認を行うことで企業の法的実在を確認して発行される証明書です。ここでは、企業認証を行っている OV と EV がハイアシュアランス証明書に該当します。