2019年11月7日

Box Japan、コンテンツ管理のセキュリティを強化する企業向け新サービス「Box Shield」を、国内で提供開始

クラウド・コンテンツ・マネジメントをリードするBox, Inc.の日本法人である株式会社Box Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:古市 克典、以下Box Japan)は、企業がコンテンツ管理におけるセキュリティを強化するための新サービス「Box Shield(ボックス・シールド)」を本日から国内で提供を開始することを発表しました。

Box Shieldは、企業がクラウドサービスのBoxに保存しているコンテンツを、よりセキュアに活用するためのコンテンツセキュリティ管理と、インテリジェントな脅威検出を兼ね備えたサービスです。Box Shieldは、Boxにネイティブで構築されており、意図しない事故によるデータ漏洩の防御や、アクセス権限誤用の検出、先を見越した脅威の特定を実現します。

今日、競争が激化する中でビジネススピードはさらに加速しています。企業は、社内外の組織を横断したコラボレーションの強化とそれによるビジネスプロセス推進のため、機密性の高いドキュメントを含めたコンテンツをクラウドへ移行することが求められています。クラウドサービスを利用する上で、セキュリティは企業が常に最重要視するポイントのひとつです。企業は、セキュリティを担保する仕組みをビジネスプロセスに組み込むために、総合的なアプローチを必要としています。

このたび提供を開始するBox Shieldは、Box内の組み込み型(ビルトイン)で制御できることからユーザビリティが高く、Boxに保存したコンテンツ上で構築したワークフローにそのまま適応できるセキュリティ管理や脅威検出機能を提供します。

意図しない事故によるデータ漏洩の防御
Box Shieldは、企業がファイルやフォルダ、セキュリティポリシーを機密性にもとづいてマニュアル、あるいは自動的に分類するシステムを通じて誤操作等の思いがけない事故によるデータ漏洩も防ぎます。アカウント管理者は、いくつかのセキュリティ管理を組み合わせることで、下記のような分類ラベルやラベルごとのポリシーを、カスタマイズして定義することができます。
共有リンクの制御:誰が共有リンクにアクセスができるのかを指定することができます。たとえば、ファイルが「社内向け」と分類されている時、共有範囲はその会社内と指定されたコラボレーターのみになります
社外コラボレーターの制御:社外のコラボレーションを承認されたドメインリストに紐づけて制限するか、あるいはコンテンツの機密性にもとづき完全にブロックします。たとえば、ファイルが「Restricted PII(個人情報)」と分類されている時、社外コラボレーションは承認されたデータ処理者であるビジネスパートナーのみに制限されます
ダウンロードの制御:特定のアプリからファイルやフォルダのダウンロードを制御することができます。たとえば、ユーザーがBoxのWebアプリ、モバイル、Box Driveを使うダウンロードを制御する、といった指定ができます
アプリの制御:Boxから機密性の高いコンテンツをダウンロードできるサードパーティのアプリや、カスタマイズされたアプリを指定できます
FTPが制御:FTPがファイルやフォルダの転送やアップロードを制御することができます

機械学習を用いたアラートで脅威検出
Box Shieldは、社内外からの異常な行動や悪用の可能性がある行動を検出し、脅威から守ります。機械学習を用いることで、下記の可能性ある脅威を特定し、アラートを出します。
異常なダウンロード:ダウンロードするパターンが頻繁に変わることからデータ窃盗を示唆するユーザーの異常な行動を検知した時などに、リアルタイムでコンテキストを含むアラートを通知します
怪しい行動:従業員がデータアクセスする場所やブラウザ、デバイスやBoxアプリなど、通常利用しているものが頻繁に変わるといった情報をもとに、アカウントの乗っ取りの可能性を検知します。たとえば、誰かがロンドンでファイルをダウンロードし、5分もしない間にシンガポールから違うファイルを共有していればそのアカウントは乗っ取られている可能性があると検知します
怪しい場所からのアクセス:セキュリティチームが定義するホワイトリストとブラックリストに分類される場所やIPアドレス範囲をもとに、信頼できない場所や高リスク国でデータへのアクセスやファイルのダウンロードを検知します

Boxについて
クラウド・コンテンツ・マネジメントプラットフォームをリードするBox (NYSE: BOX)は、ベスト・オブ・ブリード型アプローチで提供されるITスタックにより、企業のビジネスプロセス加速、業務におけるコラボレーション強化、さらに企業が保有する情報の保護を支援します。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、JLL、Nationwideなどを含むFortune 500企業に選ばれている企業の69%を、また日本における約5,200社の企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。
Boxに関する詳細は、https://www.box.com/ja_JP/にてご覧ください。
株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。

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