検索可能スナップショットと強化されたオブザーバビリティ機能の提供、およびKibana Lensの一般提供を開始
- 新しい検索可能スナップショットにより、パフォーマンスを維持したままデータストレージのコスト削減が可能になります
- ユーザーエクスペリエンス監視とシンセティック監視を実現するオブサーバビリティ機能の追加により、Webサイトのエクスペリエンスを計測、監視、改善する新しいツールがElasticユーザーに提供されます
- Kibana Lensの一般提供により、すべてのユーザーがドラッグアンドドロップの簡単な操作でデータを可視化できるようになります
日本、東京 – 2020年 12月2日 – ElasticsearchやElastic Stackを展開するElastic (NYSE:ESTC))(「Elastic」)は本日、Elasticエンタープライズサーチ、オブザーバビリティ、セキュリティの各ソリューションにわたる複数の新性能と新機能をリリースしました。それらの強力な機能には、パフォーマンスを維持したままストレージコストを削減する機能、デジタルWebエクスペリエンスを予測的に監視する機能、ドラッグアンドドロップの簡単な操作でデータを可視化する機能が含まれています。
検索可能スナップショットのベータ版は、異なるストレージクラスに保存されたデータ全体の検索に対する多層アプローチを提供する新しい機能です。データストレージ層の管理に対するシンプルで統合されたアプローチになり、Elasticのユーザーの利便性が高くなります。また、高いコスト効率でより多くのデータを保存および検索できるようになるため、ビジネス上の重要な意思決定が促進され、収益が向上するとともに、Amazon S3、Azure Storage、Google Cloud Storageなど低コストのオブジェクトストアを使用することで更なるコスト削減が可能になります。
ユーザーエクスペリエンス監視およびシンセティック監視を含む、新たに拡張されたElasticオブザーバビリティ機能により、エンドユーザーのWebサイトエクスペリエンスをテスト、計測、最適化するための新しいツールが開発者に提供されます。また、Kibanaでの新しい専用ユーザーエクスペリエンスアプリの提供開始により、自社Webサイトのエンドユーザーエクスペリエンスを確認および把握する機能が強化されます。さらに、新しいユーザーエクスペリエンス監視機能を使用してコアウェブバイタルを確認できるため、Webサイト開発者はデジタルエクスペリエンスのシグナルの解釈に役立てることができます。ElasticユーザーはElastic Uptimeでシンセティック監視機能の開発者用プレビューリリースを活用することもできるため、Webサイトのエンドユーザーに影響を与えることなく、複雑なユーザーフローのシミュレーション、パフォーマンスの計測、新しいインタラクションパスの最適化を実行できます。
これら2つの新しいオブザーバビリティ機能の組み合わせにより、Elasticユーザーはサイトのアップデート前後における顧客のデジタルエクスペリエンスの詳細なビューを得られます。
Elasticのセルフサービスのビジュアルデータ分析ツールであるKibana Lensの一般提供が開始されたことにより、ドラッグアンドドロップで直感的に操作できるデータビジュアライゼーションインターフェースを使用してElasticsearchでデータを調査し、生データからビジネスインサイトまで簡単に取得できます。
以下に、Elasticの各種ソリューション全体のその他のアップデートや新機能の一部をご紹介します。
Elasticエンタープライズサーチ
より多くのコンテンツソースへの深いアクセスとElastic Cloudの向上した操作性により、単体の統合された検索エクスペリエンスで生産性を促進できます
Slack用およびSalesforceサンドボックス用のコネクターが追加されたため、新しいコンテンツソースをWorkplace Searchに追加できます
App SearchおよびWorkplace Searchへのシングルサインオンの追加により、ユーザーはElastic Cloudの認証情報を使用してアカウントにサインインできるため、複数のユーザー名およびパスワードの管理が不要になります
Workplace Searchコネクターのドキュメントレベルにおけるセキュリティサポートが強化され、SharePoint Online、OneDrive、およびMicrosoft 365へのアクセスを管理できます
検索可能スナップショットを使用してAmazon S3などのオブジェクトストアが検索できるようになったことで、すべてのアプリケーションコンテンツおよび作業履歴を検索できます
Elasticオブザーバビリティ
ユーザーエクスペリエンス監視機能の提供により、Webサイトのパフォーマンスと品質を計測、監視、把握できます
シンセティック監視機能の拡張により、Elastic Uptimeのマルチステップのジャーニーチェックを使用してWebサイトをテストおよび最適化できます
新しいワンクリックの異常検知ジョブの提供により、手動によるセットアップ作業なしでインフラストラクチャーの一般的な問題を検知できます
Amazon S3などのオブジェクトストアで検索スナップショットを使用して、数年分のログ、メトリック、APMトレースの検索を高いコスト効率で簡単に実行できます
Elasticセキュリティ
イベントクエリ言語(EQL)相関付けルールと指標マッチルールにより、平均検知時間(MTTD)の短縮とアラート疲れを解消できます
Azure、Google Cloud、Zoom向けの事前構築済み検知機能により、クラウドとリモートユーザーを保護できます
新たなデータ統合機能により、急速な変化を続ける攻撃面全体の可視性が強化されます
検索可能スナップショットにより、脅威ハンターやアナリストは、Amazon S3などのオブジェクトストアに格納された数年分の大規模なセキュリティデータソースに簡単にアクセスできます
Elastic Stack
コストとパフォーマンスを完全に制御しながら、より多くのデータを保存および検索できる検索スナップショットにより、ストレージコストを削減できます
Kibana Lensの一般提供により、ドラッグアンドドロップの簡単な操作でデータを迅速に可視化できます
WebアプリにドリルダウンできるKibanaのダッシュボードで、データから取得したインサイトを意思決定のアクションへと変換できます
無料の組み込まれたセキュリティ機能を使用していない場合に、新しいセキュリティステータス通知機能を使用することで、Elasticsearchの安全を簡単に確保できます
Elastic Cloud
機能の改善により、新しいソリューション特化型デプロイを使用してあらゆるユースケース向けに最適化できるとともに、監査ログを使用してデータアクセスを監査することができ、アップグレードがより簡単になります
新たに3つの地域(AWS Mumbai、Azure Iowa、およびAzure New South Wales)を追加したことで、Elastic Cloudが42地域で利用可能になりました
今回のリリースに寄せて
今回の発表にあたり、Elasticのエンジニアリング担当SVP、Kevin Klugeは、「これらの重要な新しい機能は、お客様が新しい仕事環境に迅速かつ大規模に適応できるように支援するというElasticの継続的な取り組みを示しています。Elasticは、お客様がパフォーマンスを維持したままでストレージコストを削減できるように、またデジタルWebエクスペリエンスを積極的に監視および管理し、データを迅速に可視化できるように支援することで、お客様が簡単に、これまで以上に迅速に、データからインサイトを得られるようにしています」と述べています。
Elasticについて
Elasticのテクノロジーはデータを大規模かつリアルタイムに処理し、エンタープライズサーチ、オブザーバビリティ、セキュリティに役立てます。 ドキュメント検索からインフラの監視、脅威ハンティングまで対応するElasticの3つのソリューションのベースとなるのは、あらゆる環境にデプロイでき、あらゆるタイプのデータから瞬時に実践的なインサイトを抽出する単一の、無料かつオープンなテクノロジースタックです。 Elastic StackはCisco、Goldman Sachs、Microsoft、The Mayo Clinic、NASA、The New York Times、Wikipedia、Verizonを含む世界中の企業や組織で採用され、ミッションクリティカルなシステムを支えています。Elasticは2012年に設立され、ESTCのシンボルでNYSEに株式を公開しています。詳しくは、elastic.co/jpをご覧ください。
Elastic、および関連するロゴとマークは、Elastic N.V.及びその関連会社の商標または登録商標です。その他の企業名と製品名は、所有者の商標である可能性があります。