〜DigiCert ONEプラットフォーム上に構築されたDigiCert(R) IoT Device Managerにより、拡張性が高く完全に自動化された電子証明書管理を提供し、次世代WiFiネットワークの経済的負担と技術的な課題を軽減 〜
米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者:ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業、以下デジサート)は、Telecom Infra Project (TIP)のOpenWiFiプラットフォーム向けにPKIベースのグローバルセキュリティサービスを提供することを発表しました。DigiCert ONEプラットフォーム上に構築されたDigiCert(R) IoT Device Managerにより、拡張性が高く、完全に自動化された電子証明書管理を提供し、オープンWiFiが目標とする次世代Wi-Fiアクセスの拡大を促進します。
デジサート IoTセキュリティグローバルディレクター クリス・シン(Kris Singh)は、「TIPと協力して、オープンWiFiプラットフォームのゼロタッチプロビジョニングを実現し、中小企業向けのWi-Fiホワイトボックスソリューションを改善するというTIPの目標をご支援できることを嬉しく思います。」と述べています。
また「デジサートは、どんな課題にも対応できる豊富な自動化機能と高い拡張性を備えた高品質なグローバルPKI技術を提供することに注力しており、テレコムを含む多くの業界主導のコミュニティで主要な選択肢となっています。TIPに関わる多くの優れた技術者と協業できることを楽しみにしています。」ともコメントしました。
Telecom Infra Projectのチーフエンジニア、デービッド・ハットン(David Hutton)氏は次のように述べています。
「デジサートとそのDigiCert ONEプラットフォームは、サービス、インフラ、そして経験の適切な組み合わせを提供し、TIPのテスト・検証プロセスを経たオープンWiFiアクセスポイントに対してTIPがPKIをグローバルに展開することをサポートしてくれます。」
IoT Device Managerは、コンテナベースのクラウド・ネイティブ・アーキテクチャを採用しており、TIP OpenWiFiProjectのセキュリティニーズに対応しています。また、オンプレミス、クラウド、デジサートによりホスティングされるPKIサービスに対して、数ヶ月ではなく非常に短期間の迅速な導入を実現します。IoT Device Managerは、 豊富な自動化機能、深い統合機能、そしてあらゆる規模の電子証明書を管理する機能を備えています。また、デバイスのID、認証、データの暗号化、デバイスの整合性に関連したエンドツーエンドのデバイスライフサイクル管理を備え、ユーザーはデバイスのメタデータを追跡することができます。
オープンWiFiプラットフォームの目的は、次世代Wi-Fiネットワークの可用性を高め、Wi-Fiソリューションのオープンソース・コミュニティ開発を促進することで、イノベーションを強化することです。
TIPオープンWiFiは、無料のオープンソースとして提供されている組み合わせ自由なWi-Fiソフトウェアシステムで、クラウドコントローラーSDKとアクセス ポイント(AP)ファームウェアの両方が含まれており、TIPによって設計・検証された多様な屋内外のAPハードウェア上でシームレスに動作することができます。
オープンWiFiには、Wi-Fiアクセスポイントをクラウドコントローラに安全に認証させるための重要な要件である、公衆インターネット上のPKI に基づくZTP(Zero Touch Provisioning)が含まれています。TIPの組み合わせ自由なPKI のアプローチは、安全なソフトウェアの更新、リモートでの再構成、異なるクラウドサービス間でのアクセスポイントの再設定を可能にします。このTIPとデジサートを組み合わせたソリューションは、消費者、機器ベンダー、サービスプロバイダーのいずれにもメリットがあります。
オープンWiFiイニシアチブは、通信事業者、マネージドサービスプロバイダー、ベンダー、業界団体のグローバルな基盤によって推進されており、ベンダーが研究開発費を最適化または削減し、イノベーションに特化し、クラウドサービスと最先端のハードウェアアクセスポイントにまたがる新しい種類の相互運用可能なエンタープライズグレードのWi-Fiソリューションを容易に提供することができます。これにより、サービスプロバイダーは、世界中の競争力のあるサプライヤーの中から、より多くの選択肢を得ることができます。TIPによるこの新しいエコシステム主導の取り組みは、次世代Wi-Fiネットワークの革新を可能にします。
デジサート(DigiCert、Inc.)について;
米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者;ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業)は、認証や暗号化の為の拡張可能なTLS/SSL、IoT、PKIソリューションのグローバルリーダーです。Fortune 500企業の89%、グローバル銀行上位100行のうち97行を含む革新的な企業の多くが、WebサーバーやIoT機器の認証や暗号化の為の専門的ノウハウを求めてデジサートを選択しています。デジサートはTLS及びその他の電子証明書のライフサイクル管理プラットフォームであるCertCentral(R)を通じ、どのような規模の拡張にも対応できるPKI実装を支援しています。デジサートのエンタープライズ向け証明書管理プラットフォーム、迅速かつ知識豊富なカスタマーサポート、市場を牽引するセキュリティ・ソリューションは高く評価されています。
また、デジサート・ジャパンは米デジサート・インクの100%子会社です。
最近のデジサートに関するニュースや情報は、デジサートのwebサイト
www.digicert.com/jp/newsroom/#pr 、もしくは@digicert(英語)をご覧下さい。
DigiCert ONEについて
DigiCert ONE は今日のセキュリティの課題に対応するPKI インフラストラクチャサービスとして、クラウドネイティブなアーキテクチャとコンテナベースの技術を用いることでPKIを再構築します。DigiCert ONEは、複数の管理ソリューションを提供し、すべてのPKIのユースケースに対応しています。その柔軟性により、オンプレミス、国内、クラウドのいずれにも実装でき、厳しい要件やカスタム統合、エアギャップのニーズに対応できます。また、堅牢で拡張性の高いインフラを使用して、極めて大量の証明書を迅速に展開します。DigiCert ONEは、ユーザーとデバイスの証明書をエンド・ツー・エンドで一元管理し、ダイナミックなITアーキテクチャーにおいて信頼性を提供します。
Telecom Infra Project(TIP)について
Telecom Infra Project (TIP)は、グローバルな接続性を向上させるためのインフラソリューションを推進する企業や組織のグローバルコミュニティです。世界の人口の半分はいまだにインターネットに接続されておらず、接続されている人でも接続が不十分な場合が多くあります。これにより、多くの消費者や商業がインターネットによるメリットを十分に享受できず、世界のGDP成長に制限がうまれています。しかし、現在のソリューションには柔軟性がなく、さらに技術プロバイダーの選択肢が限られているため、通信事業者が効率的にネットワークを構築・アップグレードすることは困難です。2016年に設立されたTIPは、サービスプロバイダーやテクノロジーパートナー、システムインテグレーター、その他のコネクティビティ関係者など、数百社に及ぶ多様なメンバーで構成されるコミュニティです。私たちは、世界が必要としている高品質な接続性を提供するために、オープンで分散された標準ベースのソリューションを開発、テスト、実装するために協力しています。
※本プレスリリースは、2021年5月12日に米国ユタ州リーハイで配信されたプレスリリースの抄訳です。