- 共通の顧客向けにElastic Cloud on AWSへのシームレスなアクセスを構築、販売、提供
- カスタマーサクセスの迅速化を図るAWSのコンピテンシーと認定資格を拡大
- シームレスなデータインジェストを可能にするプロダクト統合機能群を多数追加し、Elastic Cloud on AWSへのオンボーディングをシンプル化
- ElasticはAWS Marketplaceで販売するプロダクトの価格を改定し、共同マーケティングおよび販売イニシアチブの強化を実施
Elasticsearchを展開するElastic（NYSE：ESTC、以下”Elastic”）は本日、Amazon Web Services, Inc（AWS）との連携強化を発表しました。これにより両社は、AWSのグローバルなフットプリントと広範なサービスを活用しながら、Elastic Cloud on AWSへのシームレスなアクセスを構築、販売、提供することになりました。
連携強化の具体的な領域には、コンピテンシーの強化によるElastic Cloud on AWSへの移行の簡素化のほか、Elastic Cloud on AWSにおけるオンボーディングのシンプル化、データインジェストの効率化、新たな市場開拓イニシアチブを含みます。
コンピテンシーの強化と認定資格の活用
Elasticは、AWSが認定するAWS ISV ワークロード移行プログラム（WMP）パートナーとして、Elastic Cloud on AWSに移行するお客様を支援しています。これまでにElasticはAWSによる認定資格を複数取得しており、高度な専門性のほか、AWSの技術に関する専門的知見とカスタマーサクセスの実績を証明してきました。
ElasticはAWSのコンピテンシーと認定資格を継続的に取得しており、以下はその一例です。
- AWS Data & Analytics ISV Competency
- AWS PrivateLink Ready Product Validation
- AWS Public Sector Partner
- AWS Graviton Ready Product Validation
Elastic Cloud on AWSにおけるオンボーディングのシンプル化とデータインジェストの効率化
最近のリリースで発表した通り、Elastic Cloud on AWSにおけるオンボーディングエクスペリエンスがシンプル化し、Elasticを活用してビジネス価値を創出するまでの時間短縮が可能になりました。Elasticはアカウント作成とセットアップに関連する統合機能を集中的に強化し、Elastic Cloud on AWSで初期設定にかかる時間を数時間から数分にまで短縮しました。
ElasticとAWSは、ユーザーの要望に応え、Elastic Cloud on AWSへのデータインジェストを効率化させる統合機能群を20点以上開発してきました。これには、AWS FireLens、Amazon S3 Storage Lens、AWS WAF、AWS Network Firewallとの統合機能のほか、AWS Serverless Application Repository経由で使えるElastic serverless forwarderなどがあります。Elasticは、今後もユーザーがAWSのログ、メトリック、イベントをElastic Cloud on AWSにシームレスにインジェストして適切な結果を引き出せるよう、継続してAWS向けの開発に取り組む予定です。
市場開拓イニシアチブ
連携強化の一環として、ElasticとAWSは共同の市場開拓イニシアチブを実施します。具体的には、AWS Marketplaceでの7日間無料トライアルとAWS Marketplaceで販売するプロダクトの価格改定により、ユーザーによりすぐれたバリューを提供します。
AWSはこれまでもElasticと協働し、AWSのセールス組織を通じて新たなビジネスの推進とセールスサイクルの加速化にコミットしてきました。現在は、ElasticのAWS ISV Accelerateプログラムへの参加に伴い、AWSのフィールドセールスチームによるElastic Cloud向けのグローバルな共同販売サポートと、カスタマーサクセスへの相互コミットメントを提供しています。
AWSとのコラボレーションの最新情報について詳しくは、Elasticのブログ記事をご覧ください。
今回の発表に寄せて
- Maryland Innovation Security Instituteのアルマンド・スィー氏は次のコメントを発表しました。「MISIはAWS GovCloud（米国）にElastic Cloudを採用し、セキュリティオペレーションセンターを運用しています。このセンターでは、新たに採用されたサイバーセキュリティの担当者や政府の国防関連事業者向けにトレーニングと教育のリソースを提供しています。我々のミッションは、連邦政府と民間のサイバーセキュリティ専門家のコラボレーションとイノベーションを実現することです。ElasticとAWSは、MISIがサイバーセキュリティテクノロジーのイノベーションを加速させ、顧客とパートナーによりすぐれたバリューを提供できるよう支えてくれています」
- AWSでAWS Marketplace、パートナーエンジニアリング、ISV担当バイスプレジデントを務めるステファン・オルバン氏は次のコメントを公開しました。「ElasticとAWSの結びつきの根幹にあるのは、お客様への傾聴と、AWS上ですぐれたエクスペリエンスを届けるための取り組みです。Elastic Cloud on AWSへのスムーズな移行と運用、効率的なサブスクリプションエクスペリエンスの実現は、その最初の一歩に過ぎません。ElasticとAWSは一層の努力を通じて、共通のお客様が手軽にElastic Cloud on AWSにアクセスし、最も複雑な課題の解決に注力できる環境を整えてまいります」
- ElasticのElastic Platform担当バイスプレジデント、スティーブ・カーンズは、次のコメントを発表しました。「AWSとElasticの連携によって、お客様はAWSからシンプルにデータを収集できるほか、クラウドに最適化された機能群を使ってElastic Cloud on AWSが提供するエンタープライズサーチ、オブザーバビリティ、セキュリティソリューションを十分に活用することが可能です。Elasticは、AWS Marketplaceを経由してElasticsearch Serviceユーザーに実証済みのサブスクリプションエクスペリエンスを届けるよう注力しています。今後もAWSとの継続的な協働を通じて、お客様がデプロイから最大のバリューを引き出し、ビジネスの最も重要な部分に集中できるよう支援してまいります」
Elasticについて
Elasticは、無料かつオープンな継承資産を礎に設立された検索会社です。Elasticのプロダクトとソリューションはだれでもすぐ、ストレスフリーに使いはじめることができます。Elasticはあらゆる環境にデプロイできるテクノロジースタックをベースに、エンタープライズサーチ、オブザーバビリティ、セキュリティの3つのソリューションを提供しています。ドキュメント検索からインフラ監視、脅威ハンティングまで、リアルタイムで、大規模なデータ活用を実現します。Elastic StackはCisco、eBay、Goldman Sachs、Microsoft、The Mayo Clinic、NASA、The New York Times、Wikipedia、Verizonを含む世界中の企業や組織で採用され、ミッションクリティカルなシステムを支えています。Elasticは、地球上のあらゆる場所で社員が働く「分散型企業」として2012年に設立され、ESTCのシンボルでNYSEに株式を公開しています。詳しくは、 elastic.co/jp をご覧ください。