日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)とキンドリルジャパン株式会社(以下、キンドリル)は、日産自動車株式会社の補修部品システムの入出庫を管理するシステムにIBM CloudのIaaSであるPower Virtual Serverが採用され、システム構築はキンドリルが支援し、本年8月から運用開始したことを発表しました。
日本IBMのIBM Power Systemsは日産の補修部品システムの入出庫を管理するシステムに長年にわたり活用され、システムの安定性と信頼性を提供してきました。日産ではITインフラのクラウドへの移行を進めており、本システム環境の更新にあたっても、クラウドへの移行を検討していました。
日本IBMと日産は、これまでに蓄積された既存プラットフォーム資産やOracleなどのソフトウェア・ポートフォリオを変更することなく、AIXおよびミドルウェアのバージョンを最新化し、クラウド化が実現可能なPower Virtual Serverへの移行を検討開始し、評価及び検証をキンドリルと実施しました。キンドリルは、長年にわたる多数のお客様へのクラウドの構築および移行実績と、IBM CloudおよびPower Virtual Serverの製品ナレッジを活かし、日産や複数の関連ベンダーと協業しながら構築を支援し、2021年9月から移行作業を開始しました。2022年8月より、Power Virtual Serverにモダナイズした新システムでの運用を開始しています。
ホストシステムや周辺システムとの接続性を維持し、従来の業務プロセスを変更することなく、新システムとしてIBM CloudとPower Virtual Serverを利用することにより、アプリケーションの更新をより柔軟かつ迅速に対応できるようになりました。
日本IBMとキンドリルは、今後もPower Virtual Serverを活用したクラウド移行を支援し、日産の基盤システムのモダナイゼーションを推進します。
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