2023年11月10日

Rubrik、サイバー検知、サイバーリカバリ、サイバーレジリエンスを加速させる生成AIコンパニオン「Ruby」を発表

「Rubrik Security Cloud」対応のAIコンパニオンにより、サイバーインシデントの対応とリカバリの簡素化・自動化を実現

The Zero Trust Data Security™カンパニーであるRubrik(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下 Rubrik)は本日、Rubrik Security Cloud向けの生成AIコンパニオン「Rubrik Ruby™」を発表しました。本製品は、サイバー検知、サイバーリカバリ、サイバーレジリエンスの迅速化を目指して設計されており、ITおよびセキュリティ運用のプロフェッショナルによる、サイバーインシデントの対応強化を支援します。同社は、機械学習主導のData Threat EngineとMicrosoftのAzure OpenAIを組み合わせて、サイバーインシデントの発見、調査、修復、報告を支援します。

Rubrikの最新AIコンパニオンのRubyは、生成AIと自動化によってRubrik Security Cloudの機能を拡張します。Rubyは、重要な業務をより迅速に再開できるように、顧客がサイバーインシデントを調査、理解して対応ができるようなガイド付きの対応プロセスを活用し、専門的なサイバー知識の水準を問わず、幅広い顧客を支援します。

Rubrikの最高製品責任者であるアネカ・グプタ(Anneka Gupta)は、次のように述べています。「当社のフィールドチームとランサムウェア復旧チームはこれまで、幅広い業界のお客様と協業しており、Rubrikのベストプラクティスやお客様の経験を活用することが、Rubyの最も重要な価値の1つと言えます。今回のRubyは、AIによるセキュリティ・アナリストを模した役割だと考えてください。お客様を常に支援することで、かつてないスピードでセキュリティ・インシデントの解決を実現します。」

RubrikはAIを導入し、以下の3つの基本的な方法で顧客にサービスを提供します。

エンタープライズ、クラウド、SaaSアプリケーションのデータにおける異常なアクティビティを検知します。これにより、顧客が悪意のあるアクティビティを特定し、RubrikのData Threat Engineを介して、サイバー攻撃やインシデントの範囲を判断できます。
積極的なサポートチームを通じ、顧客満足度を向上させます。Rubrikの社内開発のSentry AIプラットフォームを介して、潜在的な問題が企業のシステムに幅広く影響を及ぼす前に、よりターゲットを絞った事前の警告を発することができます。
ガイド付きの迅速な対応プロセスを通じ、最高水準のセキュリティの専門知識を提供します。これにより、Rubyを介して困難なワークフローを処理し、サイバーインシデントからの安全なリカバリをより迅速に実現します。

Rubyの使用方法
Rubrik Security Cloudで生成されるデータリスクのアラートに対し、ユーザーはAIアシスタントであるRubyと対話することで、機密データへの影響や自社環境の復旧に必要な作業について、追加質問をすることができます。Rubyは、追加質問に関するガイダンスを提供し、顧客がインシデントをより迅速かつ効果的に解決できるように支援します。

クラウドとAIの時代において、データ量は急増しています。さらに、Rubrik Zero Labsの最新版「データセキュリティの現状」レポートによると、ITおよびセキュリティリーダーは、2022年に平均52件のサイバー攻撃を対処しました。また、60%以上の組織において、実稼働環境での製品やシステムの障害から復旧するまでにかかる平均時間は 1 時間以上との結果が出ており、攻撃者によるデータの暗号化や窃取に十分な時間を与えています。サイバーインシデント後の環境の復旧には、根本原因を特定するための大規模なフォレンジックが必要であり、こうしたプロセスは一般的に、膨大なマニュアルの整理や次のステップの指針となる外部サービスの利用が必要です。

グプタは、次のように述べています。「企業データのセキュリティ保護は企業全体の義務であり、すべての従業員にはインシデントに迅速に対応するためのツールが必要です。すべての企業が事業継続性を実現し、企業データの完全性を保持できるよう、あらゆるスキルの溝を埋めて、サイバー対応時の障害を排除することが、当社がRubyを活用する上での目標です。」

RubyはEnterprise Edition利用者のオプトインを対象に、今後数カ月以内に提供開始する予定です。Rubyは、より迅速かつ効果的にサイバー攻撃からのリカバリを顧客が継続できるよう、今後長期的に機能を拡大していきます。詳細については、Rubrikのブログをご覧ください。

Rubrik(ルーブリック)について
サイバーセキュリティ企業であるRubrikは、世界のデータを安全に保護することをミッションとしており、The Zero Trust Data Security™の先駆者として、企業がサイバー攻撃、悪意のあるインサイダー、および業務の中断に対するビジネスの回復力を達成できるよう支援します。機械学習を活用したRubrik Security Cloudは、オンプレミス、クラウド、およびSaaSアプリケーション全体のデータを安全に保護します。またRubrikは、データの安全性を維持し、厳しい条件下でのデータの可用性を実現するとともに、データのリスクと脅威を継続的に監視し、インフラストラクチャが攻撃された場合でもデータと共にビジネスの復旧を支援します。

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