2024年3月28日

埼玉工業大学、クリーンエネルギー技術開発センターを開設

地球環境問題に関する研究・開発を産学官連携で推進し、社会実装を目指す 埼玉工業大学( 本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、略称:埼工大、 www.sit.ac.jp/ )は、世界的な課 題となる地球環境問題に対応し、工業大学として技術革新による地域課題解決を目指す「クリーンエネルギー技術開 発センター」( センター長:本郷照久/工学部 生命環境化学科 教授 )を開設し、令和 6 年度 4 月より本格的に活 動を開始します。

埼工大は、本年 3 月 22 日にクリーンエネルギー技術開発センターの開設記念式典、記念講演会を本学キャンパス にて開催し、来賓として小島進深谷市長、原田信次美里町長、ふかや e パワー株式会社高丹秀篤代表取締役が出席し、 環境、エネルギー関連の研究者や事業関係者、自治体関係者など多数の関係者が参加して開催しました。

本センターは、学長直轄の新たな研究部門として、バイオマス部門、脱炭素技術開発部門、電池技術開発部門の3 部門に学内の環境・エネルギー関連を専門とする 8 名の研究者が所属・連携して研究を推進します。 本センターは、ものづくり研究棟内に蓄電池などの中核の研究設備を設置して、研究・開発の活動拠点とします。 ものづくり研究棟は、木造により大空間を実現し、クールヒートチューブによる自然換気システムを採用した、Light (光)、Wind(風)、Earth(土)の自然エネルギーを最大限に活かした ECO な研究施設です。

地球温暖化の進行による気候変動が世界各地で加速度的に深刻化する中、資源とエネルギーの価格が高騰し、安定 的な供給に懸念が生じています。また本学が位置する深谷市は農業を基幹産業としていますが、農業が抱える様々 な問題もあります。そこで、クリーンエネルギー技術の開発に向けて、バイオマスや蓄電池などの環境分野の研究者 が連携し、知的資源を地域の特色と融合し、新たな価値とブランドを創成していきます。

写真1:新センターのメンバーの集合写真

写真2:記念式典の集合写真

〇部門構成と研究者

  1. バイオマス部門:本郷 照久*1、長谷部 靖*1、秦田 勇二*1
  2. 脱炭素技術開発部門:田中 睦生*1、髙坂 祐顕*2、福地 亜宝郎*2
  3. 電池技術開発部門:渡部 大志*3、松浦 宏昭*1

所属学科:*1:工学部 生命環境化学科、*2:工学部 機械工学科、*3:工学部 情報システム学科

●クリーンエネルギー技術開発センター開設記念式典

  • 記念講演会
  • 日時:令和 6 年 3 月 22 日(金)13:00 開催
  • 会場:埼玉工業大学 26 号館 4 階 大会議室
  • URL: www.sit.ac.jp/news/cec20240322/

開催当日は、本学関係者の挨拶、来賓の紹介&スピーチ、そして本郷照久センター長による同センターの概要説明 をはじめ、記念講演、特別講演、学内講演がおこなわれました。

〇記念講演 「クリーンエネルギー利用に向けた蓄エネルギー・蓄電池技術の役割と期待」
講師:佐藤 縁 氏 国立研究開発法人産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 省エネルギー研究部門総括研究主幹 筑波大学連携大学院教授

〇特別講演 「産業廃棄物処理業界でのクリーンエネルギーの創造と斬新なアイデアによる夢の実現」
講師:設樂 竜也 氏(株式会社シタラ興産 代表取締役)

〇学内講演 ・「太陽光発電とレドックスフロー電池を連動させた電力需給システムの実証実験と社会実装に向けた取組み」
講師:松浦 宏昭(工学部 生命環境化学科 教授) ・「埼玉工大の自動運転に関する取り組み」 講師:渡部 大志(自動運転技術開発センター長・工学部 情報システム学科 教授)

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