キンドリル、パロアルトネットワークスのPrisma SASEと組み合わせたSASEサービスを発表 統一されたネットワークセキュリティ対策を提供
キンドリルのエンドツーエンドのSASEサービスにより、パロアルトネットワークスのクラウドファースト、ゼロトラストのネットワークセキュリティソリューションの導入を支援
ニューヨーク、2025年2月5日– 世界最大級のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーであるKyndryl(以下 キンドリル)は本日、エンドツーエンドのSASE(Secure AccessService Edge)サービスの提供開始を発表しました。このサービスは、Precision AIを搭載したパロアルトネットワークスのPrisma SASEと組み合わせたもので、お客様はクラウドファースト、ゼロトラストのネットワークセキュリティソリューションによってネットワークセキュリティを強化できるようになります。
キンドリルの新しいSASEサービスは、ネットワークとセキュリティを統合したクラウド型のサービスであるパロアルトネットワークスのPrisma SASEをサポートしています。Prisma SASEは、ユーザー認証と承認をきめ細かく制御し、ビジネスアプリケーション、エッジ、IoTテクノロジーへのセキュアなアクセスを可能にします。
Kyndryl Readiness Reportによると、ビジネスリーダーの94%がテクノロジーのモダナイゼーションを優先事項として挙げていますが、自社のITが将来のリスク管理への準備ができていると回答した企業は39%にとどまりました。現在のハイブリッドな働き方は、さまざまなデバイスからさまざまなビジネスアプリケーションに、どこからでもアクセスすることを前提としているため、企業は複雑かつ高度に分散したIT環境に直面することになり、セキュリティ確保がますます困難になっています。
キンドリルのグローバルのネットワーク&エッジ担当プラクティスリーダーであるポール・サビル(Paul Savill)は次のように述べています。「世界中のミッションクリティカルなビジネステクノロジーの約半数が時代遅れであるかサポート終了に近づいていることが、調査によって明らかになっています。そのため、ビジネスリーダーは業務リスクを軽減するために、ITインフラのアップグレードとサイバーセキュリティ対策の強化を優先させる必要があります。AIが多くの組織にとって重要となる中、パロアルトネットワークスのAI搭載Prisma SASEソリューション向けのキンドリルの新しいSASEサービスは、企業がサイバー脅威からリアルタイムで保護する真のゼロトラストアプローチを採用できるようにすることで、安全に変革を進めることができます」
キンドリルは独立して以降、ネットワークのモダナイゼーションを進め、54のデータセンターを擁するオンプレミスのネットワークアーキテクチャーから、パロアルトネットワークスのPrisma SASEなどテクノロジーパートナーからの厳選されたサービスを利用して、クラウドファーストかつ SASE ベースのゼロトラストセキュリティモデルへと移行しました。現在は、簡素化されたセキュリティ体制によって、グローバルかつハイブリッドな働き方の従業員をサポートしています。その結果、従業員はあらゆるデバイスからビジネスに不可欠なアプリケーションに安全にアクセスできるようになり、それがIT運用コストの削減にもつながっています。パロアルトネットワークスのネットワークセキュリティ認定を取得したキンドリルの専門家は、自社の移行プロジェクトで成功を収めたのと同じ専門知識を活用し、オンプレミス環境からSASEソリューションへの移行を支援する準備が整っています。SASEソリューションは、ITチームとエンドユーザーに優れたユーザーエクスペリエンスを提供しながら最高のセキュリティを確保する柔軟性と拡張性を備えています。
パロアルトネットワークスの最高パートナーシップ責任者、クリスティ・フリードリクス(Kristy Friedrichs)氏は次のように述べています。「SASEアプローチの実装は、組織にとってネットワークとセキュリティに関する最大の取り組みの1つであり、大きな変革を必要とします。組織においては、特にハイブリッドな働き方の労働力と拡大し続ける脅威に対応するために、ビジネスのスピードに合わせて拡張できるソリューションを必要としています。私たちは業界で最も完全なAI搭載SASEソリューションであるPrisma SASEと、キンドリルの新しいSASEサービスを組み合わせることで、変革に必要なものを共通のお客様に提供しています」
キンドリルによるエンドツーエンドのSASEサービスは、次のとおりです。
- Kyndryl Consultのアドバイザリーサービス – キンドリルは、お客様の現在のネットワーク環境におけるエンドツーエンドのネットワーク成熟度(ネットワークおよびセキュリティオペレーションセンターを含む)と、ネットワークセキュリティの健全性評価を実施し、お客様のビジネス目標と優先順位に合わせた最適なSASEとゼロトラストアプローチを推奨しています。
- キンドリルのデザインおよび実装サービス – キンドリルは、セキュリティサービスエッジ(SSE)やSD-WANサービスからパロアルトネットワークスのPrisma SASEへと移行するような、お客様のネットワークモダナイゼーション要件を構築および協議するために、コラボレーションアプローチを活用しています。 その後、お客様のPrisma SASE環境の包括的なデザインと導入を行い、それには、既存のユーザーとサービスのテスト、設定、移行、セルフマネージドサービスのトレーニングを実施が含まれます。
- キンドリルのマネージドSASEサービス – キンドリルは、Prisma SASEを導入したお客様のプラットフォームを、エンドツーエンドかつ24時間365日体制で管理します。これには、アップグレードや健全性チェックの実行、継続的な最適化作業、既存のセキュリティ運用センター(SOC)およびネットワーク運用センター(NOC)プラットフォームとの統合が含まれます。
- Kyndryl Bridgeとの統合 – キンドリルのSD-WANサービスは、AIを活用したオープン統合デジタルビジネスプラットフォームのKyndryl Bridgeと統合されています。このプラットフォームにより、お客様はテクノロジー環境全体とハイブリッドIT接続を監視、統合、および調整することができます。また、キンドリルは、Kyndryl Bridgeに新しいSASEサービスを統合し、プラットフォームの機能をさらに強化しています。
キンドリルの新しいSASEサービスは、パロアルトネットワークスとのアライアンスパートナーシップを拡大したものであり、パロアルトネットワークスのCortex XSOAR技術によって、Prisma Access(SSE)、次世代ファイアウォール(NGFW)、プライベート5GおよびOTセキュリティ、そしてSecurity Operations as a Platform(SOaaP)をすでに提供しています。
キンドリルのSASEサービスの詳細については、ウェブサイトをご覧ください。Prisma SASEの詳細については、パロアルトネットワークスのウェブサイトをご覧ください。
以上
当プレスリリースは、2025年2月5日(現地時間)にKyndrylが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照してください。
www.kyndryl.com/jp/ja/about-us/news/2025/02/sase-services-palo-alto-network-security
キンドリル(Kyndryl Holdings, Inc.)について
キンドリル(NYSE: KD)は、60カ国以上で数千にのぼる企業のお客様にサービスを提供する世界最大級のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーであり、世界中の企業が日々の業務で利用する複雑かつミッションクリティカルな情報システムを設計、構築、管理、モダナイズしています。詳細については、 www.kyndryl.com または www.kyndryl.com/jp/ja をご覧ください。