戸田市、住民情報系システムと行政事務系システムをNutanix Cloud Platformへ一本化
既存環境からの移行をわずか4時間程度で完了、日常業務に負担をかけず安心・安全に完遂
ニュータニックス・ジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:金古 毅、以下 Nutanix)は本日、戸田市(市長:菅原文仁)がアプリケーションの安定性と可用性を向上させるために、Nutanixのソリューションを導入したことを発表しました。今回の導入により、国民健康保険、市民税、固定資産税、介護保険などの業務が稼働する住民情報系システムや、グループウェア、文書管理、財務処理事務などのアプリを含む行政事務系システムをNutanix Cloud Platform(NCP)上にわずか4時間程度でスムーズに、かつシームレスに移行するとともに、業務効率の向上と、市民サービスを停止させない継続性を実現しました。
戸田市 企画財政部デジタル戦略室 課長 島田敬生氏は次のように述べています。「全業務課への調査から、システムの停止に対する不安を訴える声が増加したことを受け、より安定的に運用可能なクラウド基盤を検討した結果、住民情報系システムと行政事務系システムをNutanix Cloud Platform上で運用することになりました。移行後は大きなトラブルもなく、システムの安定性と可用性が向上しています。さらに、データ量の増加にもかかわらず、バックアップに必要な時間を短縮することができ、従来基盤と比べてコスト削減効果も確認できました。これにより、安心して基盤を活用できています。」
NCP導入により得られた効果は、以下の通りです。
- 基盤移行時のダウンタイムの大幅短縮:業務終了時(定時)から業務システムを止めて更新するまでの1時間程度と、その後の業務担当者の動作確認を含めて4時間もかからずに新基盤での稼働が可能になりました。各業務主管課の負担が軽く、スムーズな移行を実現しました。
- 耐障害性の向上とBCPの実現:Nutanix Cloud Platformによる耐障害性の向上だけでなく、1次バックアップ先には仮想マシンが稼働できるBCP環境を構築。また、Nutanix Cloud Platformとバックアップソリューションの連携により、2次バックアップ先をガバメントクラウドに移行。データ損失リスクを大幅に低減し、市民サービスを停止させない継続性を確保しました。
さらに、コスト削減や業務効率の向上のほか、バックアップ時間を数分に短縮したり、監視体制の充実により障害発生時の迅速な対応を可能にしたりと、NCPを導入して多くの効果が得られています。
戸田市では、今回統合した住民情報系システムと行政事務系システムに加えて、2025年中にインターネット接続系システムをNCP上に統合する計画です。さらに基幹系ではガバメントクラウドの標準化対応を進めると同時に、パブリッククラウドを利用するハイブリッドマルチクラウド運用や、住民サービス向けの生成AIチャットボットの活用などに対応できるインフラを構築していく方針です。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
www.nutanix.com/ja/company/customers/toda-city
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Nutanix Inc.について
Nutanixは、ハイブリッドマルチクラウドコンピューティングのリーダーとして、あらゆる場所でアプリケーションやAIを実行し、データを管理するための安全かつ統合されたプラットフォームを企業に提供しています。Nutanixを利用することで、従来型および最新のアプリケーションの運用を簡素化でき、企業は本来のビジネス目標に集中することが可能になります。Nutanixは、世界中29,000社以上の企業から高い信頼を獲得しており、企業のデジタル変革と一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッドマルチクラウド環境の運用を支援しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。または@NutanixJapanより、フォローしてください。