2018年6月1日

Box、データの保存先として複数の国を選択できる新機能「Box Zo nes with Multizones」を開始

GDPRなどのコンプライアンスおよびデータレジデンシーへの懸念の高まりを受け、世界7ゾーンでデータ保存先の選択が可能に

クラウド・コンテンツ・マネジメントの分野をリードするBox Inc.(本社:カリフォルニア州レッドウッド、NYSE: BOX、以下Box)は本日、データの保存先を選択できる「Box Zones」の新機能として、企業が各ユーザーのデータ保存先を世界7ゾーンの中から選択できる「Box Zones with Multizones」を開始することを発表しました。これにより、企業は世界7ゾーンの中から複数のゾーンを各ユーザーに割り当てることができ、各国のユーザーはシームレスにコラボレーションを図れます。2016年に提供を開始したBox Zonesは、顧客によるデータ保存先として一つのゾーンの選択を可能にし、クラウド・コンテンツ・マネジメントの新境地を開拓しました。ますます複雑化するグローバルでの規制やコンプライアンスに対応するため、Box では、データレジデンシーの管理を強化しつつ、ユーザーがどこで働いてもスムーズなコラボレーションを体験できるように取り組んできました。今回提供を開始する「Box Zones with Multizones」は、データの保存先として複数のゾーンを選択することができ、法人向けの高いセキュリティレベルとコンプライアンス機能を備えています。規制が厳しい業界のグローバル企業においても、コンテンツのセキュアな保存、管理、コラボレーションを実現でき、最も厳しいコンプライアンス要件と規制要件も順守することができます。

Boxの最高製品責任者(CPO)であるジートゥ・パテルは次のように述べています。「ビジネスのスピードはかつてないほど速くなっています。同時に、GDPRなどの規制の変更や、絶えず変化し続けるセキュリティ情勢によって複雑さが増し、必要な情報を従業員に提供するデジタル・ワークプレースの創出はますます困難になっています。Box Zones with Multizones は、企業が世界中のデータの管理と保存の方法について細かい設定を実現できるようにする一方で、ユーザーには自身や相手がいる場所に関わらずBoxで体験しているような優れたコラボレーション体験を提供します。」

Box Zones with Multizonesを活用することで、企業は以下を実現します。

リスクを低減し、GDPRなどのデータ保護要件に対応:企業は、各ユーザーに1つの保存先を割り当て、組織全体に対してデフォルトのゾーンを指定することで、データレジデンシとコンプライアンス要件に主体的に対処します。
絶えず変化するニーズに対応した柔軟性を提供:企業は、各ユーザーに割り当てるゾーンをいつでも変更できます。ユーザーがアクセス権限を失うことなく、コンテンツが自動的に新しいゾーンに移行されます。 グローバルな可視性と管理を実現:管理者は、企業が使用しているゾーン数にかかわらず、単一の管理コンソールから企業全体のデータを管理できます。
透明性とインサイト取得の推進:リアルタイムかつセルフサービス型のレポートにより、管理者は個々のユーザーや指定のゾーンに関するレポートを管理コンソールからダウンロードでき、監査が容易になります。 スムーズなエンドユーザー体験:エンドユーザーは、データ保存場所について心配することなく、同僚、パートナー、サプライヤーと自由にコラボレーションが可能です。

Boxを活用したGDPRへの対応
GDPR(EU一般データ保護規則)は、2018年5月25日に施行されました。Boxは、BCR(拘束的企業準則)に従い、C5(Cloud Computer Compliance Control Catalogue)と、TCDP(Trusted Cloud Data Protection Profile)を受けているほか、プライバシーおよびクラウド上のデータ保護対策について欧州データ保護委員会によるレビューも独立して受けているため、GDPRに備える顧客のサポートに適しています。さらに、APEC(アジア太平洋経済協力)のCBPR(越境プライバシー・ルール)システムの認証も受けています。

場所を問わない、エンタープライズ・レベルのセキュリティとコンプライアンス
Boxは、法人向けの高度な機能で業界をリードし続け、クラウドにおけるプライバシーとセキュリティのレベルを一貫して引き上げています。GDPRへの対応およびBox Zonesに加え、Box KeySafeによって管理者がデータを管理し可視性を得られるようにしています。また、Box Governanceによって、顧客はデータ保持ポリシーに適合し、eDiscoveryの要求を満たし、取り扱いに注意を要する情報を効果的に管理できます。Boxは、コンプライアンス基準におけるリーダーでもあり、GxP、HIPAA、FINRA、FedRAMP、PCI DSSをはじめとする重要な業界規制に顧客が順守できるようにします。

提供情報
Box Zones with Multizones は、日本、米国、カナダ、英国、アイルランド、ドイツ、シンガポール、オーストラリアなどのBoxを利用しているすべてのお客様に提供します。

Box ZonesおよびBox Zones with Multizones の詳細はwww.box.com/ja-jp/zones をご覧ください。

Boxについて
Box (NYSE: BOX) は、安全に人と情報とアプリケーションを連携させながら、組織の働き方を変革させるクラウド・コンテンツ・マネジメント企業です。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、P&G、GAPをはじめとする85,000以上のグローバル企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。Boxの詳細は、www.box.com/ja_JP/ にてご覧ください。 株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。