PTC、画期的な拡張現実ソリューション「Vuforia Expert Capture」を発表し、従業員の効率を向上
より速く、より効率的に第一線の作業員を強化
米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/日本法人:PTCジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)は、本日、ハノーバーメッセにおいて、従業員の生産性、品質、安全性、コンプライアンスの向上を目的として設計された拡張現実(AR)ソリューション「Vuforia® Expert CaptureTM」のリリースを発表しました。Vuforia Expert Captureは、現場の作業員が業務を迅速かつ正確に遂行するために必要な関連情報を迅速かつ効率的に提供します。
製造業を脅かす大きなスキルギャップに対応するため、対象領域の専門家(SMEs)からのより効果的な知識・技術伝承が急務となっています。DeloitteとManufacturing Instituteの報告によると、製造業において今後10年間に1000万人の雇用が必要になる可能性があるものの、数百万人の人材が不足する予想されています。退職する従業員の大量流出に加え、製品の複雑さと顧客の需要の増大と相まって、製造企業では現場の従業員に対し関連情報を提供するための新しいアプローチが必要となってきています。
PTC 拡張現実(AR)製品担当 エクゼクティブ・バイスプレジデントであるマイク・キャンベル(Mike Campbell)は次のように述べています。「PTCは、今日の製造企業を脅かしているスキルギャップの危機を軽減するために、各対象領域の専門家の知識をARで活用するという新しい方法による技術伝承のソリューションを提供できることを喜ばしく思います。Vuforia Expert Captureは、ARコンテンツの作成を迅速化する価値の高いソリューションです。製造企業は、新人作業員の教育や、慣れないタスクを正常に完了するための正確さと速度を向上させるだけでなく、トレーニングのコストと生産性向上を実現するまでの時間を削減できます。」
Vuforia Expert Captureは、日常の作業環境の中で実際のコンテキストとして、作業員が最も必要としている時や場所に、最新の関連情報を提供することにより、作業員に混乱をもたらすことなく、必要に応じて知識を即座に取得できます。本ソリューションは実践的なトレーニングやタスクガイダンスのための段階的な指示を簡単に作成するため、事前準備や開発作業は必要ありません。
キャプチャされた作業プロセスは、安全なSaaSベースの環境で編集され、RealWear HMT-1やMicrosoft HoloLens、その他モバイルデバイスを使用して、第一線の作業員に提供されます。HoloLensの位置認識機能の空間インテリジェンスを活用することで、速度と精度を損なうことなく、異なる場所において複数の手順を踏む現場の作業員に対し安全に指示できます。
Vuforia Expert Captureは、既存の機器の保守/交換手順が利用できない製造環境において有用なソリューションです。熟練作業員は、重要なタスクの実行のプロセスに関する指示を簡単に記録し、新しい作業員や再配置された作業員と、迅速かつ効率的なガイダンスを共有できます。
Global FoundriesのCIO オフィスでAI、ML、AR、 VR のイノベーション責任者を務めるDP Prakash氏は次のように述べています。 「Global Foundriesは、世界中の工場で競争市場における生産性向上の重要な手段の1つとして拡張現実を採用しています。Vuforia Expert Capture を使用することにより、工場の現場にいる作業員の知識をこれまで以上に収集できるようになります。このVuforiaの機能により、標準業務手順書 (SOP) の文書化に要する時間が最大で10分の1に短縮され、作業員のトレーニング時間が50%短縮されました。」
機能を含む製品リリースのタイミングは、PTCの判断により変更される場合があります。
*本内容は米PTCが2019年4月1日に発表した報道資料の翻訳です。
プレスリリースページ:https://www.ptc.com/JA/news/2019/ptc-launches-vuforia-expert-capture-augmented-reality-solution
PTCについて(NASDAQ: PTC)
PTCは、企業の製品とサービスの差別化、優れた運用性の向上および従業員の生産性の向上を可能にする、市場実績の高いソリューション郡を提供し、インダストリアル・イノベーションを推進します。PTCとそのパートナー・エコシステムを活用することで、製造業は現在の新技術の可能性を活かし、デジタル・イノベーションを推進できます。
PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン管理 (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) 、モノのインターネット (IoT) の各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のWindchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のIntegrity、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールド サービス管理/サービス物流管理のServigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad、IoTアプリケーション プラットフォームのThingWorx、拡張現実(AR)プラットフォームのVuforiaといった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。
1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:http://www.ptc-jp.com
※PTCの社名、ロゴマークおよびすべてのPTC製品の名称は、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。