2020年6月17日

Nutanix、ServiceNowとの統合拡張により、ITの運用とコストを合理化

世界的な危機に直面する顧客企業をIT運用の簡素化と新たな自動化機能で支援

Nutanix Inc. (本社: 米国カリフォルニア州、共同創設者、会長兼CEO: Dheeraj Pandey、NASDAQ: NTNX、以下Nutanix) は本日、デジタルワークフローのリーダー企業であるServiceNowとの統合を拡張し、DevOps向けの自動化/管理ソリューションであるNutanix Calmに新機能を追加したことを発表しました。これらの新機能により、インフラストラクチャー、アプリケーション、クラウドの管理業務を自動化・簡素化し、世界的な危機の中ITの運用とコストの合理化に取り組む顧客企業を支援します。

Nutanixの最高技術責任者であるRajiv Miraniは、次のように述べています。「企業のIT部門がリモートワーク・ソリューションの提供に尽力する一方、時間やリソースの不足が原因でより広範なビジネスのサポートが難しくなっています。ServiceNow社との統合を拡張し、Nutanixの自動化ソリューションを拡充することで、企業のIT部門はクラウドインフラストラクチャーやアプリケーションの管理作業にかかる時間を削減し、より優先順位の高い業務に専念できるようになります。」

反復的なオペレーションの自動化により、業務の高速化とコスト削減を実現できるにも関わらず、ITの運用プロセスは未だにマニュアルが主流です。企業がハイパーオートメーションの技術を導入し、運用プロセスを見直すことで、2024年にはIT運用にかかるコストを30%削減できると予測されています。また、こうした変化は現在の世界情勢によって加速すると考えられ、PwC社の調査によると、54%の企業が新型コロナウィルスの流行による潜在的または甚大な業務への影響を懸念しており、62%がコストの抑制を検討しています。

Nutanixは、自動化を簡素化し、あらゆるレベルのIT担当者が自動化機能を利用しやすくすることを目指しています。ITゼネラリストはNutanixを使用することで、簡単にトリガーやアクションの自動化を設定し、日常的なIT運用業務を簡素化できます。さらに、業界をリードするServiceNowの自動化ソリューションとの連携機能により、既存のITチケットシステムと統合すれば、ワークフローがシンプルになり、クラウドとアプリケーションの管理業務をこれまで以上に簡単に行えます。Nutanixは、これらの機能強化によって、自動化機能を拡充し、顧客企業のコスト管理をサポートいたします。

Nutanixは、顧客企業のITチームを支援するため、IT運用をよりシンプルにする統合拡張・製品機能を発表しました。具体的な内容は以下の通りです。

● DevOpsをシンプルに:Nutanix Calm 3.0では、機能拡張により、ServiceNowとの統合を強化します。今後は、ServiceNowの承認フローと監査機能を活用し、アップデート、パッチ、拡張機能などのアプリのライフサイクルを自動化できます。さらに、CyberArk中央保管庫内にパスワードを格納することでセキュリティ体制も強化できるなど、特に官公庁の顧客や規模の顧客企業には重要な要素も備わっています。統合拡張に加えて、Calm 3.0を利用するDevOpsチームは、ハイブリッドクラウドインフラストラクチャー全体を通して、ワークロードを容易に自動化しながら、Calm Blueprintを記述するためのPythonベースのドメイン固有言語(DSL)を使用することで、IaC(インフラストラクチャー・アズ・コード)のプロビジョニングを行えます。このCalm DSLは、Calm UIの豊富な機能を全て装備しつつ、バージョン管理された、人間でも読むことのできるコードを提供しているため、複雑なアプリケーション・シナリオにも対応可能です。
● インフラストラクチャーの管理をシンプルに:過去に発表したServiceNowとの連携機能に基づき、Nutanix Prism Proの顧客は今後、ServiceNowポータル内でアラートとインシデントに直接対応できるようになります。例えば、ServiceNow内にて自動で発行されたチケットから、インフラストラクチャーの容量不足や問題を追跡できるだけでなく、チケットシステム内で直接問題を解決できます。また、サードパーティーのアプリケーションを追加し、自動化機能をトリガーすることで、包括的なIT管理プロセスを作成できます。
● クラウドのガバナンスとコスト最適化をシンプルに:パブリッククラウドへの信頼が高まる中、ServiceNowとの統合拡張により、コスト最適化とセキュリティに関する業務を簡素化できるようになりました。例えば、大幅な予算超過を防ぐため、意図しないパブリッククラウドの利用を制御することができます。また、コスト削減の推奨事項とセキュリティ上の脆弱性を警告するアラートに基づいたチケットを自動作成し、適切なオーナーに割り当てることで、既存のServiceNowワークフローにNutanix Xi Beamのコストとセキュリティに関する推奨事項を自動で組み込むことが可能です。

今回発表したServiceNowの機能はすでに提供を開始しており、ご利用いただけます。Calm 3.0は、2020年6月8日、正式リリースされました。

7月10日開催の 「Nutanix Xperience」ウェビナーにて「自律的IT運用のベストプラクティス」についてご案内いたします。詳しくは、こちらをご覧ください。 

Nutanixソリューションについての詳細は、www.nutanix.com/jpをご覧ください。

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。

*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2020年5月21日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。

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