2020年8月6日

5Gを次世代PCに導入するMediaTekとIntelのパートナーシップが前進

「MediaTek T700」モデムが、5Gスタンドアロン通信の正常動作を確認

新竹、台湾―MediaTek Inc.(本社:台湾新竹市、以下MediaTek)は本日、5G体験を次世代PCに導入するインテルとのコラボレーションが更に前進し、5Gモデムデータカードの開発が完了、認証されたことを発表しました。

来年のインテルCPU搭載PCの5G接続に使用される、このMediaTekの5Gモデム「T700」が、実際の使用環境に即したテストシナリオでの5Gスタンドアロン(SA)通信に成功しました。さらに、インテルは優れたユーザー体験を実現するためのシステム統合、検証、プラットフォーム最適化を行い、OEMパートナー向けのエンジニアリングサポートの準備を進めています。MediaTekとインテルは共に優れたユーザー体験を提供することをお約束します。

「インテルとのパートナーシップは5G モバイルビジネスの成長の延長線として自然な流れとも言えますが、当社にとっては、PC市場に参入するための素晴らしいビジネスチャンスと考えています 」とMediaTek社長のジョー・チェン(Joe Chen)は述べています。「PC分野におけるインテルの深い専門知識と、我々の画期的な5Gモデム技術により、ノートPCの活用方法を再定義し、ユーザーに最高の5G体験をもたらします」

また、インテルのモバイル・クライアント・プラットフォーム担当副社長兼ゼネラル・マネージャのクリス・ウォーカー(Chris Walker)は、次のように述べています。「パートナーシップの成功は、実際に実行されたか否かという事実によって評価されます。その意味で、リモート環境にありながらも、我々がMediaTek社とともにこの5Gモデムソリューションの開発を急ピッチに進め、この下半期にもサンプル提供ができるまでになったことを嬉しく思います。我々はPCにおける4G/LTEのリーダーシップを築いてきましたが、5Gは私たちがどう接続し、計算し、通信するのか、その方法を大きく変容させていきます。Intelは最上位モデルのPCにて、それらの新しい能力をさらに強化していきます」

「MediaTek T700」モデムは、ノンスタンドアロンおよびスタンドアロンの Sub-6 5G ネットワーク・アーキテクチャをサポートし、安定して高速で信頼性の高い接続性を提供します。ユーザーは自宅でも外出先でも、超高速の5G速度で、閲覧、ストリーミング、ゲームをすることができます。MediaTekのモデムは電力効率に優れているため、ノートPCのバッテリー寿命は延び、充電の間隔も長くなります。MediaTekは、PC、モバイル、ホーム、車載、IoTの各セグメントで先進的な5G技術を展開し、超高速接続を誰もが利用できるように提供していきます。

インテルとMediaTekの5Gソリューションを搭載したノートPC製品は、2021年初旬に発売される予定です。MediaTek 5G 技術の詳細はこちらをご覧ください。https://i.mediatek.com/mediatek-5g/jp

MediaTek Inc. について
MediaTek Inc.(台湾証券取引所:2454)は、年間 15 憶台のコネクテッドデバイスを提供しているグローバルファブレス半導体メーカーです。モバイルデバイス、ホームエンターテイメント、コネクティビティ、および IoT 製品向けに革新的なシステムオンチップ(SoC)の開発で市場をリードしています。イノベーションに対する献身的な取り組みにより、電力効率に優れたモバイルテクノロジーや高度なマルチメディアソリューションを含む主要テクノロジー分野で市場を牽引する地位を確立しています。それらの技術はスマートフォン、タブレット、デジタルテレビ、5G、音声アシスタントデバイス(VAD)、ウェアラブル端末、自動車用ソリューションなど幅広い製品において活用されています。MediaTek は、スマートテクノロジーを通じて、人々が視野を広げ、容易に目標を達成出来るようになることを望んでいます。優れたテクノロジーを誰もが利用できるようにし、企業活動の原動力としています。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。www.mediatek.com

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