ソフトウェア定義型ストレージソリューション「Nutanix Files」、顧客企業数が2,500社を突破
場所を問わないファイルストレージの拡張と管理を実現
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、共同創設者、会長兼CEO: Dheeraj Pandey 以下、Nutanix)は、スケールアウト型ファイルストレージソリューションであるNutanix Filesについて、顧客企業数が2,500社を突破したことを発表しました。顧客企業には、フォーブス・グローバル2000に登録された180社も含まれています。Nutanix Filesは、クラウド時代に最適な、シンプルで柔軟、そしてインテリジェントなエンタープライズ向けファイルストレージを提供します。複数のロケーションを横断したファイルストレージのニーズに対応し、高い拡張性を提供するとともに、場所を問わない一元的管理を実現することで、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響下にある顧客企業を支援しています。また、Nutanix Filesが提供するネイティブな分析エンジンを用いることで、顧客企業はデータからのインサイトが得られます。データの使用状況を表示することで長期的な監査が可能となり、異常検知により悪意ある攻撃者やマルウェアによる悪用や脅威を未然に阻止することができます。これにより、サードパーティーが提供するソリューションとの統合は不要になります。
Nutanix Filesは、レガシーストレージシステムに依存する従来型データセンターのアーキテクチャに内在する複雑さを排除し、ソフトウェア定義の柔軟性により、現在の課題に対処することで、ファイルデータへのアクセス・管理・規模に関する課題を解決します。本製品は、構造化データと非構造化データに対応したNutanixソリューション群の1つで、Amazon S3対応のオブジェクト・ストレージを提供するNutanix Objects、スケールアウト型ブロックストレージNutanix Volumesも含まれています。これら3つのソリューションは、ファイル、オブジェクト、ブロックストレージのニーズに対応した共通の管理環境を通じて、統合されたソフトウェア定義型の包括的なストレージソリューションを業界で唯一単一のHCIプラットフォーム上で提供します。
IDCのインフラストラクチャー・システム/プラットフォーム/テクノロジー・グループ、リサーチバイスプレジデントであるEric Sheppard氏は、次のように述べています。「Nutanixは、HCIソリューションでインフラをシンプルにするという点において、高い評価を確立しています。同社のファイルストレージソリューションは、Nutanixのシンプルさを非構造化データにも対応させるものであり、Nutanixの顧客基盤で急速に導入が進んでいます。こうした状況を受けて、スケールアウト型ファイルストレージに関する2019年版『IDC MarketScape』グローバル調査レポートでNutanixを主要企業に位置づけています。」
Nutanix Filesは、企業がコアデータセンターからエッジロケーションまでを対象とした、エンタープライズ向けNFSとSMBファイルストレージを標準化できるよう支援し、顧客企業が抱える共通の課題を解決します。また、数分で導入でき、アップデートもワンクリックでシステムを停止せずに行えるほか、わかりやすいインターフェイスでの一元的な管理が可能です。
Nutanixのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるVishal Sinhaは、次のように述べています。「ストレージ市場は細分化が進んでおり、顧客はストレージにおける様々なニーズに対応するため、個別のライセンスを購入し、複数の製品を別々に管理する必要があります。Nutanixは、顧客のインフラストラクチャーにおけるソフトウェアスタックの簡素化を支援することに注力しています。ディープアナリティクスのような重要な機能を備え、使い勝手に優れた統合型のファイルストレージソリューションを提供することは、この目標を達成するうえで重要であり、この度Nutanix Filesの顧客企業数が2,500社を突破したことは、本ソリューションの強みを裏付けています。」
Nutanix Filesの顧客企業は、中小企業から、国内および国際的な小売業者、業界をリードするサービスプロバイダーなど、多岐にわたります。主なユースケースは、以下の通りです。
ワンクリックで行える拡張で、リモートワークをサポート
ITチームは、コロナ禍において、夜間にリモート環境で従業員にVDIソリューションや、需要の増加に対応した文書管理システムを提供する必要がありましたが、そうした作業は困難を極めました。Nutanix Filesは、あらゆる場所からワンクリックで迅速に容量追加が可能なため、顧客企業が素早くリモートワーク下におけるビジネスニーズに対応し、新型コロナウイルス(COVID-19)のような困難な状況にもスムーズに対処ができる理想的なソリューションです。
シェパード・モレンのシニアDBAであるLawrence Lozzano氏は、次のように述べています。「Windows File Serverの場合、高可用性ファイルサーバーを稼働させるために、Windowsクラスタリングの設定が必要です。一方、Nutanix Filesの設定・管理は非常に分かりやすく、ワンクリック・アップグレードのプロセスにより、非常に簡単に管理できます。」
ヘルスケア業界に対応したファイルストレージ
病院や医療機関では、X線など、医療機器で生成されるすべての画像は、医療用画像管理システム(PACS)で保存、検索、管理を行います。Nutanix Filesは現在、Change HealthcareとIBM Watson Healthのサポートの認証を取得しており、NFSまたはSMBの標準的なファイルストレージ・プロトコルをサポートするすべてのPACSソリューションで動作します。さらに、Nutanix Filesは、柔軟性の高いソフトウェア定義アーキテクチャにより、変化するワークロードのニーズに合わせて拡張可能なインフラストラクチャーとファイルストレージシステムを提供します。医療機関が新型コロナウイルス(COVID-19)の流行に伴う患者数の急増に対応している今、こうした機能はますます重要になっています。
映像監視向けのファイルストレージを簡素化
映像監視ソリューションを活用する企業は、ペタバイト規模のデータのアーカイブに対応するだけでなく、動画データへの迅速なアクセスやストリーミングを可能とする、高パフォーマンスで効率的なファイルストレージシステムが必要です。Nutanix Filesは、システム無停止でニーズに応じた大規模なスケーリングにも対応します。ファイルストレージを柔軟な単一のプラットフォームに統合することで、管理と運用における負担と複雑性を軽減し、必要な規模の環境を提供します。
米国テキサス州プレイノ市のエンタープライズアーキテクトであるChris Edward氏は、次のように述べています。「プレイノ市では、Windowsの物理サーバーとすべてのWindowsライセンスを廃止するため、ホームディレクトリの共有、部門ごとの共有、また警察が所有する動画データをNutanix Filesに移行しました。Nutanix Filesでは300TB以上のデータを保存していますが、以前に比べて大幅に効率的な運用が可能になりました。さらに、ソフトウェア定義ソリューションであるNutanix Filesはサーバーの保守が不要なため、管理も著しく簡単です。」
Nutanix Filesについての詳細は、こちらをご覧ください。
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Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2020年7月30日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。