2020年9月24日

大樹生命保険、Nutanixを採用し、高度なセキュリティ環境を短期間で構築

社内システムをインターネットから分離し、将来のハイブリッド環境への移行も見据えた柔軟かつ安全で拡張性の高い基盤構築を実現

ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社:東京都千代田区、社長:町田栄作、以下Nutanix) は本日、大樹生命保険株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉村俊哉、以下 大樹生命保険)の社内システム基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが導入されたことを発表しました。

大樹生命保険は、日本生命のグループ企業として、営業職員チャネルをコアとした「販売分野の成長」と銀行窓販・代理店および日本生命への商品供給を通じた「元受分野の成長」を両輪として取り組み、加えて「元受機能の強化と効率化」や「ホールセール領域における強みづくり」に取り組むことで会社成長を加速させています。また、これらの戦略を支える取り組みとして、お客さま本位の業務運営とコンプライアンスの徹底、および人材育成と活気のある職場づくりを重要課題として位置付けています。

Nutanix Enterprise Cloud OSの採用は、インターネットから重要情報を含む社内システムを分離するために立ち上げられた「インターネット環境分離プロジェクト」の一環として行われました。このプロジェクトは、お客さま本位の取り組みに加え、2015年に金融庁が公表した「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」に基づくセキュリティ対策の一環として実行されました。

大樹生命保険は、2020年夏に予定されていた国際的なスポーツ競技大会開催に伴うサイバー攻撃の増加に備えるため、インターネット上の悪意のある行為者から重要なリソースを切り離し、短期間で数千人規模の社員にセキュアなVDI環境を構築でき、かつオーバースペックの過剰投資を避けるため、状況変化に応じて柔軟にスケールアウト可能なソリューションを求めていました。

そこで、仮想化やセキュリティ、ネットワークなどを統合したインフラストラクチャースタックを提供するHCI (ハイパーコンバージドインフラストラクチャー) を活用することを決断し、Nutanix Enterprise Cloud OSの採用を決定しました。

基盤移行は、Nutanixの豊富なナレッジと稼働実績により、1年という短期間で実現しました。従来の3層構成と比べてシステム構築期間を大幅に短縮できただけでなく、VDI環境でWebブラウザを利用することで起動が高速化し、使い勝手も改善しました。また、ITインフラ管理ツールであるNutanix Prismの導入により、運用管理の面でも負担が軽減できており、従来より管理が容易になりました。以前は入念な準備が必要だった定期的なバージョンアップ作業もシステム無停止かつワンクリックだけの操作で実施が可能になりました。これにより、運用の可視化が容易になり、運用に必要な高度なスキルや研修も不要となりました。こうした取り組みにより、お客さまや社内の個人情報をサイバー攻撃から保護し、安全に管理できる環境構築が実現しました。

大樹生命保険では、社内クラウド基盤としてNutanixの活用を検討していく計画です。クラウドサービスの活用拡大に伴い、データセンターでのコロケーションにてプライベートクラウド環境を構築する際にもNutanixの活用を検討しています。

大樹生命保険 システム企画部 CSIRT担当室長 樋口 康氏は、次のように述べています。「次世代システムの構築を念頭に、拡張性を持った変化に強いシステム、そして安心安全なシステムを作ることを検討しました。Nutanixはまさに我々にマッチしたものでした。セキュリティは業界において今後も取り組むべき重要な対策であり、仮想基盤でのマイクロセグメンテーションを実現するNutanix Flowなど他のソリューションにも期待しています。」

本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
www.nutanix.com/jp/viewer?type=pdf&path=/content/dam/nutanix/ja/resources/case-studies/cs-taiju-seimei-jp.pdf

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jpをご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。

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