2020年10月2日

沖縄科学技術大学院大学(OIST)、AMD EPYC™プロセッサーを2ペタフロップス以上の演算能力を持つHPCシステムに採用

– 優れたコスト・パフォーマンスとコア密度の増加を実現 –

日本AMD株式会社は本日、「AMD EPYC™ 7702」プロセッサーが、沖縄科学技術大学院大学(以下、OIST)の新しい高性能コンピューティング・システムに搭載されることを発表しました。「EPYC」ベースのプロセッサーは、OISTが大学の科学研究に使用を予定している2.36ペタフロップスの計算能力をサポートします。

OISTのScientific Computing & Data Analysis Section(SCDA)では、バイオ・インフォマティクス、計算神経科学、物理学に至る計算集約的な研究のために、この新しいスーパー・コンピューターを実装する計画を立てています。

OISTの科学計算およびデータ解析のセクションリーダーであるタユフェール・エディ博士は次のように述べています。「2020年度は、OISTの成長におけるマイルストーンとなりました。新しい研究棟が完成して新しい研究テーマを導入したユニットが発足しました。今年度の特徴の一つとして、主に科学計算を行っている研究が大幅に増加しました。計算システムが全てのユーザー間で共有される共通のリソースモデルでは、ユーザーあたりのコア数の制限が設定されてしまいます。2018年度頃ユーザー数が2倍に増えたため、従来のシステムがフル稼働で継続的に使用されることで、競合が生まれてしまい、OISTの研究コンピューティングに影響を与えていました。新しいシステムに必要なのは、競合の吸収とOISTの大幅な成長に対応できるコア数を多大に搭載していることでした」

OISTが「AMD EPYC」プロセッサーを選択した主な理由としては、優れたコストパフォーマンス、より多くのメモリー/PCIe帯域幅、サーバーあたりのコア数の増加などがあります。OISTは、大学の研究者のために、また他の成長する計算機ニーズのために、「EPYC」プロセッサーのさらなる採用を検討することも計画しています。

「AMD EPYC™ 7702」プロセッサーの仕様


製品モデル
CPUコアスレッド最大周波数(GHz)TDP(W)最大DDR周波数(1DPC)L3 キャッシュ(MB)PCIeGen 4レーン
AMD EPYC™ 7702641283.35200W3200256 MB128

AMDについて
AMDは、ゲームや没入型プラットフォーム、データセンターに欠かせない要素である、ハイパフォーマンス・コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において50年にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何億人もの消費者、フォーチュン500企業、最先端の科学研究施設が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、AMDのテクノロジーに頼っています。世界中のAMD社員は可能性の限界を押し上げる優れた製品開発に注力しています。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。AMDのさらなる詳細については、AMD(NASDAQ: AMD)のウェブサイト、ブログ、Facebookまたはツイッターをご覧ください。

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