北九州工業高等専門学校とPTC、集結させた最新テクノロジーを活用し、企業経営者向けビジネススクールでDXノウハウを提供
デジタルトランスフォーメーションの促進を牽引し、地域産業の活性化に向けて支援
独立行政法人国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校(校長:本江 哲行、教授:久池井 茂、以下 北九州高専)とPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭、以下 PTC )は、最新テクノロジーや設備を集結させ、企業のデジタルトランスフォーメーション( DX )を実現するノウハウを、北九州高専が運営する、経営層向けの第4次産業革命エグゼクティブ ビジネススクールにて提供することを発表しました。北九州高専と PTC は、今後、北九州地域における DX の促進を牽引し、地域産業の活性化に貢献していきます。
北九州高専が経営する本スクールは、業務革新、事業成長、技術継承、デジタル活用の実現をめざす中小製造業の企業経営層を対象としています。各講座は、第4次産業革命に関する経営者の理解、国際標準に準拠した生産管理知識の定着、海外工場で戦力となる人材育成及び中小企業の生産性向上、などにつながる知識の習得を目的としています。企業の DX 理解促進に向けては、PTC の IoT 開発プラットフォーム、ThingWorx® や、PLM プラットフォームである Windchill® を使って、収集したデータの可視化や一元管理などを解説します。また、AR 技術である Vuforia® を利用して、AR コンテンツの作成、技術伝承、遠隔支援やデジタルマニュアル作成の実演など、PTC が提供する最新テクノロジーを複数揃え、製造業が大幅な生産性向上につなげるためのノウハウを紹介します。北九州高専と PTC は、北九州地域の発展の鍵をにぎる企業が、いち早く最先端技術を取り入れ、DX の実践につながるよう支援をするとともに、地域産業の DX推進と普及において、中心的な役割を担うよう取り組んでいく予定です。
北九州高専の取り組みを支援する、株式会社安川電機 代表取締役社長 小笠原 浩氏はつぎのように述べています。
「安川電機は、立体的なデジタルデータソリューション、『i3-Mechatronics』を通して、お客様に新しい価値を提供しつづけるために、 DXを推進したデジタル経営の実現に注力しています。北九州工業高等専門学校が実施する、地域企業の事業拡大につながるDX促進への働きかけには注目しており、この度のエグゼクティブ ビジネススクールを通じた取り組みに期待を寄せています。」
エグゼクティブ ビジネススクール代表の北九州高専 久池井 茂教授は、「昨年からのCOVID-19 の影響で地域企業でもデジタル化の意識も高くなり、また技術伝承や遠隔支援など取り組むべき企業対応の必要性も迫られつつあります。そこで我々も先端テクノロジーを身に着け地域企業をリードすべく、グローバルスタンダードである PTC 社の
ソリューションを設備しました」と述べています。
PTC ジャパン株式会社 代表取締役の桑原 宏昭は次のように述べています。
「PTCは、CAD/PDMなどの製品設計開発とデータ管理や、PLMなどの製品ライフサイクルにおけるデータの一元管理など、製品データにかかわる包括的なソリューションを提供するDXカンパニーです。また、IoT環境の構築を通して拡張現実( AR ) との連携で実現するフィールドオペレーションなど、IoTでつながる様々な企業のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。今後、私たちの実績とグローバル企業としての知見が北九州地方のDX推進に活かされるよう、北九州高専と協力してまいりたいと思います。」
第4産業革命エグゼクティブビジネススクールについて
北九州工業高等専門学校(北九州高専)(所在地:福岡県北九州市)を主催として、産学官連携チームによる経営層向けのビジネススクールです。
本スクールのプログラムは、経済産業省「産学連携デジタルものづくり中核人材育成事業」で北九州高専を中心とした産学官連携チームにて開発した経営層向けのカリキュラムに基づいており、第4次産業革命に対する経営者の理解、国際基準に準拠した生産管理知識の定着、海外工場で戦力となる人材育成、並びに中小企業の生産向上のため、中小製造業のバリューチェーンの高度化・業務革新を推進するものです。プログラムは第4次産業革命による企業変革の考え方や、中小企業の経営管理業務を体系立てたものになっています。
自社の業務革新・事業成長・技術継承の実現のために、またグローバル市場への展開と円滑な業務運営の能力構築を図りたいという中小企業を応援しています。また、「Withコロナ」や「Afterコロナ」における、製造業デジタルトランスフォーメーションのポイントを学べます。
また、本スクールは経済産業省「第四次産業革命スキル習得講座」及び厚生労働省「専門実践教育訓練給付金制度」に認定された講座になります。
PTC ジャパンについて
米 PTC の日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 ( PLM )、IoT アプリケーション開発プラットフォーム、拡張現実 ( AR ) オーサリングソリューションの各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理の Windchill、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad、IoT アプリケーション開発プラットフォームの ThingWorx、拡張現実 ( AR ) オーサリングソリューションの Vuforia、産業用接続プラットフォームの Kepware といった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992 年 3 月設立。国内 4 事業拠点。Web サイト: www.ptc.com/ja
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※PTCの社名、ロゴマークWindchill、ThingWorx、Vuforia、およびすべてのPTC製品の名称は、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。