2022年1月12日

シーメンス、Solid Edge 2022で自動設計の支援、パーツ設計の利便性向上、およびコラボレーション機能強化を実現

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア (以下シーメンス) は、組み込み型でルールベースの自動設計、2.5軸マシニング最新ツール向けにも変換を必要としないポイント・クラウド、メッシュ、インポート・データ活用、超効率的アップフロント流量シミュレーションを搭載した、2022年バージョンのSolid Edge®ソフトウェアを発表しました。シーメンスのXceleratorポートフォリオ製品の一部であるSolid Edgeは、3D設計、シミュレーション、可視化、製造、設計管理など、製品製造のあらゆる側面を直観的操作で加速させる製品開発プラットフォームです。

Solid Edge 2022の主な特徴は次のとおりです。

新しく組み込まれたSolid Edge Design Configuratorは、ルールベースの自動化機能の追加と、設計パラメーターとルールによる製品カスタマイズ高速化で、時間を短縮、インテリジェント・モデルに含まれる知的財産を取り込んで再利用できるようにします。

CAM Pro 2.5 Axisミリングは、Solid Edge Classic、Foundation、Premiumの保守契約が有効なお客様向けに提供されるようになりました。この機能の完全統合により、設計データとの関連を完全に維持しつつ、ツールパスの自動作成とマシニング・シミュレーションを併せて提供できるようになり、最適なマシニング・オペレーションが実現されます。

新しいCAD Direct機能は、サードパーティー形式のデータを相互の関連を維持したまま、変換なして挿入できるようにします。シーメンスの先進的なコンバージェント・モデリング・テクノロジーは、Solid Edge 2022にも統合されます。B-Repとメッシュ形状を変換なしで同一モデル内に混在させることができるため、メッシュ・データの利便性が向上し、製品のモデリング時間が短縮されます。フルカラーのポイント・クラウド・データも、Solid Edge内での可視化のために直接活用できるようになりました。設計機器をポイント・クラウドのコンテキスト内に配置できるので、工場やプラントの改修時に特に便利です。

Solid Edge 2022は、Xcelerator as a Serviceを通じて提供されます。設計重視の各種機能 (3D/2D CADビュー / マークアップなど)、拡張現実、Solid Edgeコミュニティーへのセキュアなプロジェクト・ベース情報共有を実現するXcelerator Shareなどのシーメンスの次世代クラウドベース・コラボレーション・ソリューションへのアクセスは、ここから提供されます。

シーメンスのMainstream Engineering担当シニア・バイスプレジデントであるジョン・ミラー (John Miller) は次のように述べています。「シーメンスは、お客様の声に耳を傾け、お客様と連携してきました。そのおかげで、Solid Edge 2022は、お客様が各社のビジネスを成長させることができる製品に仕上がりました。Solid Edge 2022の進化は、最新の製品開発、製造プロセスへのサポートを向上させました。ユーザーは、利用可能なリソースを使ってより多くのことができるようになり、コミュニティー全体により優れたイノベーションを育む新たな働き方を実現させます。」

アセンブリ・モデリングは、従来からの重点項目でした。2022年バージョンのSolid Edgeでも、3世代連続での強化点となりました。新しいアセンブリ・プレビュー・モードは、ロードするデータの量を削減し、マルチボディ・アセンブリ・モデリング・モードは、アセンブリ・ファイル内の内部コンポーネントのための新しいモデリング環境です。新しいコンポーネント・ファインダーでは、見つけにくいパーツの特定も簡単になります。オート・コンプリートの提案型フィルターにより、検索も直感的に行うことができます。

もう一つSolid Edge 2022加えられたのは、配管系の流量や熱流を簡単に解析できるSimcenter™ Flomaster™ for Solid Edgeソフトウェアです。システムレベルのモデルが3Dモデルから抽出できるようになり、準備時間が最大90パーセント短縮されます。内蔵されたウィザード・ガイドが、初めてのユーザーも望ましい成果へと導いてくれる一方、熟練のユーザーが必要とする、急激な力学現象や圧力上昇のシミュレーションなどの高度な機能も用意されています。

Solid Edgeバージョン2022の詳細については、新製品情報サイトをご覧ください。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、エンジニアリング、製造、電子設計といった技術的分野を結合し、「将来」の目標を今実現するために努力を続けるデジタル・エンタープライズを支援しています。同社のXcelerator製品ポートフォリオは、あらゆる規模の企業がデジタル・ツインを作成 / 活用することで、イノベーションを推進するための新しい洞察力や機会、そしてさまざまな段階における自動化を促進する支援をします。シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアおよびXceleratorソフトウェア / サービス・ポートフォリオの詳細については、 www.sw.siemens.com をご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、Facebook、Instagramをフォローしてご確認ください。

この資料は2021年10月6日に米国テキサス州プラノより発表されたプレスリリースを翻訳したものです。

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