AMD、「AMD Radeon RX 6000シリーズ」グラフィックス・カードの新製品を発表
– 「AMD RDNA™ 2」アーキテクチャーを採用し、ゲームクロックとGDDR6メモリーの高速化、ソフトウェアとファームウェアの強化、優れたワット・パフォーマンスを実現 –
– AMD FidelityFX™ Super Resolution(FSR)2.0対応のゲームタイトルも公開 –
AMD(米国本社:米カルフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:リサ・スー)は本日、「AMD Radeon™ RX 6000シリーズ」において、最もパワフルな「Radeon RX 6950 XT」のほか、新たに「Radeon RX 6750 XT」、「Radeon RX 6650 XT」グラフィックス・カードを発表しました。
AMD Radeon RX 6950 XTグラフィックス・カードは、2.1GHz ゲームクロック (注1)と16GBの高速GDDR6メモリーを備え、最も要求の厳しいAAAやeスポーツタイトルにおいて、最大設定の4K解像度で圧倒的なパフォーマンスと優れたビジュアルを提供します。また、AMD Radeon RX 6750 XTグラフィックス・カードは、最大設定の1440p解像度で最先端の高性能ゲーム体験を提供し、AMD Radeon RX 6650 XTグラフィックス・カードは、最新タイトルの最大設定でスムーズかつ高リフレッシュレートの1080pゲーム体験を実現します。
今回発表となった新しいAMD Radeonグラフィックス・カードは、AMD RDNA 2ゲーミング・アーキテクチャーをベースに、プロセスの最適化、ファームウェアとソフトウェアの強化が施され、高バンド幅、低レイテンシーのAMD Infinity Cache™テクノロジーと最大18Gbpsの超高速GDDR6メモリーを搭載しています。また、Microsoft Windows 11、Microsoft DirectX® 12 Ultimate、AMD FidelityFX Super Resolution(FSR)1.0、近日公開予定のAMD FSR 2.0 (注2)、AMD Radeon Super Resolutionアップスケーリング技術などの先進機能をサポートし、視覚的に美しい、高リフレッシュレートのゲーム体験を提供します。
ハイパフォーマンス、高いビジュアル忠実性、ゲーム体験の向上
AMD Radeon RX 6950 XT、Radeon RX 6750 XT、Radeon RX 6650 XTグラフィックス・カードは、ゲーマー向けに驚異的なゲーム性能や優れたビジュアル、高度なゲーム体験を提供します。主な機能は以下のとおりです。
AMD Software Adrenalin Edition™:AMDグラフィックスやAMDプロセッサーの搭載システムでゲーム体験の可能性を最大限に引き出す、高度で革新的な機能を提供します。最新のリリースでは、DX®11対応タイトルのパフォーマンスを最大10%引き上げています(注3)。さらに、AMD Radeon Super Resolution 1.1ドライバーベースのアップスケーリング技術が、Radeon統合グラフィックスを搭載した一部のAMD Ryzen™ 6000シリーズ・プロセッサーに対応しました。
AMD FidelityFXテクノロジー:AMD GPUOpenで提供しているゲーム開発者向けのビジュアル・エンハンスメント・エフェクトのオープンソース・ツールキットで、現在80以上のゲームに対応しているAMD FidelityFX Super Resolution(FSR)1.0空間アップスケーリング技術や、近日公開を予定しているAMD FSR 2.0が含まれています。これは、対象となるゲームのフレームレートを向上させ、さまざまなグラフィックス・カードでネイティブ解像度と同等、またはそれ以上の画質を提供する最先端のテンポラル・アップスケーリング・ソリューションです。
AMD Smart Access Memoryテクノロジー(SAM):AMD Radeon RX 6000シリーズ・グラフィックス・カードと一部のAMD Ryzenデスクトップ・プロセッサー、AMD 500シリーズ・マザーボードを組み合わせた際に、AMD Ryzenプロセッサーが高速なGDDR6グラフィックス・メモリー全体にアクセスできるようになることで、高いパフォーマンスを発揮します。SAMは、AMD Radeon RX 6950 XTグラフィックス・カードとAMD Ryzen 7 5800X3Dプロセッサーを搭載したシステムにおいて、最大14%の性能向上を発揮します(注4)。
AMD Infinity Cacheテクノロジー:GPUダイに統合されたLLCは、レイテンシーと電力消費を削減し、従来のアーキテクチャーよりも高いゲーム性能を可能にします。
製品仕様
製品モデル | コンピュート・ユニット | GDDR6 | ゲームクロック(MHz) | ブーストクロック(注5)(MHZ) | メモリー・インターフェース | 有効メモリー帯域幅(AMD Infinity Cache) | TBP |
Radeon RX 6950 XT | 80 | 16GB | 2100 | Up to 2310 | 256-bit | Up to 1793GB/s | 335W |
Radeon RX 6750 XT | 40 | 12GB | 2495 | Up to 2600 | 192-bit | Up to 1326GB/s | 250W |
Radeon RX 6650 XT | 32 | 8GB | 2410 | Up to 2635 | 128-bit | Up to 469GB/s | 180W |
AMD FidelityFX Super Resolution 2.0対応のゲームタイトル
FSR 2.0は、広く採用されているAMDオープンソース、クロスプラットフォームの次世代アップスケーリング技術であり、過去のフレームデータを使用して、すべての解像度でネイティブと同等またはそれ以上の画質を提供することにより、対象ゲームのフレームレートを向上させます。AMDや一部の競合製品を含む幅広いグラフィックス製品とプラットフォームに対応し、専用の機械学習(ML)ハードウェアは不要です。AMD FSR 2.0に最初に対応するゲームは、Arkane StudiosとBethesdaによる「DEATHLOOP」で、アップデート版は2022年5月12日の提供を予定しています。今後数ヵ月にわたってFSR 2.0に対応するゲームには、 「Asterigos」 「Delysium」 「EVE Online」 「ファーミングシミュレーター 22」 「FORSPOKEN」 「Grounded」 「Microsoft Flight Simulator」 「NiShuiHan」 「Perfect World Remake」 「Swordsman Remake」 「Unknown 9:Awakening」 などが含まれます。
提供時期
AMD Radeon RX 6950 XT、Radeon RX 6750 XT、Radeon RX 6650 XTグラフィックス・カードは、本日より順次ASRock、ASUS、BIOSTAR、Gigabyte、MSI、Sapphire、PowerColor、XFX、YestonなどのAIBパートナーからグローバルで提供開始となります。AMD Software Adrenalin Editionの最新版も本日より提供しています。
AMDについて
AMDは、ハイパフォーマンス・コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において50年以上にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何十億人もの消費者、フォーチュン500企業、最先端の科学研究機関が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、AMDのテクノロジーに頼っています。AMD社員は、可能性の限界を押し上げる高性能で適応性の高い製品開発に注力しています。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。AMDのさらなる詳細については、AMDのウェブサイト、Facebookまたはツイッターをご覧ください。
(注1)Game clock is the expected GPU clock when running typical gaming applications, set to typical TGP (Total Graphics Power). Actual individual game clock results may vary. GD-147
(注2)AMD FidelityFX™ Super Resolution (FSR) is available on select applications and requires developer integration. FSR is “application dependent” and scales across a broad spectrum of new and older AMD products, including integrated graphics. It is optimized for AMD RDNA™ and AMD RDNA 2™ architecture-based Radeon™ PRO W6000 and W5000 Series graphics cards. It is also compatible with all AMD Ryzen™ Desktop and Mobile processors with AMD Radeon™ graphics if the minimum requirements of the application are met. FSR is also supported on select competitor graphics solutions. AMD does not provide technical or warranty support for AMD FidelityFX Super Resolution enablement on other vendor’s graphics cards. GD-200
(注3)Testing conducted by AMD as of April 26th, 2022, on a test system configured with a Ryzen 7 5800X3D CPU, 32GB DDR4, Radeon RX 6950 XT GPU, and Windows 10 Pro, with AMD Software: Adrenalin Edition 22.5.2 and 22.3.1 in 10 select DX®11-based games at different resolutions and settings: Assassin’s Creed Odyssey (1080p, ultrahigh pre-set), Far Cry 6, (1080p, ultra pre-set), Farming Simulator 22 (1080p very high pre-set), Grand Theft Auto V (4K, ultra pre-set), Total War Saga: Troy (1080p, ultra pre-set), Total War Hammer 3 (1080p, ultra pre-set), Watch Dogs Legion (1080p, ultra pre-set), Apex Legends (4K, ultra pre-set), Overwatch (1080p, Epic pre-set), Valorant (1440p, high pre-set). Performance may vary. RS-470
(注4)Testing done by AMD performance labs April 2022 with AMD Radeon RX 6950 XT on driver 22.10-220411n and Ryzen 7 5800X3D with system BIOS P4.80, 32GB DDR4-3600MHz. Following games tested with AMD Smart Access Memory enabled versus disabled at UHD resolution: Forza Horizon 5 (Extreme, DX12); Watch Dogs Legion (Ultra, DX12); Horizon Zero Dawn (Ultimate Quality, DX12); Assassin’s Creed Valhalla (Ultra High, DX12); Borderlands 3 (Badass, DX12). Performance may vary. RX-779
(注5)Boost Clock Frequency is the maximum frequency achievable on the GPU running a bursty workload. Boost clock achievability, frequency, and sustainability will vary based on several factors, including but not limited to: thermal conditions and variation in applications and workloads. GD-151