札幌市、Nutanix Cloud Clusters on AWSを採用し、日本の自治体で初めてハイブリッドクラウド環境を構築
NutanixのHCIソリューションの導入によるデータセンターの刷新に続き、ハイブリッドクラウド環境構築にNC2を活用
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:金古 毅、以下Nutanix) とアイレット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩永充正、以下 アイレット)は本日、Nutanix Cloud Clusters (NC2) on AWSとNutanix Flow Network Securityを採用し、札幌市(市長:秋元 克広)が日本の自治体で初めてハイブリッドクラウド環境を構築したことを発表しました。
札幌市は、北海道最大の約196万人を有する政令指定都市で、ビルや住宅が建ち並ぶ都市としての機能と、郊外に広がる自然という二つの要素を併せ持っています。札幌市では「札幌市ICT活用戦略」を策定し、市の目指すべき都市像や未来の札幌の姿の実現を図るため、ICTの積極活用により、人手不足の解消や生産性向上、持続可能なまちづくりを推進しています。
札幌市は、Nutanixのハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)ソリューションを使用して、オンプレミス環境の刷新と効率化を図りました。その後、コストを抑えつつIT基盤を更新する必要性と災害対策等の観点から、ITリソースの柔軟かつ迅速な調達が課題となりました。NC2 on AWSを導入することで、最新のデータセンターを含むハイブリッドクラウド環境を構築し、多額の費用をかけることなく、必要に応じたITのスケールアウトが可能になりました。
NC2 on AWSにより、オンプレミスとクラウドにまたがるアプリケーションを同一のインターフェイス上で管理できるようになるため運用負荷が軽減し、Amazon EC2 ベアメタルインスタンスを利用するため、昨今の世界的な半導体不足によるネットワーク機器、サーバー、スイッチ等の納期遅延の影響なく、実装を完了することができました。現在はセキュリティ関連のワークロードをクラウド上で運用しており、今後庁内のITシステムの一部、外部向けのウェブサイトもクラウドに移行していくことを検討中です。
株式会社大塚商会の札幌LA販売課 磯部悟 氏は次のように述べています。「当社では札幌市様より、当社にて導入・保守するNutanix基盤の更改並びにハイブリッドクラウド基盤の構築を受託しており、稼働するシステムの移行も考慮すると非常にタイトなスケジュールで環境構築する必要がありました。今回Nutanix社及びアイレット社の支援により短期間でNC2 on AWS環境が提供されたことから、業務全体通じてスムーズに作業を実施することが出来ました。今後の基盤運用についてもNutanix社及びアイレット社と連携の上、札幌市様に対してより良いサービス提供をして参ります。」
アイレット株式会社のクラウドインテグレーション事業部 副事業部長 橘弘樹 氏は次のように述べています。「今回アイレットは、Nutanix 社、札幌市様と密に連携し、オンプレミス環境とクラウド環境をシームレスに接続可能な「NC2 on AWS」を導入しました。必要となるオンプレミス機器の調達から、仮想プライベートクラウド(VPC)環境の構築、VPC と連携する回線の提供、各種ソフトウェアライセンスの調達なども実施し、ハイブリッドクラウド構成の新基盤構築をスムーズに実現しました。アイレットは今後も、ハイブリッドクラウド構成を希望されるお客様に対し、これまで培ってきたクラウドに関する豊富な実績とノウハウを活かしながら最適なソリューションを提供してまいります。」
Nutanixのアジア太平洋/日本担当セールス部門シニア・バイスプレジデントであるMatt Youngは、次のように述べています。「Nutanixは、札幌市様のような日本およびアジア太平洋地域のお客様がクラウドに関する適切な判断に基づいて、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドマルチクラウドなどの選択肢の中から、最も合理的なクラウド環境にアプリケーションとデータを自由に配置できるようご支援しています。HCIは、お客様のデータセンターを刷新し、オンプレミスに残す必要があるワークロードに対してクラウドのような俊敏性を提供するソリューションです。Nutanixのハイブリッドマルチクラウドプラットフォームによって、クラウド環境を次のレベルに引き上げるだけでなく、Nutanix Cloud Clustersを活用することで、お客様がオンプレミスのプライベートクラウドから脱却し、パブリッククラウドを含むマルチクラウド環境構築に必要な敏捷性と柔軟性を獲得できるようサポートします。」
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。
アイレット株式会社について
アイレットは、システム・アプリケーションの開発、グラフィック・UI/UX デザイン制作からインフラの構築・運用までをワンストップで提供しています。クラウドの導入設計から構築・運用・保守までを行なうフルマネージドサービス「cloudpack」の提供を2010年より始め、日本を代表するクラウドインテグレータとして多くの実績を重ねてまいりました。これまでの導入実績は2,300社以上、年間プロジェクト数は3,800以上となり、スタートアップ企業から大企業まで、規模や業種を問わず幅広いお客様に「cloudpack」をご利用いただいております。
会社名:アイレット株式会社 www.iret.co.jp/
設立:2003年10月
所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー7階・24階(7階受付)
代表者:代表取締役社長 岩永充正
資本金:7,000万円
主要株主:KDDI株式会社
事業内容:Webシステム開発、スマホアプリ(iOS/Android)開発・運用、クラウドを活用したインフラ設計・構築・運用のフルマネージドサービス「cloudpack」の提供、UI/UXデザイン制作