2022年10月27日

Elastic、データ検索、監視、保護を変革する新しいイノベーションを発表

  • Elastic Cloud on AWSにおけるElastic Agentの自動プロビジョニングにより、あらゆるAWSサービスのデータ取り込みを容易にすることで、ユーザーエクスペリエンスを簡素化
  • 機械学習ベースのハイブリッドスコアリングにより検索の関連性を改善
  • 次世代Elastic Search Platformのビジョンとしてステートレスアーキテクチャーを公開
  • クラウドネイティブのオブザーバビリティを強化する、新しいユニバーサルプロファイリングとシンセティック監視機能のベータ版を発表
  • Elastic Securityの実践的な脅威インテリジェントによるセキュリティオペレーションのアップデート

カリフォルニア州マウンテンビュー– Elasticsearchを展開するElastic(NYSE:ESTC、以下”Elastic”)は本日、サーチ駆動ソリューション向けのデータ分析プラットフォームであるElastic Search Platformを全面的に刷新したことを発表しました。

Elasticの委託によりForrester Consultingが実施した最新の調査によれば、データ管理責任者の84%が「組織のスピードと生産性を向上させ、ビジネスの課題を迅速に解決するために、サーチ駆動のテクノロジーに投資している」と回答しています。 Elastic Search Platformと、Elasticのオブザーバビリティ、セキュリティ、エンタープライズ サーチの各ソリューションは、ペタバイト単位の企業データから有益なインサイトを発見し、ビジネスに関するミッションクリティカルな意思決定に貢献します。

今回の発表により、Elastic Search Platform、Elastic Cloud、その他の各種ソリューションに、以下の新たなイノベーションが導入されます。

Elastic Cloud on AWSのエクスペリエンス向上

  • 任意のAWSサービスのデータを、3クリックでAWS MarketplaceからElastic Cloud on AWSに簡単に取り込むことができるようになりました。新たにネイティブ化されたElastic Cloud on AWSのオンボーディングエクスペリエンスにより、初期セットアップの所要時間が数時間から数分単位にまで短縮されます。
  • Elastic CloudとAWS、Google Cloud、Microsoft Azureとの将来的な連携強化を示す一環として、初期セットアップにかかる時間を大幅に短縮し、検索、ログ分析、エンドポイント保護など、日常的なユースケースに対するプロビジョニングやセットアップをクリック操作で簡単に実施できるようになります。

機械学習ベースのハイブリッドスコアリングにより検索の関連性を改善

  • 従来型のキーワードスコアリングにベクトル検索スコアリング機能を組み合わせることで、エンドユーザーに対して高精度で関連性の高い検索結果を提供できます。現在、技術プレビュー中ですが、間もなく一般公開されます。

次世代Elastic Search Platformのビジョンとして、新たにステートレスアーキテクチャーを公開

  • サーバーレスElasticサービスの基盤として、レジリエンス、スピード、スケールの限界を押し広げる、ステートレスElasticsearchの開発計画が発表となりました。これはまったく新しい完全クラウドネイティブのアーキテクチャーです。ステートレスアーキテクチャーによって、コンピューティングサービスとストレージサービスが完全に分離されるため、すべてのデータをAmazon S3、Azure Blob Store、Google Cloud Storageなどのステートレスオブジェクトストレージサービスに格納し、検索できるようになります。
  • コンピューティングがストレージから分離されるため、アプリケーション固有のリソース要求に基づいて、リソースのプロビジョニング方法とスケーリング方法を完全に管理できます。

クラウドネイティブのオブザーバビリティを強化する、新しいユニバーサルプロファイリングとシンセティック監視機能のベータ版を発表

  • 新しいユニバーサルプロファイリングを利用することで、本番環境におけるアプリケーションコードとインフラの実行状況を常に把握できます。幅広い言語に対応しており、コンテナ環境でも非コンテナ環境でも利用できます(現在、プライベートベータ)。
  • Elastic Uptimeに新しいマネージドテストインフラが追加され、世界中に広がるテスト実行エージェントのネットワークからテストをスケジュールできるようになり、地域ごとのばらつきを詳細に把握できるようになります(現在ベータ版)。
  • ポイントアンドクリックで使用できるスクリプトレコーダーによって、技術に詳しくないユーザーでも手軽にアプリケーションのユーザージャーニーを作成し、シンセティック監視に変換できる機能が追加されます(現在ベータ版)。

Elastic Securityの実践的な脅威インテリジェントによるセキュリティオペレーションのアップデート

  • 先日発表されたElasticセキュリティオーケストレーション自動化レスポンス(SOAR)機能セットに加え、新しい脅威インテリジェンス管理機能(間もなく一般公開予定)を利用することで、Elastic Securityの調査インターフェースの統合ビューから、侵害指標の収集、脅威インテリジェンスフィードの検索、並べ替え、フィルター処理を行って、対策を実行することができます。
  • セキュリティ担当者は最新の脅威について理解を深め、AbuseCH、AlienVault OTX、Anomali、Cybersixgill、MISP、Recorded Future、ThreatQuotientなどの広く利用されている数多くの情報ソースから脅威インテリジェンスを簡単に取り込んで準備することができます。

新しいElastic Search Platformとソリューションアップデートがどのように検索のスピード、スケール、関連性の限界を押し広げ、意義ある成果を引き出すのか、詳細はこちらのElasticブログ記事をご覧ください。

今回の発表に寄せて
Emirates NBD社のテクノロジープラットフォーム担当上級副社長、アリ・レイ氏は次のコメントを発表しました。「Elasticは当社の主要な戦略パートナーの1つとなりました。Elasticのプラットフォームからは、いつも高い価値が得られています。これまで、問題を特定するまで数日かかっていましたが、Elasticを導入した現在ではわずか数分で特定できるようになり、顧客から非常に好評を得ています。従来利用していたソリューションでこれほど劇的にMTTRを短縮することは、絶対に不可能でした。」
Elasticのチーフプロダクトオフィサーを努めるケン・エクスナーは次のように述べています。「スピード、スケール、関連性をもたらすプラットフォームは、組織のデジタルトランスフォーメーション施策を促進し、クラウド投資から明確なビジネスの成果を得るために不可欠です。お客様はElasticのデータ分析プラットフォームでサーチ、オブザーバビリティ、セキュリティの各機能を利用することで、確かな情報に基づいて業務上の決定を下したり、組織のレジリエンスを高めたりするために必要なデータインサイトを得ることができます。」

Elasticについて:
Elastic(NYSE:ESTC)は検索が支えるソリューション群のリーディングプラットフォームであり、さまざまな組織とその従業員、顧客が意義ある成果を迅速に達成できるよう支援します。Elasticはエンタープライズサーチ、オブザーバビリティ、セキュリティの各種ソリューションを通じて、顧客や社員の検索エクスペリエンス向上、ミッションクリティカルなアプリのスムーズな実行、サイバー脅威からの保護を可能にします。データがあるところならどこでも動作し、クラウドが1つでも、複数にわたっていても、オンプレミスでも対応します。19,000社以上が導入し、Fortune 500の過半数の企業に選ばれているElasticは、プラットフォーム1つで新たな水準の成功を大規模にサポートします。詳しくは、elastic.co/jp をご覧ください。

本ドキュメントに記述されているあらゆる機能ないし性能のリリースおよびタイミングは、Elasticの単独裁量に委ねられます。現時点で提供されていないあらゆる機能ないし性能は、すみやかに提供されない可能性、または一切の提供が行われない可能性があります。

Elasticおよび関連するマークは、Elastic N.V.およびその子会社の商標または登録商標です。他のすべての会社名および製品名は、各所有者の商標である場合があります。

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