2023年4月12日

ServiceNow、機能を大幅に拡張したNow Platform®の最新版「Utah」をリリース

AIを活用しRPA機能を備えたプロセスマイニング、検索、人事向けワークフォース最適化、セキュリティや運用リスクに対応するインシデント管理機能を発表

デジタルワークフローのリーディングカンパニーであるServiceNow Japan合同会社(本社:東京都港区、執行役員社長:鈴木 正敏 以下、ServiceNow Japan)は本日、Now Platform®の最新版、「Utah」リリースを発表します。Utahは、経済的な不確実性が続く中で、企業がビジネスの将来性を高め、成果をより速く得られるように開発されました。DXのためのエンドツーエンドなインテリジェント・プラットフォームの最新版であるUtahリリースには、AIを活用したプロセスマイニング、追加検索機能、Workforce OptimizationおよびHealth and Safety Incident Managementの機能拡張などが含まれ、自動化の促進、エクスペリエンスの簡素化、組織の俊敏性の向上を支援します。
IDCによると、2023年にはデジタル技術への支出が経済の8倍の速さで成長し、2026年にはフォーブス・グローバル2000にランクインする企業の総収入の40%がデジタル製品、サービス、エクスペリエンスによって生み出されるようになると予測されています(*1) 。テクノロジー予算が増加する中でも、リーダーは、短期的な組織への影響と迅速な価値実現の必要性から、テクノロジー投資の「大胆な再優先順位付け」に取り組んでいます。

ServiceNowのプレジデント兼最高執行責任者(COO)であるCJデサイ(CJ Desai)は次のように述べています。「組織はもはや、スピードとイノベーション、あるいは優れたエクスペリエンスとビジネス成長のどちらかを選ぶ必要はありません。ServiceNowのインテリジェントなプラットフォームは、迅速な価値創造、継続的な新しいイノベーション、シンプルで一見気がつかないようなアップグレード体験を提供し、お客様がより少ない労力でより多くのことを行い、ビジネスモデルを変革できるように支援します。最新のリリースは、企業が効率を最大化し、デジタル支出に対するROIを加速させ、バリューチェーン全体でシンプルかつ接続された体験を生み出すことを可能にするために設計されています」
*1 IDC FutureScape: Worldwide Digital Business Strategies 2023 Predictions, Oct. 18, 2022

目的に応じた自動化によるインパクトの加速
ガートナーの2023年「CIO/テクノロジ・エグゼクティブ・サーベイ」によると、調査対象となった組織の46%がアプリケーションのモダナイゼーションに対する支出を増加させ、50%がクラウド・プラットフォームに対する支出を増加させると予測しています(*2) 。組織のデジタル化が進む中、ServiceNowは、サイロをつなぎ、作業をオーケストレーションすることで、自動化の加速と生産性の向上を図りながら、より多くの価値を提供できるよう支援します。

· AI Search:ServiceNowのNext Experienceに搭載されたAI Searchは、AIと自然言語処理によりサービス提供者が仕事をより効果的に行うために必要な情報を見つけ、顧客の問題を迅速に解決できるようにします。ユーザーはレコードに直接アクセスして問題解決に役立つ関連資料をより迅速に特定することが可能です。

· Process Optimization:IT Service Management (ITSM)だけでなく、Field Service Management(FSM)など、Now Platform内の他の機能のワークフローをサポートするように拡張されました。隠れた非効率性の可視化を高めることで、組織はServiceNowのAIを活用したプロセスマイニング・ソリューションを使用して、プロセスパフォーマンスを最大化し、実用的なインサイトを得ながら、コスト削減と顧客満足度の向上を図ることができます。

· Workforce Optimization:ITSMやCustomer Service Managementだけでなく、HR Service Deliveryなどの分野のワークフローをサポートするように強化・拡張されました。たとえば、Workforce Optimizationは人事管理者に、従業員またはチームについての理解を高め、最適化するための中心的な役割を果たす場を提供します。リーダーや管理者は、従業員、チーム、部門が行う仕事の質を最大限に高めることができるため、コストを大幅に増加させることなく、最高のパフォーマンスを発揮することができます。

· Document Intelligence: AIを活用し文書からのテキスト抽出を加速・自動化することでユーザーは、時間を節約して人的ミスをなくすことができます。Utahには、プロセスオーナーがドキュメント処理を簡単に構築、パーソナライズ、監視できるように、より合理化されたユーザーエクスペリエンスを備えています。また、Document Intelligenceは、請求書や注文書などの表にある大量のデータを自動的に抽出し、給与計算、財務、調達などのプロセスを迅速化することができます。

· ServiceNow Impact:顧客のDXへの投資に対するリターンを加速させるために設計された業界初のソリューションです。Utahリリースでは強化されたパフォーマンスツールと新しいImpactアクセラレータが利用可能になります。これらの機能追加によりプラットフォーム所有者はシステムの健全性をよりよく管理でき、重要なダッシュボードをオンライン化するのに要する時間も短縮できるためDXの取り組み状況の可視化を強化することができます。
*2 Gartner, Inc: How to Choose the Right Approach for Application Modernization and Cloud Migration, Jan. 23, 2023

俊敏性を高めるソリューションで運用リスクとセキュリティリスクを最小化

フォレスターによると、世界的にリスクイベント、インシデント、混乱が頻繁に発生するようになり、リスク水準の上昇が新常態となっています(*3)。Utahリリースでは、組織がハイブリッドワークの世界で複雑化する脅威環境に対処できるように、より迅速なイノベーションと俊敏な運用、増大する運用リスクとサイバーリスクの管理を可能にします。
· Health and Safety Incident Management:従業員の安全に関わるインシデントの報告や解決、インシデントに対する是正措置や予防措置の割り当てを容易にするツールを使用することで、組織のリーダーは健全で生産性の高いカルチャーを醸成し、サイロをつないでコストを削減することができます。

· Security Incident Response Workspace:ServiceNowのNext Experienceの一部として提供され、セキュリティアナリストが主要なワークスペース内でインシデントを調査できるため、緊急時の効率化やセキュリティインシデントに伴うデータ量の増加の分析が可能になります。1つのワークスペース内で評価の構築、レポート分析が可能になる他、Process Automation Designerを活用することで、ノーコードのプレイブックで複数のワークフローを管理することもできます。

· Operational Resilience Workspace:ServiceNowのNext Experienceの一部として提供され、問題、脆弱性、停止、コントロールの失敗などの重要なリスク情報に関する全社的なビューを提供し、可視性の向上、迅速な意思決定、組織パフォーマンスの改善に貢献します。この新しいエクスペリエンスにより、組織は生産性を向上し、ナビゲーションを簡素化させながら、依存関係やレジリエンスメトリクスの360度ビューにより、組織全体の上流と下流のインパクトを文脈的に理解することができます。

· Log Export Service:Now Platform導入時のセキュリティとパフォーマンスの監視を簡素化します。ビジネスクリティカルなアプリケーションを保護するServiceNow Vaultを基に構築されており、ServiceNowのシステムおよびアプリケーションログを企業のセキュリティ分析ツールにシームレスに取り込むことができます。
*3 The State Of Enterprise Risk Management, 2022, Forrester, May 2022

よりスマートな働き方に向けたエクスペリエンスの簡素化

今日の厳しい競争環境で成功を収めるため企業は従業員の潜在能力を最大限に引き出し、エンゲージメントと生産性を最大化する新しい方法を見つける必要があります。Now Platform UtahリリースではNext Experience全体で、よりシンプルで統一された管理者およびエージェント体験を導入し、従業員はよりスマートに仕事をこなし、顧客に優れたエクスペリエンスを提供できます。また、計画立案やオフィススペースの有効活用に役立つインサイトを提供し、より優れたコネクテッドワークプレースの構築方法を推奨します。
· Theme Builder:直感的なインターフェースにより、ブランド別のテーマを簡単に作成・管理でき、ブランド向けにパーソナライズされたルック&フィールを作成しプレビューすることができます。これらの機能により組織は誰にとっても使いやすい消費者を意識したエクスペリエンスを提供することができます。

· Enterprise Architect Workspace:アプリケーションの冗長性を管理し、不要な支出を抑えることができる一方、組織はより少ないコストでより多くのことを行えるようになります。統合されたユーザーエクスペリエンスの提供により、エンタープライズアーキテクトは、リスクとコストを削減しながら、アプリケーションポートフォリオ全体でより賢明な意思決定を行うことができます。

· Workplace Lease Administration:高度なデータとインサイトを得た施設管理者は、より効果的に契約内容が確認できコスト管理をしながら情報に基づいた意思決定でオフィススペースの運営が行えるようになります。ハイブリッドワークの普及により物理的なオフィスの役割が進化し続ける中、Workplace Space Managementの本追加機能により、ワークプレース責任者は社員のニーズに合わせてワークスペースを再設計するためのインサイトを得ることが出来ます。
IDCのI&O、クラウド・オペレーション、DevOps担当グループ・バイスプレジデントであるステファン・エリオット(Stephen Elliot)氏は次のように述べています。「マクロ経済への圧力が高まる中、企業の間では、迅速な価値実現とデジタル投資による成長促進がますます求められています。その結果、企業のIT部門および経営陣は、業界を問わず、レガシーソリューションから最新のクラウドプラットフォームへの移行を加速度的に検討するようになっています。このクラウド移行により、自動化、俊敏性の向上、エクスペリエンスの合理化を促進でき、顧客はより迅速な成果達成と価値実現が可能になります。単一のプラットフォームで、より少ない労力でより多くのことを行う能力を備えた企業は、プロセスおよびチーム全体を簡素化し、高い競争力を獲得する機会を得られます」

Now Platform Utahリリースに関するお客様の声

NASCARのエンタープライズアプリケーション担当マネージングディレクターであるクリス・トージア(Chris Tozier)氏は次のように述べています。「テクノロジーは、急速にスポーツ産業の基盤になりつつあります。世界最大級のスポーツイベントを手掛ける当社にとって、従業員、ファン、スポンサーのためにシームレスでプロアクティブな体験を生み出すことができるテクノロジーパートナーの存在は極めて重要です。Now Platformは従業員の業務プロセスを改善し、迅速かつ自信に満ちた意思決定を支援します。使用を開始した初日から、ServiceNowのプラットフォームは単にワークフローを改善するだけでなく、成長促進、コスト削減、新しいエクスペリエンスの基準設定のためにも不可欠なものであると認識しました。ServiceNow Utahリリースにより、最も技術的に進んだスポーツエンターテインメント企業になるという当社の目標達成が加速されることを期待しています」

NVIDIAの最高情報責任者(CIO)であるソーヌ・ネイヤー(Sonu Nayyar)氏は次のように述べています。「当社にとって従業員は最も重要な資産であり、彼らの生産性を向上させる方法を常に模索しています。ServiceNowの統合されたサービス管理モデルは、従業員が自ら問題を迅速に解決するのに役立ち、彼らが本来の仕事に戻ることができるようにします」

Samsung SDS Americaのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)のショーン・イム(Sean Im)氏は次のように述べています。「ServiceNowとのパートナーシップを通じて、当社はNow Platform上に構築された独自のソリューション、Zero Touch Mobilityを共同開発し、モバイル・ライフサイクル管理の簡素化とハイパーオートメーション化を実現しました。ServiceNowのUtahリリースで新しく提供される、Hardware Asset Management Workspaceのような、組織の俊敏性を高める新しいツールを使用できることをとても楽しみにしています。これらの新しいツールをZero Touch Mobilityソリューションのイノベーションに組み合わせることで、AndroidおよびiOS対応モバイル・デバイス・スイート全体でより高度な可視性を実現し、より容易な追跡、更新、管理が可能になります」

ジュニパーネットワークスの環境・ヘルス・セーフティー担当ディレクターであるデイビッド・アスプルンド(David Asplund)氏は次のように述べています。「従業員がどこで働いているかにかかわらず、彼らの健康と安全を優先することは、すべての企業にとって人材戦略の中心であるべきです。当社は、新型コロナウイルスの世界的大流行の間、ServiceNowの健康と安全をサポートするツールを使用することで、新型コロナウイルスワクチン接種および検査のトラッキングを通じて、オフィス内のチームの健康を守ってきました。新しいワークスタイルの時代に突入しても、従業員の健康とウェルネスは最重要課題です。Utahリリースで新しい健康と安全をサポートする機能が提供されたことで、従業員の健康を引き続き守れることを大変嬉しく思います」

提供時期
Now Platform Utahは、2023年3月23日より提供を開始しています。

以上

ServiceNowについて
ServiceNow(NYSE:NOW)は、人にしかできない、付加価値の高い新しい仕事を創造します。当社のクラウド型プラットフォームとソリューションは、組織のデジタル化と統合を推進し、よりスマートで、迅速かつ優れたワークフローの構築を支援します。その結果として、従業員はお客様とのつながりを深め、革新性とアジリティを高めることができ、誰もが描く将来のあり方を実現することができます。
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