2023年9月20日

Nutanix、2023年第4四半期および通期の業績を発表

2023年度のACV請求額は前年同期比27%増、フリーキャッシュフローも大幅増
第4四半期にはすべての指標で上方修正を達成

Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、2023年7月31日を末日とする2023年度第4四半期および通期の業績を発表しました。

Nutanixのプレジデント兼CEOであるRajiv Ramaswamiは、次のように述べています。「2023年度の第4四半期と通期は、前年同期比で健全な増収を達成し、収益性とフリーキャッシュフローも著しく増加しました。先行き不透明なマクロ経済の中、年間を通じて一貫した実行能力を発揮できたことは、IT基盤のモダナイズとハイブリッド・マルチクラウド運用モデルの実装を目指すお客様により、当社のサブスクリプションモデルのメリットとNutanix Cloud Platformの価値が認められた証です。」

NutanixのCFOであるRukmini Sivaramanは、次のように述べています。「2023年度の業績は、成長と収益性のバランスのとれたものであり、当社のバランスシートはより強固になりました。今回の業績発表に関連し、当社取締役会により、最大3億5,000万ドルの自社株買い戻しが承認されたことも発表させていただきます。これは、Nutanixの長期的な市場機会と業績見通しへの自信の裏付けであると私たちは考えます。」

2023年第4四半期の業績サマリー

 23年第4四半期22年第4四半期*前年同期比
年間契約額(ACV)1請求額2億7,870万ドル1億9,320万ドル44%
年間経常収益(ARR)215億6,000万ドル12億ドル30%
平均契約期間33.0年3.2年-0.2年
売上高44億9,420万ドル3億8,550万ドル28%
GAAPベース粗利益率83.7%79.3%440 bps
非GAAPベース粗利益率85.8%82.6%320 bps
GAAP営業費用4億2,510万ドル4億3,940万ドル-3%
非GAAP営業費用3億6,060万ドル3億5,620万ドル1%
GAAP営業損失-1,130万ドル-1億3,380万ドル+1億2,250万ドル
非GAAP営業利益(損失)6,360万ドル-3,780万ドル+1億140万ドル
GAAPベース営業利益率-2.3%-34.7%32.4% pts
非GAAPベース営業利益率12.9%-9.8%22.7% pts
営業活動によるネットキャッシュ5,830万ドル3,800万ドル+2,030万ドル
フリーキャッシュフロー4,550万ドル2,320万ドル+2,230万ドル

2023年度の業績サマリー

 23年度22年度前年同期比
年間契約額(ACV)1請求額9億5,680万ドル7億5,630万ドル27%
年間経常収益(ARR)215億6,000万ドル12億ドル30%
平均契約期間33.0年3.2年-0.2年
売上高418億6,000万ドル15億8,000万ドル18%
GAAPベース粗利益率82.2%79.7%250 bps
非GAAPベース粗利益率84.6%83.0%160 bps
GAAP営業費用17億4,000万ドル17億2,000万ドル1%
非GAAP営業費用14億1,000万ドル14億ドル1%
GAAP営業損失-2億720万ドル-4億5,890万ドル+2億5,170万ドル
非GAAP営業利益(損失)1億6,100万ドル-8,720万ドル+2億4,820万ドル
GAAPベース営業利益率-11.1%-29.0%17.9% pts
非GAAPベース営業利益率8.6%-5.5%14.1% pts
営業活動によるネットキャッシュ2億7,240万ドル6,750万ドル+2億490万ドル
フリーキャッシュフロー2億700万ドル1,850万ドル+1億8,850万ドル

GAAPおよび非GAAPベースの財務指標および主要な業績指標の調整内容は、本プレスリリース原文の表をご覧ください。

最近の事業ハイライト

  • 自社株買い戻しプログラムを発表:Nutanixの取締役会が最大3億5,000万ドルのクラスA普通株式の買い戻しを承認したことを発表しました。
  • CiscoとNutanix、ハイブリッド・マルチクラウドの簡素化とビジネス変革の推進に向け、グローバルな戦略提携を強化:CiscoとNutanixは、ITの刷新とビジネス変革に向けた業界で最も包括的なハイパーコンバージドソリューションの提供により、ハイブリッド・マルチクラウド環境の促進に向けたグローバルな戦略提携を発表しました。
  • 最新のNutanix GPT-in-a-Boxソリューションを通じ、顧客企業による生成AIの採用をシンプル化:人工知能(AI)のイノベーションをいち早く活用したい顧客企業向けにNutanix GPT-in-a-Box™ソリューションを発表しました。これにより、顧客企業はAI対応インフラストラクチャーの規模の決定、構成、購入を容易に行い、生成的事前訓練済みトランスフォーマー(GPT)の微調整と実行を行いつつ、自社のデータとアプリケーションのコントロールを保持できます。
  • Mark Templetonを取締役会メンバーに任命:2023年7月24日付けでMark Templetonが取締役会メンバーに就任したことを発表しました。Templetonは経験豊富な技術リーダーであり、今後は業界に関する豊富な専門知識を活かし、Nutanixの取締役会に貢献します。
  • 「Investor Day 2023」のご案内:「Investor Day 2023」は、2023年9月26日にニューヨーク・マリオット・マーキスで開催されます。イベントでは、午後12:30(東部標準時)/午前9:30(太平洋標準時)よりライブWebキャストを予定しています。ご関心のある方は、こちらからご登録ください。

2024年第1四半期の業績見通し

ACV請求額2億6,000万~2億7,000万ドル
売上高4億9,500万~5億500万ドル
非GAAPベース粗利益率最大84%
非GAAPベース営業利益率9%~11%
加重平均発行済株式数(希薄化後)約2億9,000万株

2024年度の業績見通し

ACV請求額10億7,500万~10億9,500万ドル
売上高20億8,500万~21億1,500万ドル
非GAAPベース粗利益率最大84%
非GAAPベース営業利益率11%~12%
フリーキャッシュフロー2億8,000万~3億ドル

Nutanixの2023年度第4四半期および通期に関するプレゼンテーションなど、本業績発表の補足資料は、 ir.nutanix.com/company/financial/ でご覧いただけます。

GAAPおよび非GAAPベースの財務指標および主要な業績指標の調整内容は、本プレスリリース原文の表をご覧ください。

用語の定義と総売上高への影響
1 ACV(年間契約額)は、プロフェッショナルサービス/ハードウェア関連の金額を除外した、年換算の総契約額として定義されます。年換算の総契約額は、総契約額を、当該契約の期間の年数で除することで計算されます。期間が定められていない契約に関しては、必要に応じて5年間と仮定した期間を使用します。任意の期間のACV請求額は、当該期間中に請求されたすべての契約のACVの総額として定義されます。
2 任意の期間のARR(年間経常収益)は、特定期間末の時点で有効な、すべての非永続製品契約のACVの総額として定義されます。当該契約の条件により、後の期間までNutanixが義務を履行できない場合を除き、そして当該契約に関する売上高をNutanixが認識する期間に関わらず、この計算では、契約期間は契約の計上日に開始するものと仮定します。
3 平均均契約期間は、期間中に履行された永続製品ライセンスに5年間と仮定した期間を使用し、すべてのサブスクリプション契約と永続製品契約を対象に、請求額ベースで計算を行った、ドル加重期間を表しています。
4 サブスクリプション型ビジネスモデルへの移行などにより、平均契約期間が前年同期比で減少したことにより、売上高はマイナスの影響を受けました。

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッド・マルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。

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