2024年1月24日

グッドマンのデジタルインフラ開発
アジアのデータセンター拡充に伴い豊富な電力を確保

概要:

  • つくば市に開発する新たなデータセンターキャンパスで、1,000メガワットの電力を活用するためのインフラ工事を開始
  • つくば市の新たなデータセンターキャンパスで開発予定の50メガワットのデータセンターに関し、カスタマーと開発および賃貸借の覚書を締結
  • 香港特別行政区・荃湾で、2026年に完成予定の50メガワットの新たなデータセンター開発に着手
  • シンガポールオフィスを開設し、Hugh Baggieをアジアのデータセンター担当マネージングディレクターに任命

グッドマンつくばデータセンターキャンパス(完成予想図)

グッドマングループは、産業用不動産とデジタルインフラのグローバルスペシャリストです。データセンター開発事業に注力するグローバル戦略に基づき、アジアにおけるデータセンターの拡充を進めています。先般、日本において最大1,000メガワットの電力確保に関する契約を締結しました。また、香港特別行政区の荃湾で新たに50メガワットのデータセンター開発を開始しています。さらに、アジアにおけるデータセンター戦略を推進するため、シンガポールに新オフィスを開設しました。

グッドマンは2006年にデータセンターを香港で初めて開発以来、世界各地で延べ0.6ギガワットのデータセンターおよび電力確保済み開発用地を、ハイパースケーラーやコロケーションカスタマーに提供してきました。グッドマングループが現在グローバルで保有するポートフォリオには、最新のデータセンターやテクノロジーハブが含まれています。また、グループがグローバルで確保している電力は3.7ギガワットに達し、12の主要都市に位置する竣工済みのデータセンターや、今後の開発プロジェクトに充当します。

グッドマンのヘッド・オブ・アジアであるPaul McGarryは、「需要の高い日本や香港の主要都市で、土地や電力を獲得できる当社の能力が、アジアにおける1.8ギガワットという貴重なリソースの確保を実現しました。この潤沢な電力と、グッドマンのプランニング力、建築設計およびエンジニアリングのノウハウ、強力なバランスシートを駆使し、アジアの主要市場で高まる高付加価値かつ先進的な最新のデータセンターに対する需要に対応していきます。」と述べています。

つくば市の新たなデータキャンパス

グッドマンは日本に新たなデータセンターキャンパスを開発し、1,000メガワットの電力を提供します。現在、敷地の準備工事とインフラ工事が進行中で、1棟目のデータセンターは2026年に完成予定です。当社は既にカスタマーと、この新キャンパス初の50メガワットのデータセンターに関し、施設開発と賃貸借の覚書を締結しました。

グッドマンは2022年につくば市から45ヘクタールの土地を取得して以来、このプロジェクトのポテンシャルを最大限に引き出すことに努め、電力、水、通信などの関係機関と緊密な連携を図ってきました。東京から約50キロに位置するつくばキャンパスは、300メガワット以上のデータセンターを抱える千葉県印西市のグッドマンビジネスパークに続く、大規模なプロジェクトとなります。

香港のテキサコインダストリアルパークをデータセンターに再生

香港のデータセンター市場は需要が高く、過去6ヵ月間でハイパースケーラーが20億米ドル相当の施設使用契約を締結しています。

このような需要を取り込むため、グッドマンは自社で保有する荃湾の物流施設を、50メガワットのデータセンターに再開発する施工契約を締結しました。グッドマンテキサコセンターとして知られる物流施設は、香港の3大データセンターゾーンの一つに位置しています。

グッドマンは現在、香港最大のデータセンタープロバイダーですが、本年竣工予定の荃湾ウエストキャンパスと2026年に竣工するテキサコデータセンターを加えると、392メガワットのデータセンターを運用することになります。

「荃湾は人気の高いエリアで、2014年に老朽化した物流施設を買収して以来、当社にとっても主要な立地として注力してきました。その結果、225メガワットを提供する荃湾ウエストデータセンターキャンパスが誕生します。さらに旧グッドマンテキサコ物流センターの再開発も加わり、当社はデータセンター開発によって既存のポートフォリオのバリューアップを実現しています。」とPaul McGarryはコメントしました。

香港特別行政区のグッドマンテキサコデータセンター(完成予想図)

データセンター開発のスペシャリスト

グッドマンのデータセンター開発ビジネスが成長を続ける中、当社はこの戦略をさらに推進するためシンガポールに新たな拠点を開設しました。Hugh Baggieがアジアのデータセンター担当マネージングディレクターに就任して戦略をけん引し、ヘッド・オブ・アジアのPaul
McGarryがこれを統括します。Baggieはカスタマーや投資家と、グッドマンのデータセンター開発能力を結びつける役割を担います。同氏は不動産とファイナンスの分野で18年以上の経験を有し、これまで90億米ドル規模のグッドマン香港ポートフォリオを運用してきました。

「グッドマンはデータセンターを成長セクターと位置付けており、市場の需要と供給のダイナミクスから見ても、アジアが引き続きフォーカスマーケットであることは明白です。グッドマンには潤沢な資金、確保済みの土地と電力があり、それらを当社のエンジニアリングやデリバリー能力と融合させ、大規模で高付加価値のデータセンター開発を続けていきます。」とPaul McGarryは締めくくりました。

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