商業施設などの「テナント空き地」などにも展開可能!玉川大学と東洋メディアリンクスが産学連携で共創プロジェクト
学内間伐材を活用したスピーカー内蔵ウッドチェアー開発とプロジェクションマッピングの展示を開催
玉川大学(東京都町田市/学長:小原一仁)工学部マネジメントサイエンス学科マネジメント・コントロール研究室(指導:小酒井正和教授)は、東洋メディアリンクス株式会社(本社:東京都中央区、社長:村松充浩、 www.tmlg.co.jp )と産学連携による共創プロジェクトで積み上げてきた成果を2024 年6 月3日(月)〜6 月26 日(水)までの期間で、本学STREAM Hall 2019 の5F にて展示発表いたします。
本展示は、企業の問題解決をテーマに、データサイエンスやテクノロジーを活用して、経営課題を科学的に解決する研究に取り組む研究室の活動の一環です。自然豊かな玉川大学の学内間伐材(以後、玉川産)を活用した「メディアアートによるプロジェクションマッピング~光と森の追憶~」・「スピーカー内蔵ウッドチェアー」を展示します。
東洋メディアリンクスとの共同研究「空間デザインセールス研究プログラム」において、学生たちのディスカッションの中で出てきた、 「玉川産の木材を活用し、玉川らしさのあるより魅力的な空間にしたい。玉川産の木材を活用し、玉川学園の自然環境の豊かさを、実際に目で見て知ってほしい。」という想いを実現するため、企画・制作しました。
玉川産の木材など選定の調達は、緑豊かなキャンパスを活かし、木の輪(Mokurin)でつなぐ活動により地球環境の保全をめざす学内のプロジェクト「Tamagawa Mokurin Project」が、材料加工にはSTREAM Hall 2019 にあるメーカーズフロア・芸術学部木工室の技術職員がそれぞれ協力し、このプロジェクトを支えています。
脱炭素化社会に向けて、自然環境とテクノロジーを融合した SDGs に配慮したアート作品であり、東洋メディアリンクスの取り組む商業施設の「テナント空き地」の有効活用など発展性の高い共同研究の展示です。
なお、6 月16 日(日)に行われる高校生対象のオープンキャンパスでも体験できます。
<今回の共創プロジェクトのポイント>
- 「空間演出を総合的にプロデュースするプロフェッショナル集団」の東洋メディアリンクスと、「挑戦を繰り返し、人を幸せにするイノベーションを起こす人材を育成する」玉川大学工学部との共創プロジェクト
- 玉川独自の異分野融合の学びをめざす ESTEAM 教育の一環となる制作活動
- 商業施設などの「テナント空き地」などにも展開可能で社会課題にも貢献
- 間伐材の有効活用で SDGs にも貢献
- 木のぬくもりや自然の豊かさを映像と BGM と椅子で体感し、「癒し」の空間を演出 1/3
<開催概要>
・日時:2024 年 6 月3 日(月)~6 月 26日(水) 9:00~17:00
・場所:玉川大学 STREAM Hall 2019 5F (アクセス www.tamagawa.jp/access/ )
・内容: 「スピーカー内蔵スクエア型ウッドチェアー(檜) 」の展示とプロジェクションマッピング
<玉川産木材を活用したプロジェクションマッピングについて>
「Tamagawa Mokurin Project」の協力により、玉川学園キャンパスの桜の間伐材を活用した魅せるプロジェクションマッピングを制作しました。映像と BGM の制作は東洋メディアリンクス株式会社が担当。桜の木材をキャンバスに、玉川学園の豊かな自然環境をテーマとした映像を投影。音楽とともに豊かな自然あふれる玉川学園キャンパスの魅力を紹介する空間演出をします。
<玉川産木材を活用したスピーカー内蔵スクエア型ウッドチェアー(檜)について>
共同開発したプロトタイプ製品「スピーカー内蔵スクエア型ウッドチェアー(檜)」は、積み木をコンセプトにしたスピーカーユニット内蔵のイス型スピーカーボックスです。内蔵の振動音波スピーカーは、音圧で音を伝えるのではなく空気振動で音を伝達し、学内の休憩用椅子として空間 BGM を流します。形状は6⾯のシンプルなボックス型で、サイズはおおよそ 460 x 460x 460(mm)です。積み⽊の要領で組み合わせて使えるため、空間デザインの発展性があります。デザイン・企画・スピーカー設計は東洋メディアリンクス株式会社が担当し、詳細設計と製造設計についてはマネジメント・コントロール研究室が担当しました。