発声が困難な人向け会話支援アプリMyVoiceAppがiPhone/iPadのパーソナルボイスに対応
自分の声での会話をより多くの場面で実現
英語版も同時リリース
ティー・フォー・ティー株式会社(本社:神戸市中央区、代表:杉田泰輔)は、iPhone/iPadに対応した発声が困難な人向け会話支援アプリ「MyVoiceApp」の新バージョン3.0.0で、Apple社が提供するAIを使った音声合成機能パーソナルボイス※1 に対応しました。これにより事前に録音したフレーズだけでなく、より多くの会話シーンで自分の声と似た音声での会話を実現します。また、英語版にも対応することで世界のより多くの人々にソリューションの提供を開始します。
新バージョンは、2024年9月3日よりAppleのApp Storeで配信を開始しました。
本アプリは当社と兵庫医科大学が共同で研究・開発した、頭頸部癌などの手術により声帯を切除するなどで失声症状となった人たちが、本人の声で会話することを支援する目的としたアプリを市販化したものです。従来は、事前に単語やフレーズを自分の声で録音したものを使って自分の声での発声を実現していました。音声合成の技術を使用して、自分の声に似た音声を生成する技術は以前より存在しますが、非常に高価でした。
iOS17/iPadOS17からApple社が提供しているパーソナルボイスは、iPhone/iPadの標準機能です。追加費用は必要なく利用できる音声合成機能で、自分の声に似た音声をオンデマンドで生成できます。本機能は設定を行うデバイスでのみ使用できるため、セキュリティの面でも安心です。また、音声合成のためにインターネットに接続する必要もありません。このため、MyVoiceAppが従来から提供してきたインターネット接続不要で、どのような場面でも発声できる特徴をそのままに、自分の声で発声するシーンを拡大できます。
V3.0.0での主な新機能
- パーソナルボイス対応
- キーボード入力での文章の即時発話
アプリに登録した音声のアイコン画像をタップして発声する機能に加え、キーボード入力で作成した文章をその場で発声できるようになりました。作成した文章はアプリに保存し、他の会話シーンでも再利用できます。 - 英語対応
従来は日本語版を日本国内のみでの提供でしたが、英語版にも対応し、配信地域も拡大します。 - 会話で使用する音声(デバイスが提供する音声)の選択
iPhone/iPadが標準提供するテキスト読み上げ時に使用する音声を、自由に選択して、事前録音以外の会話で使用できます。 - 各種設定機能の使いやすさを向上
音声の登録などの設定を行う画面のユーザーインターフェースを改良し、使いやすさを向上しました。
当社では今後、対応する言語の追加、標準で提供する会話シーンの追加などを行い、本アプリがより幅広い場面で便利に利用できるよう開発を行う予定です。
iPhone版MyVoiceAppの会話画面
作成した文章で発生する画面
英語版MyVoiceAppの画面
MyVoiceAppについて
価格:4,000円
配信:Apple AppStoreにて配信
URL: apps.apple.com/jp/app/myvoiceapp-%E7%99%BA%E5%A3%B0%E3%81%8C%E5%9B%B0%E9%9B%A3%E3%81%AA%E4%BA%BA%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%AE%E4%BC%9A%E8%A9%B1%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id1057428507
問い合わせ先: tfort.co.jp/about/inquiry/
※1)
iOS17では英語のみ対応。iOS18から中国語(北京語)も対応予定。
ティー・フォー・ティー株式会社について
モバイルアプリの開発を行っている会社です。
自社ブランドでのアプリの配信の他、受託開発にも対応しています。
会社名:ティー・フォー・ティー株式会社
代表取締役社長:杉田 泰輔
本社:神戸市中央区下山手通2-13-3 建創ビル9F
電話:078-202-4471
URL: tfort.co.jp