Rubrik、生成AIアプリケーションの開発を加速させる「Rubrik Annapurna for Amazon Bedrock」を提供開始
- 最新のRubrik Annapurna APIサービスにより、顧客はすべてのエンタープライズデータに迅速にアクセスし、より強力な生成AIアプリケーションを実現
- Rubrik Annapurnaは、Rubrik Security Cloudを活用したセキュアなデータ埋め込みを提供
- Rubrik AnnapurnaがRubrik Security Cloud内のすべてのエンタープライズデータとメタデータを活用して、AIアプリケーションへのアクセス制御の設定・管理が容易に
The Zero Trust Data Security™カンパニーであるRubrik(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下 Rubrik)は本日、生成AI(GenAI)アプリケーションを構築する顧客向けの単一のAPIサービスとして、Amazon Bedrockと連携する「Rubrik Annapurna」を発表しました。このRubrik Annapurnaは、オンプレミス、クラウド、SaaSのエンタープライズ全体のデータとメタデータを対象として、Rubrik Security Cloudによるセキュアなデータ埋め込みへの高速アクセスを実現できるよう設計されています。Rubrik Annapurnaの強力かつセキュアなデータ検索機能がAmazon Bedrockと連携することで、顧客は幅広い高性能基盤モデル(FM)にアクセスして、エンタープライズグレードの生成AIアプリケーションを構築できます。
組織独自のナレッジに合わせてカスタマイズされた生成AIアプリケーションを作成することは、経営幹部の優先事項です。しかし、クラウドを使用しないAI開発チームは、まずは多数のアプリケーションから企業データを特定・抽出し、アクセス権限や機密性に基づいてフィルタリングを行い、こうしたデータをベクトルデータベースに組み込んで検索できるようにした後に、大規模言語モデル(LLM)へのデータパイプラインを構築する必要があります。
RubrikのCEO、会長、共同創業者であるBipul Sinhaは、次のように述べています。「AIアプリケーションを開発する組織は、データアクセスと機密データの権限に関する課題により複雑性に関わる重大な問題に直面しています。この結果、妥当なナレッジ不足やアクセス制御に準拠していないアプリケーションが発生する可能性があります。Rubrik Annapurnaは、Rubrik Security Cloudの持つ企業データとメタデータの解放を支援します。実績ある基盤モデルとエンタープライズグレード機能の膨大なコレクションを取り揃えたAmazon Bedrockを組み合わせることで、お客様には、生成AIイニシアチブを強化する、強力かつセキュアな事前の埋め込みを提供できます。」
AWSの南北アメリカ・チャネル/アライアンス部門バイスプレジデントであるChris Sullivan氏は、次のように述べています。「Amazon Bedrockは、統合型のAPIを通じて実績ある基盤モデルを統合管理します。これにより、企業はセキュリティとプライバシーの機能を組み込んだ生成AIアプリケーションを容易に構築・拡張できます。Amazon BedrockとRubrikのAnnapurna APIサービスの連携により、お客様は、あらゆる環境に保存されたすべての企業データをより有効に活用し、カスタマイズされたセキュアな生成AIアプリケーションを推進できます。」
AnnapurnaとAmazon Bedrockの連携は、以下のメリットを実現することで、組織のAIイノベーションの進化を目指します。
- APIファーストの高速・セキュアなデータアクセス:クラウド、オンプレミス、SaaSのアプリケーションを対象とし、Rubrik Security Cloudが管理する、組織のすべてのデータとメタデータへのアクセスを構成できます。データのリフレッシュ、権限の変更、機密データの導入に応じて、Rubrik Annapurnaはアクセスを動的に更新できます。
- 初期設定不要・アプリケーション認識型の埋め込みエンジン:Rubrik Annapurnaは、単一のAPIを介して企業データとメタデータのセキュアな埋め込みを提供できるよう設計されています。こうした埋め込みは一般的なアプリケーション・スキーマを認識しており、カスタマイズに対応することで、検索拡張生成(RAG)向けのデータ検索の開発促進を支援します。
- データのシームレスなモビライゼーション:SaaS、レガシー、社内開発のアプリケーション(CRM、請求書発行、ナレッジ管理システム等)を対象とし、すべての企業データとメタデータへのアクセスと構成を容易に行えます。こうしたデータはすべて、カスタムAPI、抽出・変換・ロード(ETL)の煩雑なプロセス、カスタムデータパイプライン不要で接続できます。
- シャドウデータストアを回避:組織のあらゆるAIアプリケーションで利用するための、柔軟で構成可能な単一のデータストアにより、コスト、管理オーバーヘッド、リスクを低減できます。
Rubrik Annapurna for Amazon Bedrockは、以下のようなビジネス機能を対象とし、強力なユースケースを実現できるよう設計されています。
- すべての担当者に対応する、インテリジェントな顧客サポートの専門家 :Salesforce Service Deskのデータや、Microsoft Teamsチャットによるエンジニアとの会話、組織独自のナレッジベースにある最新の技術文書を取り込んだ履歴情報に基づき、専門家のような解決策を提供します。
- すべてのセールスチームにスマートなセールスアシスタントが対応:Salesforce CRM、電子メール、Teamsチャット、さらにはAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに保存されたZoomの記録など、複数の分断したアプリケーションを接続する強力なセールスアシスタントを構築します。顧客との電子メール、電話での会話、チーム全体の関連する内部コミュニケーションから、組織的なコンテキストが提供されることで、セールスチームは顧客取引に関する全方向のサマリーと定性的レビューを迅速に取得できます。
- よりクリエイティブなマーケティングアシスタント:ダイナミックなマーケティングアシスタントを構築することで、洞察のある場所に関わらず、複数の異なるソースから、より独創的なプレゼンテーションを作成できます。このマーケティングアシスタントは、OneDrive内の既存のプレゼンテーションやドキュメントに加えて、独自のナレッジ管理システム内の最新の製品文書も活用できるほか、Amazon S3の通話記録にある顧客フィードバックにもアクセスできます。
Bankwell Financial Groupのシニア・バイスプレジデント兼最高情報責任者であるTed Balagtas氏は、次のように述べています。「Rubrikは複雑なデータ環境を簡素化し、セキュリティとコンプライアンスも優先しており、当行がAIによるイノベーションと拡張の新たな機会を模索する中、信頼感を与え続けてくれます。企業データとメタデータをセキュアに接続することで、Rubrikは魅力的なAIアプリケーションの構築の支援に取り組んでおり、本日発表されたRubrik Annapurnaおよび同製品とAmazon Bedrockの連携もまた、同社のこうした取り組みやビジョンを真に裏付けるものとなっています。」
Annapurnaについては、今後数カ月の間の展開を予定しています。技術的な詳細については、Rubrikのブログをご覧ください。
Rubrik(ルーブリック)について
Rubrikは、世界のデータを安全に保護することをミッションとしており、Zero Trust Data Security™で企業がサイバー攻撃、悪意のあるインサイダー、および業務の中断に対するビジネスの回復力を達成できるよう支援します。機械学習を活用したRubrik Security Cloudは、オンプレミス、クラウド、およびSaaSアプリケーション全体のデータを安全に保護します。またRubrikは、データの安全性を維持し、厳しい条件下でのデータの可用性を実現するとともに、データのリスクと脅威を継続的に監視し、インフラストラクチャが攻撃された場合でもデータと共にビジネスの復旧を支援します。
Webサイト: www.rubrik.com/ja/
Rubrik日本法人Facebook: www.facebook.com/Rubrik.JP
*本プレスリリースは、米国で2024年12月3日(現地時間)に発表されたプレスリリースの抄訳版です。